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2015年7月4日(土)

『大逆転裁判』新要素の陪審バトルや共同推理をまとめて掲載! 巧舟ディレクターからのメッセージも掲載

文:kbj

 カプコンから7月9日に発売される3DS用ソフト『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』の情報をまとめて掲載する。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 本作は『逆転裁判』シリーズの新プロジェクトとなるタイトル。19世紀末、法の黎明期の大日本帝国と産業革命まっただ中の大英帝国を舞台に、主人公・成歩堂龍ノ介が大逆転を繰り広げる大法廷バトルアドベンチャーだ。

 発売を7月9日に控えた『大逆転裁判』。これまでに公開されたゲームシステムやキャラクターまとめなどを一挙に掲載。また、システム紹介後には、本作を手掛ける巧 舟(たくみ しゅう)ディレクターからのコメントもお届けする。

世界観

大日本帝国

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 開国から数十年。明治の日本は“文明開化”の大号令のもと、欧州の文化を取り入れるべく、激動の時代にあった。近代法廷の夜明け前、熱き若者の物語が幕を開ける。

 そして舞台は、日本から倫敦へ。熱き希望を胸に、若者は“世界”へと旅立つ!

大英帝国

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 産業革命のまっただ中、全世界を手中におさめる史上最大の繁栄を謳歌する、“日の沈まぬ国”大英帝国の首都。しかし、ガス灯の明かりの届かない、霧に包まれた闇の向こうに、不穏な事件の影を隠している……。

メインキャラクター

成歩堂 龍ノ介(なるほどう りゅうのすけ) (声優:下野紘)

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
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「ぼくは弁護士になる……かならず!」

 本作の主人公。大日本帝国、帝都勇盟大学の学生。ある事件をキッカケに、弁護士を目指すことになる。最新の司法制度を学ぶため、燃える正義を胸に、留学生として大英帝国へ旅立つ。

御琴羽 寿沙都(みことば すさと) (声優:花澤香菜)

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
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「法務助士として、お役に立ちますとも!」

 とある事情によって、“法務助士”という立場で成歩堂をサポートすることになる少女。海外の探偵小説を愛読する、先進的な夢見る大和撫子。

シャーロック・ホームズ (声優:川田紳司)

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
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「ぼくにとって“推理”とは、純粋論理の芸術なのだよ。」

 世界で最も有名な大探偵。そのあまりにスルドイ観察力と推理力は、“真相”どころか、時に真実の向こう側まで行ってしまう、もはや“論理の大暴れ”。大探偵と弁護士の卵の奇跡の出会いが、倫敦の法廷に大逆転をもたらす。

アイリス・ワトソン (声優:久野美咲)

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
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「東洋でも読まれてるんだね。あたしが書いた、お話。」

 ホームズと同居する少女。幼いながら医学博士号を持ち、倫敦で大人気の小説『シャーロック・ホームズの冒険』を連載している。その推理力は、あの名探偵をも凌駕するというウワサも……?

亜双義 一真(あそうぎ かずま) (声優:中村悠一)

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
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「オレは、キサマを信じている。……成歩堂 龍ノ介。」

 帝都勇盟大学の学生で、成歩堂の親友。大学生でありながら、すでに弁護士の資格を持つ才人。当時、まだ近代司法制度が始まったばかりで、低い立場だった“弁護士”という新しい身分を確立させて、日本の司法を革新するべく、大英帝国への留学をこころざす。

バロック・バンジークス (声優:津田健次郎)

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
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「……そうでなければならない、我が“いけにえ”は……な。」

 かつて“死神”の異名をとった、大英帝国の法曹会に知らぬもののない伝説の検事。彼の立つ法廷では、かつて助かった被告人は1人も存在しないという。たとえ、その判決が“無罪”であっても……。今、5年の時を経て、伝説が復活する。

おおまかなゲームの流れとは!?

 本作は“探偵パート”と“法廷パート”にわかれていて、交互に進めていくことで物語が進行していく。まず事件が発生したら、“探偵パート”で事件現場などを調べて証言や証拠を集めていく。

探偵パート

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 事件現場を調べて証拠品を集めたり、関係者から証言を集めたり、法廷で戦う材料となるものを収集する。このパートで集めたものは真実にたどり着くためのカギとなる。

法廷パート

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 探偵パートで集めた証言や証拠品を武器に、ウソやムジュンにはそれを証明するものをつきつけて、「異議あり!」と叫べば、真実への扉が開かれる。

“共同推理”……龍ノ介とホームズによる化学反応

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 ホームズは鋭すぎる観察眼と自由すぎる推理力で、放っておくとトンでもない超絶推理の領域へ行ってしまう。プレイヤーは龍ノ介として、その推理のおかしいところをツッコみ、真実へと導いていこう。

日本の法廷パート

 法廷での白熱した舌戦は魅力のひとつ。逆転につぐ逆転で、ピンチをチャンスに変えて真実を暴く逆転劇を楽しめるのが“法廷パート”だ。まずは龍ノ介が最初に立つ明治日本の法廷について紹介する。法の黎明期である明治時代の裁判はいったいどのようなものなのか?

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 平凡な大学生の龍ノ介は、事件に巻き込まれ、大審院(現在の裁判所)の弁護席に立たされることになる。“弁護士”の資格すら持たない彼にとって、弁護はおろか、法廷に立つのもはじめてのこと。戦う武器を持たぬまま始まった審理はどこへ向かうのか!?

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 裁判では、事件の関係者や目撃者などの証言をもとに、弁護士と検事、それぞれの主張を戦わせることで進行していく。初法廷となる龍ノ介の窮地を援護するのが親友の亜双義だ。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 まずは事件関係者の証言からスタート。本件ではいきなり事件の目撃者がふたり、証人として登場する。1人1人尋問するのではなく、ふたりの証人に対して同時に尋問できる。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 彼らを尋問し、証言のウソやムジュンをみつけたら“ゆさぶる”や証拠品を“つきつける”で追及しよう。証言に怪しいところがない場合、“ゆさぶる”ことで新たな証言を引き出すこともできるので積極的に使っていこう。

大英帝国で待つ“陪審バトル”

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 倫敦に到着して早々、弁護を依頼され、大英帝国の法廷に立つ龍ノ介。産業革命の大英帝国では、司法制度が導入され、裁判長や検事、証人だけでなく、良識と民意の代表である陪審員で裁判が行われる。陪審員の役割は有罪か無罪か、判決を左右する“陪審論告”で評決で行うことだ。

 日本の法廷では検事や証人と戦うのみだったが、英国の法廷では、倫敦市民から無作為に選ばれた6人の陪審員が加わる。

 龍ノ介は、異国の地で行われる法廷で、どのようにして無罪を勝ち取るのか? 陪審員が加わることで、日本の法廷とは一味違った法廷バトルになりそうだ。

全員一致の“有罪”というピンチから始まる!?

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』 『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
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 陪審員たちは検事が用意した証人たちの証言を聞くうちに、疑いもなく全員が“有罪”の評決を下してしまう。このままでは被告人の有罪が確定してしまう。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 そんな龍ノ介に残された手段は“最終弁論”。最終弁論で陪審員を説得し、評決を覆すことができれば、審理を継続することができる。

 すなわち、逆転無罪を勝ち取るチャンスが手に入るわけだ。有罪だと思い込む陪審員を説得し、評決を逆転させよう。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 “最終弁論”では、なぜ“有罪”と判断したのか、その理由を陪審員ひとりひとりに聞いていく。そうすると陪審員同士で主張が大きく異なることがある。その言葉同士をぶつけることで、陪審員は自らの判断について再検討してくれる。

 陪審員たち自身の言葉を利用して、評決を逆転させよう。

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 陪審員は同じ証言を聞いたはずにもかかわらず、有罪と思っているその理由はさまざまだ。それらの理由の中に、ムジュンが潜んでいる。まず主張を選び、その主張に対するムジュンした主張を下画面で選んで“ぶつける”のだ。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
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『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 証言でも証拠品でもなく、陪審員の意見を武器にして陪審員を説得していく龍ノ介。陪審員への説得が成功すれば、評決が動き、審理続行が可能となる。審理が続行になることで、証人への尋問が可能になる。それにより、新たな証言を引き出し、真実に近づいていこう。

証言を“ゆさぶり”、新たな情報を引き出せ!

 本作の法廷では、複数の証人が一緒に証言台に立ち、証言を行う。とはいえ、複数の証人が相手でも弁護士がやることは同じ。証言に目立った怪しいところがなくても、まずはゆさぶっていこう。

 証言を“ゆさぶる”と、証言を補足する情報や新たな情報が引き出せることもある。真実に近づくため、武器となる情報を集めるのが肝心だ。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
▲下画面の“ゆさぶる”をタッチし、証言をゆさぶろう。
『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』 『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
▲ゆさぶることで、その証言に関する情報を細かく問いただしていく。

怪しい反応をしたら、すかさず“といつめろ”!

 複数の証人をまとめて尋問する本作の法廷。それゆえ、誰かの証言中に、別の証人が怪しい反応をすることがある。そんな時はすかさず証人を切り替えて、問い詰めてみよう。別の証人から、新たな証言を入手できるかもしれない。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
▲証言中、他の証人が怪しい反応をすると、吹き出しが出ることがある。その時、下画面で、証言中の証人を囲んでいる○をスライドし、他の証人の様子を見てみよう。
『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
▲吹き出しの出ている怪しい証人に○を切り替えたら、“といつめる”をタッチ!
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▲証言していないのに問いつめられると、証人は慌ててしまいボロを出すことも!?

「異議あり!」証言のムジュンに証拠品を“つきつけろ”!

 証言にウソやムジュンを見つけたら、証拠品などムジュンを示すものをつきつけよう。上手くいけば、それによって真実が明らかになる。ただし、“つきつける”に失敗すると、上画面右上の5つのマークが1つずつ減っていく。このマークがすべてなくなると、尋問は失敗なので要注意だ。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
▲証言のムジュンを指摘するものを下画面の法廷記録にある“証拠品”や“関係者”のリストから選択し、“つきつける”をタッチしよう。
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▲すると、成歩堂龍ノ介が「異議あり!」と叫び、ムジュンをつきつけ真実を暴いていく。

巧ディレクターから2つのシステムについてコメント

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

“共同推理”……シャーロック・ホームズ氏のあまりに鋭すぎる超絶推理は、まさに予測不能かつ制御不可能。暴走する名探偵の論理を、成歩堂の“ツッコミ力”でネジ伏せて、アクロバティックな《真実》を導き出す!

“陪審バトル”……今回の強敵は、検事だけではない! スキあらば“有罪”の評決を下す6人の陪審員を、成歩堂の“ツッコミ力”でネジ伏せて、奇跡の《大逆転》への突破口を開く!

ダウンロードコンテンツ(DLC)“ランドストマガジン”とは?

 ダウンロードコンテンツ“ランドストマガジン”は、『大逆転裁判』の世界がより深く楽しめるコンテンツが盛りだくさん。巧ディレクター書下しの『大逆転裁判』のキャラクターの日常など、ゲーム本編の裏側を描いた短編エピソードなどを遊ぶことができる。

 毎週木曜日に全8号まで配信予定だ。第1号から毎号300円(税込)で購入できる。また、全8号まとめて購入するとお得なセット販売も予定。価格は2,000円(税込)だ。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 その“ランドストマガジン”特別号が、7月9日~19日の期間限定で無料配信される。この特別号では、主人公の成歩堂龍ノ介と、彼の親友である亜双義一真らが“ランドストマガジン”についてオモシロおかしく紹介している。特別号は、後日配信の予定はないので、この期間に必ずゲットしよう!

各話のあらすじを紹介! そして登場するあの有名人物とは?

 ここからは、第1~4話のあらすじと登場キャラクターを掲載していく。少しのネタバレも避けたいという人は注意してほしい。

第1話“大いなる旅立ちの冒險”紹介

 ある日、高級西洋料理店“ラ・クワントス”で英国紳士が何者かに殺害される事件が発生した。親友の亜双義 一真(あそうぎ かずま)と食事を楽しんでいた龍ノ介は、たまたま現場に居合わせてしまったがために事件に巻き込まれ、容疑者となってしまう。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 とある事情で、容疑者にも関わらず自らを弁護することになってしまった龍ノ介。学生ながら弁護士の資格を持つ親友・亜双義に助けられながら、彼は人生初の法廷に挑むことになる。

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 法の黎明期にあり、弁護士の地位も低い時代。検事の容赦ない攻撃を受け、召喚された証人たちには、次々と不利な証言を披露され、龍ノ介は絶体絶命のピンチに!

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 給仕、軍人、骨董屋、謎の美女、と証人は曲者だらけ。しかし、完璧と思われた彼らの証言にはところどころムジュンが……! 初法廷で緊張し、あらゆる意味で極限状態の龍ノ介は、はたして自らの無実を証明できるのか?

第1話の気になる人物

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
▲亜内武土(あうちたけつち)(※イラストはラフイメージ)
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 大審院にその名を轟かせる、実力派検事。どこかに武士の名残をとどめる、どこかで見たような風ぼうの、どこか印象に残らない日本男児。成歩堂と亜内の因縁はここから始まった……。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
▲細長悟(ほそながさとる)(※イラストはラフイメージ)
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 洋食堂“ラ・クワントス”の給仕長。胃弱で病弱で貧血ぎみ、はかなげな給仕ぶりがご婦人に人気らしい。殺人事件を目撃して、はかなげに証言台に立つ。

第2話“友とまだらの紐の冒險”紹介

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 龍ノ介は、最新の司法制度を学ぶため、蒸気船アラクレイ号で大英帝国へ向かうことになる。しかし、船旅に少し慣れたある日、龍ノ介は再び事件に巻き込まれ、またしても容疑者となってしまう。このままでは、大英帝国で司法を学ぶどころか、犯罪者として牢獄へとまっしぐら……龍ノ介は再び、絶体絶命のピンチを迎える。

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 自分の潔白を必死に訴えても、だれにも取り合ってもらえない龍ノ介。手錠をかけられ、身動きがとれないながらも、彼は、必死に自分の無実を証明する証拠や証言を集めようと試みる。そんな龍ノ介の前に、あの名探偵が現われる……!!

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 謎のあるところ、ホームズあり。龍ノ介は、名探偵“シャーロック・ホームズ”と出会う。他人のことはおかまいなしに、自らの欲求のまま真実を求めて独自に調査をするホームズは、龍ノ介が犯人ではない可能性があることに気づいている様子。ホームズの助けを借りることができれば、一気に真実へと近づけるだろう。自らの無実も証明するため、龍ノ介はホームズとともに真実を追い求める。

第2話の気になる人物

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
▲ニコミナ・ボルシビッチ(※イラストはラフイメージ)
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 露西亜の名門、ノバビッチ・バレエ団のプリマ・バレリーナ。亜米利加へ亡命するため、たったひとりでバレエ団から逃げてきた、15歳の少女。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
▲ミトロフ・ストロガノフ(※イラストはラフイメージ)
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 蒸気船アラクレイ号の上級乗組員。屈強きわまりない露西亜人で、事件当夜、“壱等船室区画”の警備にあたっていた。

第3話“疾走する密室の冒険”紹介

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
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 倫敦に到着して、龍ノ介たちが訪れたのは、高等法院の首席判事執務室。そこで弁護士を任命する首席判事のハート・ヴォルテックスという、圧倒的な威圧感を持つ英国紳士と出会う。

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 到着したばかりの龍ノ介に、さっそく弁護の依頼を申し出るヴォルテックス判事。その依頼は、開廷直前だというのにいまだに弁護士がついていないらしい。ヴォルテックス判事はカンタンな事件だというが、有罪となれば被告人は当然極刑。生半可な気持ちでは依頼を引き受けられない。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 依頼を引き受けた龍ノ介たちが向かったのは、倫敦の大法廷。その控室には、1人の英国紳士がたたずんでいた。金持ちそうな格好と振る舞いのこの英国紳士は、倫敦でも有名な名士のようだ。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 彼は弁護士がいないまま、開廷を迎える直前だという。どうやら彼がこの事件の被告人で、龍ノ介が初めて弁護することになる依頼人のようだ。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 弁護士がつかなかったのは、相手となる検事が“死神”と呼ばれるバロック・バンジークスだからだという。ヴォルテックス判事は“カンタンな事件”と言っていたが、一筋縄ではいかないようだ。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
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 事件の現場は“集合馬車(オムニバス)”。事件発生時、集合馬車の中には、被告人と被害者の2人だけだったという。今回もやはり絶対絶命だ。依頼人のメグンダルは事件が起こった集合馬車に乗っていたことは認めているが……。

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『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 審議が進む中、とつじょ明らかになった新事実とともに、証言台に1人の“ジーナ・レストレード”という少女が登場する。彼女の証言がもたらすのは、龍ノ介たちにとってはたして吉か凶か……!?

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 初めて依頼された大英帝国の法廷で相対するのは、“死神”の異名を持つ検事バロック・バンジークス。裁判長や陪審員が厳しく見守るなか、明らかになる新事実。徐々に混乱し始める事件の結末はどこに向かうのか?

第3話の気になる人物

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
▲ハート・ヴォルテックス(※イラストはラフイメージ)
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 倫敦の首席判事で、弁護士の任命権を持つ司法の中心を担う人物。厳正な科学の信奉者で、精密な機械式時計を愛する。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
▲コゼニー・メグンダル(※イラストはラフイメージ)
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 街に公園や図書館などを寄贈する倫敦の名士で、不気味なほどに気前がよい人物。疾走する乗合馬車の中で、とある殺人事件に遭遇する。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
▲ジーナ・レストレード(※イラストはラフイメージ)
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 倫敦のはずれのイーストエンドで、親のいない子どもたちと暮らす、スリの少女。“シゴト”の最中、事件を目撃する。

第4話“吾輩と霧の夜の冒險”紹介

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 英国で初めての裁判を終え、ヴォルテックス首席判事のもとを訪れた龍ノ介。さっそく次なる依頼を言い渡される。そして今回もやはり引き受ける弁護士がいないらしい。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 裁判は明日ということで、前回の依頼より多少時間はあるものの“余裕”はまったくなさそうだ。この弁護を引き受けるべきかどうか、今回の事件の内容を知るため、龍ノ介はひとまず依頼人に会うことにする。

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 依頼人がいるという留置所に向かうと、そこにいたのは日本人……その名は“夏目漱石”!! 数々の名作を世に輩出することになるのちの文豪“夏目漱石”だった。彼は若かりしころ、英国へ留学していたのだ。

 龍ノ介と同じ日本人留学生である夏目漱石の容疑は“殺人未遂”。霧深い倫敦の街の一角“ブライヤーロード”を歩いていた時、目の前にいた女性が突然倒れ、その背にはナイフが刺さっていたという。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 周囲には他に人影もなかったため、その場にいた漱石が容疑者として浮かび上がった。はたして漱石は本当に犯人なのだろうか?

第4話の気になる人物

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』
▲夏目漱石&ワガハイ
『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』 『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』

 大日本帝国政府に命じられ、英語を研究するために倫敦に派遣された日本人留学生の夏目漱石。やや神経質かつ挙動不審で、いまだ異国の空気になじめない様子。

 ワガハイは、漱石の部屋で暮らす三毛猫で、彼が倫敦で唯一、心を許す“友人”。日本から連れてきたのか、英国で運命の出会いがあったのかは不明。

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