2015年7月11日(土)
電撃PSスタッフによる『Minecraft(マインクラフト)』攻略班“電撃工務店”。その活動記録を、電撃PS誌面上にて毎号連載中です。
今回は、そんな“電撃工務店”のメンバーによる連載企画・第2回(『電撃PS Vol.592』掲載ぶん)について、記事内容を全文掲載の形でお届けします。
ポリタンランドの建設をスタートした電撃工務店。世界の構成を決めるシード値を厳選し、ポリタンランド建設に適した世界を見つけることに成功した。
その世界でまず取りかかったのは、ポリタンランドのシンボルとなる巨大ポリタン像の制作。今回は“サバイバルモード”での制作のため、『電撃PS Vol.590』の表紙をかざった金ブロックのポリタンは難しいと考えたメンバーは、ひとまず土ブロックでの外枠作りをはじめることに。
ポリタン像の組み立てや食料確保、土集めなどを分担し、ついに土ブロックのポリタンが完成。使用した土ブロックの数はなんと約2500個。これから電撃工務店メンバーは、これを覆う数の金ブロックを用意しなければならない……。
暗黒界にいる、金の延べ棒を落とすゾンビピッグマンを1日100匹倒せば、2年半で金ブロックが集まるというアイデアに絶望するメンバー。そんななか起こったこむろっくの金着服事件。どうなる、電撃工務店!?
【電撃工務店 メンバー紹介】
Bros | ハタハタ | ophion | こむろっく | |||
▲社員No.01。電撃工務店の親方的存在。常識人ではあるが、食に関してはうるさい。『電撃PS Vol.590』の表紙のポリタンを作った匠。 | ▲社員No.02。『マイクラ』をはじめたばかりの新人。チャレンジ精神豊富だが、失敗ばかりするため、周りからよく手助けされる。 | ▲社員No.03。電撃工務店の解説役。さまざまな知識を持つがゆえに、ときどき理論的に可能でも現実的ではないことを口走る。 | ▲社員No.04。めんどくさいことは避けて、ラクなこと&おもしろいことだけを追求する新入社員。たまにゲスい行動をとる。 |
ポリタン像を作るには絶望的に足りない金のブロック。こうなったら代用として、黄色いあのブロックを大量生産するしかない。企画倒れ寸前となった金のポリタン建設計画を見直し、そして電撃PS編集長をどうにかして納得させろ!
ophion:というわけで、ゾンビピッグマンを1人あたり97350匹、手分けして倒しましょう。
Bros:現実的じゃないって!
ハタハタ:しかし、困ったッス……根本的な解決策を見つけないと、ポリタン像は土気色の顔のままということになるッス。
こむろっく:もういっそ黄色いものならなんでもいいんじゃないでゲス? 遠目で見たらわからないでゲス。
ophion:一時しのぎですが、本当に何かで代用するしかないかもしれません。有力なのはウールでしょうか。
ハタハタ:マジッスか!? ……たしかに羊の毛の色を染めてしまえば、それっぽく見えるッス!
▲黄色の羊から生まれた子供は黄色の羊になる。これを利用して、黄色の羊を大量生産することが可能。 |
Bros:羊の毛は刈ってもまた生えてくるし、羊自体も量産が可能……やるしかないかぁ。
こむろっく:そのへんに生えてる黄色い花から、染料を作るでゲス。ゲスゲスゲスっと。
ハタハタ:染色に成功したら、羊を倒すのではなく、鉄の延べ棒から作れるハサミでウールを回収するッス。こうすれば、羊は犠牲にならないっス。
Bros:それじゃあ、金のポリタンは今後の課題にして、集まった黄色のウールでポリタン像を作っていくよ。
▲黄色のウールが採れたら、ポリタン像の土ブロックと入れ替え開始。金とは比較にならないほどの急ピッチ! |
ハタハタ:ところで、ポリタン像をウールで作ることは編集長に相談してるんスか?
こむろっく:してるわけないでゲス。電撃工務店の一大事、自分が編集長に直談判してくるでゲス!
Bros:きみが行くとろくなことにならないから! 建設の合間に俺が行ってくるよ……。
一同:いってらっしゃーい。
Bros:かくかくしかじかでいったん、金ブロックの代わりに黄色のウールを使用する算段でして……。金のポリタンは、しばらく待っていただけると……。
電撃PS編集長:前回は順調だって言ってたじゃねーかよ! 金でやるって宣言したのに、これじゃインパクト弱いだろ!
Bros:ひぃぃ! 次回までに、金ポリタンでなければなんでも作りますから、許してください!
電撃PS編集長:ん? 今なんでも作るって言ったよね?
Bros:え? あ、はい……。
電撃PS編集長:じゃあもともと作る予定だったけど、とにかくすごいのをポリタン像のまわりにいっぱい作ってよ。よろしく!
Bros:社に持ち帰って検討します……(汗)。
今回のケースのように動物から入手できる素材を効率よく入手するには、一定の空間に動物を囲い込む、いわば“牧場”を作ることが不可欠。地面を平らにならして柵で枠を作り、出入り口用にフェンスゲートを置けば基本となる牧場は完成です。
ただし、このままではモンスターが牧場内に現れることがあるので、たいまつなどによる明るさの確保は必須です。これに加えて、牧場周辺で戦闘が起きてしまうのに備えて丸石などで外壁を作れば完璧! 安心して羊の毛を刈れる牧場の完成です。
ただ、これだけ万全を期して牧場を作ったのに、たまに羊の数が減っているんですよ。誰かが刈らずに狩ったのか、それとも別の理由か。追跡調査が必要ですね。
▲1人で牧場を作ったので、情報共有用に巨大な羊の顔を設置。キモイ? いいんです。「なにか変なものがある」と近寄ってもらえれば! |
編集長との交渉の結果、急きょ次回までにアトラクションを充実させることと引き換えに、お許しを得た電撃工務店。アトラクション建設は『マイクラ』好きとしての腕の見せどころだ。遊んでばかりいたことが生きてくる!?
Bros:というわけで、次回までにポリタンランドのアトラクションを充実させる条件でお許しをもらってきたよ。
こむろっく:次回まででゲスか!?
ophion:当初からアトラクションは作る予定でしたが、次回までとなると時間が……。
Bros:時間はないけど、まずはやってみようよ。せっかくだから『マインクラフト』らしく、みんなで作りたいものを作ろう!
ophion:そうですね。では、まずは私の案を。金のポリタン像作成では素材不足で苦しんだため、無限にある水で何か作ってみるというのはどうでしょうか。水ならば、有限な鉱石を使わずにさまざまなものを作ることができます。ウォーターランドといったイメージで、エリアの一画を水で埋め尽くしましょう。
Bros:(ophionが珍しく現実的なことを言ってる……)いいね! ボートでレースができるエリアがあってもおもしろいんじゃないかな。
ハタハタ:水となると、ウォータースライダーとかの遊べそうな施設も欲しいところッスね! 自分は観光地っぽく、ポリタン像を撮影できるところがあってもいいんじゃないかと考えてるッス!
ophion:写真撮影となると、なにかしらの枠が必要ですよね。
ハタハタ:それは自分に策ありっス! 『電撃PlayStation Vol.590』の表紙にしようかと思っているッス。
Bros:なるほど。確かにポリタン像を写すなら、あれはわかりやすくていいかも。俺はレッドストーン回路を使いこなして、ジェットコースターを作れたらおもしろいんじゃないかと思うんだよ。ウォーターランドもそうだけど、体験できるアトラクションは楽しいからね。
こむろっく:自分は『マインクラフト』の動物園を作ってみたいでゲス。
ハタハタ:こむろっくが真面目に案を出してるッス!
こむろっく:まったく、見くびらないでほしいでゲス。施設は自分が作っておくでゲスよ。その代わり、リストを渡すから中に入れる動物たちはみんなが集めてくるでゲス。
一同:(やっぱりラクな仕事を選んでやがる……!)
Bros:うん、アトラクションの案も出てきたことだし、ぼちぼちみんな作りたいものを作っていこう。ただ、各々が勝手に作った結果、場所がかぶると面倒だから、作る場所は先に大まかに決めておきたいね。
ハタハタ:ポリタン像を枠のなかに入れたいので、写真撮影スポットはポリタン像の正面にしたいッスね。
ophion:そうなると、写真撮影の枠内にポリタン像以外のものは写らないほうがいいでしょうから、ウォーターランドや動物園はランドの端に作るのがよさそうですね。
こむろっく:それなら両サイドでよさそうでゲス。
Bros:コースターに関しては、どんなものを作るか悩むね。もちろんどんどん拡張していくつもりだけど、ひとまずは来園した人たちが写真撮影スポットからポリタン像まで移動できる簡単なものを作ろうと思う。
ophion:それでは、それぞれのアトラクションを作る場所は、下のポリタンランド建設予定図の感じでいきましょう。
ハタハタ:了解ッス! あ、作り出す前に提案があるッス。ポリタンランドの敷地は砂だと少し殺風景ッスから、土ブロックに変えて草を生やしたほうがいいと思うッス。
Bros:そうだね。それから、今の時点で島っぽくはあるけど、完全に水で周りを囲って孤島にした方がランドらしさが出るから、周囲を掘って水を流したらいいんじゃないかな。
▲ポリタンランドの周囲を掘って水を流し込んでいく。こういった協力プレイもマルチプレイのだいご味だ。 |
ophion:すでに大部分が水で覆われているから、2人1組で作業すればすぐにできそうですね。
こむろっく:応援する人とがんばる人で2人1組でゲスね。自分応援は得意でゲスよ! Brosさん、がんばるでゲス。
Bros:土を掘る人と水を流す人だよ、こむろっく君。もう一度言おうか?(にっこり)
ハタハタ:親方の笑顔が怖いッス。あれは間違いなく噴火する前兆ッス……。
こむろっく:自分、土を掘るでゲス! 土堀りはポリタン像作成のためにやりまくったから自分に任せるでゲス! みんな、早く行くでゲスよ!
ophion:前回の反省から危険察知能力が上がってきていますね……。
Bros:よし! それじゃあ、整地をささっとやってアトラクション作成に取り掛かろう!
▲水をテーマにしたアトラクション“ウォーターランド”を制作中。まずは、メインにしたい“水の家”作りから! | ▲『マイクラ』に登場する動物たちを集めた“動物園”。ランドのいやしの空間になるはず。 |
▲枠からのぞくと『電撃PS Vol.590』の表紙になるように、距離を調整して制作中の“電撃PS枠”。 | ▲スポーン地点から地下に線路を引いて、地上に出たらポリタンの真下に着くようになる“コースター”。 |
この世界の水はちょっとした工夫で、簡単に物理法則を無視してくれます。建設予定地に挙げた水の建物もその例ですが、ほかにも水中に空気穴をあけたり、水を一方向だけに流したりとさまざまなことが行えます。
自由度が高いぶん作れるアトラクションも多く、正直なにを作るかが悩ましいところ。来た人に楽しんでもらえるアトラクションを厳選して作っていきたいですね。
▲息継ぎがカギの命がけ鬼ごっこ。水中にわずかな空気穴を設けた空間での鬼ごっこは“息継ぎのタイミング”という通常はあり得ない駆け引きが生まれるはず! |
▲○っちゃん○○ちゃん、水のチャレンジャー。壊れやすいボートをゴールまで運ぶアトラクション(建設中)で、その名も“ウルトラ水流イライラボート”でどうでしょう? |
動物園を作るとなれば当然、動物を連れてくる必要があるでゲス。
そういえば、電撃工務店に動物の姿のメンバーが多いのはなぜなんでゲスかね。展示する動物がどうしても見つからなければ、羊のハタハタあたりを置いておけばOKでゲス。
あ、そういえば自分も似たような姿な気がするでゲス……。とりあえず、この世界にいるいろんな生物をコレクションしてみるでゲス。
▲珍しい動物がみなさんをお待ちしてるでゲス。村人は村人という名の野生動物なので、展示しておくでゲス。住む場所を与えているでゲスから、当然家賃をもらうでゲス。 |
『電撃PlayStation』の文字が入る横幅を考えたら、PlayStationで39マス必要だったッス。“電撃”は漢字だとスペースを取りすぎるので、違う方法を考える必要がありそうッスね。でも、おおよその横幅は決まったので、その大きさにポリタン像が入る距離を測って建築するッス。
▲目標は『電撃PS Vol.590』の表紙! ちなみに素材の“黄緑のウール”は、牧場で“黄色のウール”とともに作っているッス。 |
ポリタンランドに来てくれた人がスポーン地点から、ポリタン像に向かうトロッコの場所まで迷わないように、スポーン地点を綺麗に整地しておこうかな。
マルチプレイの場合は、プレイヤーはある地点を中心に20×20ブロックの範囲にスポーンするから、そのエリアをほかの作業の合間に平らにしておこう。そんなに広くないから、たぶんすぐに終わるはず!
▲とは言ったものの現実は……。よく考えたらスポーン地点はジャングルの木だらけだったね。周りの木を伐採して道を整備するのは骨が折れるなあ……。 |
Bros:みんな、アトラクションの建設は進んでるのかな? コースターはひとまず完成したよ。
ハタハタ:写真撮影スポットは具体的な建設位置も大きさも決まったので、あとは“黄緑のウール”を量産すれば完成できそうッス。具体的にはあと1000個くらい必要ッスが、羊を増やせばこれはそこまで難しい作業ではないッス。
ophion:ウォーターランドは少し大きめなので手こずっていますが、ほかの方が終わりしだい手伝っていただければ、構想は固まっているので大丈夫だと思います。
こむろっく:動物園の枠組みはできつつあるでゲスが、肝心の動物をみんなが連れてきてくれないからあまり進んでいないでゲス。しっかりしてほしいでゲス。
Bros:……あー、ごめん。今連れていくから、動物園のドアを開けて待っててよ。
こむろっく:頼むでゲスよ。
数分後、大量のクリーパーを引き連れて動物園に向かうBrosの姿が。
その後、こむろっくの姿を見たものはいない……。
▲次回、アトラクション完成となるか!? 金のポリタン制作は、ひとまず棚上げ! |
< 連載企画・第3回に続く! >
“電撃工務店”による連載企画は、7月9日(木)より発売中の最新号『電撃PS Vol.594』でも、もちろん掲載中です。現在の活動の様子を知りたい方は、そちらもぜひチェックしてみてください。
また、現在“2つのテーマ”で読者参加企画を募集中です。しめ切りは、7月18日(土)となっています。電撃PS付属のハガキやメールで募集を受け付けているので、ぜひご応募を!
ポリタンランドに作ってほしいものを読者のみなさんから募集します。内容は高難易度のものでも、一見無理そうなものでもOK。採用されたアイデアは、電撃工務店ががんばって実現します!
下記の例を参考に、ポリタンランドにこんなものがあったら楽しいと思うアイデアを送ってください。アイデアは具体的なものでも、こんな感じのものというようなイメージでもかまいません。
【応募例】
・レッドストーンを使った自動●●装置
・ダンジョンの難易度を一気に上げるワナ
・現実にあるあの建物を再現
・PvPをより楽しむためのギミックたっぷりのフィールド
【募集その1への応募方法】
電撃工務店に作ってほしいものを、本誌Vol.594付属のアンケートハガキに書いて送るか、応募用のメールアドレス(dps-minecraft@ml.asciimw.jp)に送ってください。メールの場合は、氏名、ペンネーム、年齢、性別、マイクラ歴、電話番号もあわせてお送りください。
【しめ切り】 2015年7月18日(土)
電撃工務店からのお題をもとに制作した読者のみなさんの作品を募集します。
【第2回のお題】 “橋”
作品は、PS4/PS3/PS Vitaで制作したもののみが対象となります。
▲お送りいただく画像(スクリーンショット)には、必ずペンネームを入力した“看板”を含めてください。ペンネームが英字以外の方は、英字に直して入力してください(例:ハタハタ→hatahata)。 |
【募集その2への応募方法】
応募用のメールアドレス(dps-minecraft@ml.asciimw.jp)に、自分で制作した作品の画像(スクリーンショット)を添付して送ってください。氏名、ペンネーム、
年齢、性別、マイクラ歴、電話番号もあわせてお送りください。
【しめ切り】 2015年7月18日(土)
※アイデアの採用は、誌面での掲載を発表に代えさせていただきます。
『マインクラフト』記事掲載号の誌面にて順次、ペンネームとあわせて掲載させていただく予定です。
※お送りいただいた作品は電撃PSの企画でのみ使用させていただきます。
※お客様の個人情報は、本企画の運営にのみ使用いたします。
※お送りいただいた作品は返却いたしかねます。
※本企画への応募は、応募者自らの責任と判断で行ってください。
万一応募作品について第三者との紛争が生じた場合は、応募者の責任で解決していただきます。
'Minecraft' is a trademark of Notch Development AB
データ