停滞する少女と、全力で生きる少年たちの恋とおうたの物語『全力少年達のおうた＆とりあい』から、『2年生ユニット リヒト＆キィ』の『おうたCD』が6月24日、『とりあいCD』が7月29日に発売された！　電撃Girl’sStyle7月号に掲載しきれなかった、リヒト役・山下大輝さんの収録後インタビュー完全版をお届けする。

――おうたCDのドラマはいかがでしたか？

　本当に高校生らしくて青春を感じるお話だなと思いました。キィもリヒトも輝いていますよね。文化祭に取り組む姿勢や、仲間たちとの友情のようなものを感じられる言葉が随所に散りばめられているので、僕自身学生に戻ったような雰囲気で収録できました。そんななかでささやくセリフもありますので、取り合いされて思わずドキっとしていただけるんじゃないでしょうか。

――キィとはケンカが絶えなかったですね。

　顔を合わせれば口げんかをしていました。ですが、けして嫌っているわけではなくて、どこかでお互いのことを認め合っている部分もあるんですよね。聞いていても、微笑ましいような言い合いをしているので、そこがまた高校生らしくていいなと思いました。敬遠の仲と言いつつ、いいライバルだと思います。

――とりあいCDの収録はいかがでしたか？

　彼女をとられないように、魅力的にみせよう！　負けないぞ！　という気持ちを持ちながら収録しました。今回ダミーヘッドマイクでの収録だったんですけれど、実は僕、ダミヘはまだ2回目なんです。1回目ももう半年ぐらい前なので、とても大変でした。最初のうちは、次に移動する場所を頭で考えながら動くことに必死だったんですけれど、だんだんコツがつかめてきました！　基盤があるなかで、自分だったらこう動くだろうなという少しオリジナルな動きも入れています。それでやっているうちに「あれ？　自然に動けているかも？」という気持ちになりました（笑）。リヒト自身も僕自身も全力をぶつけた内容になっているなと思います。

――リヒトの印象はいかがでしたか？

　チャラそうだなと思いました。女の子がいたら、とりあえず声かけちゃうようなタイプだと（笑）。ですが、実際にリヒトを演じてみると純粋な子でした。キィも純粋なんですが、とくにリヒトは自分の欲望のままに動いているので、相手にそのまま気持ちをぶつけちゃうんです。なかなかできないことだと思うんですけれど、リヒトはそれができちゃうので見習うべきところだなと思いました。生意気なところもあるんですが、そういうところも含めてリヒトはかわいいです。見ててあきないというか、目が離せないというか、愛嬌があっていい子だなと思います。

――演じるときに気を付けたことはありますか？

　純粋な子なので言っていることもストレートなんですよね。なので、嫌味には聞こえないように気を付けながら収録しました。ところどころに、高校２年生なんだけど、ちょっとおバカな完ぺきではない部分がうまく伝わればいいなと思います。

――ライバルキャラクター・キィの第一印象はどんな感じでしょうか？

　ウラがありそうだなと思いました（笑）。リヒトは、真っ直ぐなので本当にわかりやすいんですけれど、キィは笑顔のウラに何か隠していそうな、ミステリアスな雰囲気を感じるんです。主人公に対する言動とか、一見かわいらしいようなことを言っているんですけれど、そのウラに何か企んでいそうだなと思いました。

――青春がテーマとなっている作品ですが、最近、もしくはご自身が学生時代のときに青春だなと感じたエピソードはありますか？

　高校時代の文化祭です。クラスごとのオリジナルデザインのTシャツを作ったんですが、僕の学校では、そのTシャツを披露するコンクールがありました。クラスの代表2人がＴシャツを着てアピールして、それでデザインのトップを決めるんです。その代表に、僕ともう1人の男子が選ばれて、女装して出たことがあります（笑）。そのとき、クラスの女子たちが本気を出してくれて、制服のスカートを貸してくれたり、メイクをしてくれたり、なかには「スク水持ってきた！」という子もいて（笑）。ウィッグもかぶってつけまつげもして、モデル歩きをしながらノリノリでやったら見事優勝しました！

――ほかのクラスも女装しているんですか？

　普通に出てきている子もいたのですが、うちのクラスは何かしたいということになって、女装になりました。クラスで「女装をするならだれ？」となったときに、「ちっちゃいしお前だろ！」と即決で（笑）。優勝したのでやってよかったなと思いましたし、クラスが一丸となった良い思い出です。

――女装、ちょっと見てみたいですね（笑）。

　もう今はきついです、10代だったからできたことです（笑）。

――最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。

　おうたCDの方は、それぞれキャラクターの個性が出ている曲入っていて、僕もこれまであまり歌ったことのない曲調でした。とても斬新な切り口の曲になっているんじゃないかなと思います。セリフも入っていますよ。ドラマの方は、おうたCDで文化祭をいっしょに盛り上げる一員として聞いてもいいですし、とりあいCDで「私はどっちにいけばいいの!?」みたいな感じにドキドキして頂けたらなと思います。　純粋に青春しているので、学生のみなさんはもちろん、そうでない方も学生の頃に戻った気分で、いっしょに青春を送っていただけたらうれしいなと思います。

ツイート

(C)2015 Rejet