『ラクリモサ Vol.3 傲慢の章 ゼクス』に出演する、緑川 光さんの独占インタビュー完全版を公開!!
国を救うも王に裏切られ、封じられた七翼の騎士と、何も知らずに育った王の娘との恋愛を描くCDシリーズ『ラクリモサ』。傲慢の大罪を受けた七翼の騎士のリーダー・ゼクスを演じる緑川 光さんに直撃取材! 電撃Girl’sStyle7月号に掲載しきれなかった部分を含めた、完全版をお届けする!
――ゼクスの印象についてお聞かせください。
不敵なリーダー格で熱い心を持ったゼクスは、彼のイメージカラーである赤にぴったりなので、見た目は想像通りの人でした。不死身な七翼の騎士たちは危険な目に合うことも少ないでしょうから、わりと心に余裕があると思うんですね。なので、あまりせぜこましい感じにならないように気をつけました。
――シナリオはいかがでしたか?
いわれのない罪で600年間も閉じ込められたら性格がゆがんでもおかしくはないかなとは思うんですけれども、それでも最初はなんてひどい男なんだろうと思いました(笑)。あと、ちょっとエロいですしね(笑)。
――スキンシップが激しいというよりも、セクハラ的な……。
そうですね。けっこうボディタッチがありましたからね(笑)。でも、話が進むうちにいいやつだなと思える部分が増えてきたんですよ。彼の変化はみなさんにも楽しんでもらえる部分じゃないかなと思います。また、物語の大部分は2人の恋愛が描かれていきますが、国の黒い部分などが見えるシリアスな世界観もきちんと描かれていたのがよかったです。
――「メリーバッドエンド」という結末について、緑川さんご自身はどう思われますか?
個人的にはベタなハッピーエンドが好きなので(笑)、正直に言えば報われない感じはします。でも、不死身な体にしかよさを見出すことができない人だったら、このエンディングはなかったと思うんですよ。なので、ゼクスが下した決断は不死身ということよりも大事なものを見つけて、その幸せを手に入れたかった結果だと思うんです。そう考えるとこの2人の結末はいい、悪いで片づけられるものではないのかなと感じますね。むしろ、いろいろな考えがあっていいと思います。
――不死身な体にはあこがれますか?
今はとくにあこがれてはいないかな。あこがれる時期は誰にでもあるとは思うんですけれども、不死身になったことによって得るものもあれば失うものもそれ以上にあるのかなと思うんですよね。これから技術が進化して、もしかしたら機械の体じゃないですけど、不死身な体が手に入るような時代に向かっているのかもしれませんが、本当にそれがいいことなのかなと。本作では、死ぬ、死なないといったわかりやすいことだけではなくて、もっと大きいテーマがあるようにも感じられます。
――ファンの方へのメッセージをお願いいたします。
自分が今まで演じてきたメインのキャラクターで本作のようなラストを迎えた経験はあまりなかったので、楽しく演じさせていただきました。みなさんは、このような結末はお好きですか? ぜひ感想をRejetさんに送ってください。もっとこういうのが見たいなども要望を送ったら、七翼の騎士ではなくて、三賢者とか十三人衆とかでてくるかもしれません(笑)。よろしくお願いいたします。
(C)2015 Rejet
データ