2015年7月27日(月)
コーエーテクモゲームスは、9月25日に発売するPS4/PS3/PS Vita用ソフト『ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~』の新情報を公開した。
本作は、コーエーテクモゲームスのガスト長野開発部が手掛け、人気を博している『アトリエ』シリーズ最新作。『アトリエ』シリーズの新たなスタンダードを目指すべく、時間によって変わりゆく世界の表現や錬金術を中心として発展するシステムなどを実現しているという。また、NOCOさん、ゆーげんさんという2名のイラストレーターが起用されているのも特徴だ。
この記事では、ロジカルターンバトルや本作における時間経過、キャラクターなどを紹介する。
本作のバトルは、パーティメンバー全員の行動をターンをターンごとに決める“コマンド先行入力”が特徴だ。一度決めた行動は、全員の行動が終わるまで変更できないので、戦闘全体を考えるロジカルなバトルを展開することが重要となる。
戦闘が始まったら、パーティメンバー全員の行動を選ぶ。全員分が決定したら、画面左のゲージの一番上のキャラクターから開始。行動の順番はキャラクターの素早さや行動の内容によって決まる。
▲キャラクターそれぞれが使える戦闘スキル。魔物にダメージを与えるものから味方を強化するものまで、その効果はさまざま。 |
上に表示されたキャラクターほど早く行動する。また、その行動の内容もわかるようになっている。全キャラクターの行動が終わると、次のターンに移行していく。
本作では、パーティメンバー全員がアイテムを使える。みんながアイテムを使えることで、バトルの幅も広がっていく。
キャラクター全員アイテムが使えることが魅力である本作のバトル。すべてのアイテムが使えるのは、錬金術士であるソフィーだけだが、どのアイテムを装備するかによって、戦略の幅が大きく広がる。
▲キャラクターごとに、使えるアイテムの種類が異なる。どのキャラクターと一緒に戦うかで戦略も大きく変わるのだ。 |
▲オスカーは攻撃や回復アイテムの他に“食べ物”アイテムも使える。見た目通りの食いしん坊!? |
▲モニカが使えるアイテムは“食べ物”が多め。ソフィーのアトリエにお菓子をよく食べにくる彼女らしい選択だ。 |
味方の攻撃に追撃したり、身代わりとなって攻撃を受けたり……。仲間同士で助け合い、サポートしあえるのも本作のバトルの醍醐味だ。
バトルでは、ターン内にとる行動を先行で決めると同時に、サポートの“スタンス”も選べる。“スタンス”とは、攻撃に特化したサポートをするか、防御に特化したサポートをするかといった、いわばサポートのスタイルのようなもの。
▲例えば、“防御スタンス”を選ぶと、敵からの攻撃に対して仲間がオートで盾となってくれる。スタンスは任意で切り替えられる。 |
時間の経過とともに、変わりゆく世界を感じることができる『ソフィーのアトリエ』。街の人々にも生活があり、時間や天候によってその生活パターンも少しずつ変化していく。
時間経過のある本作ではいろいろな時間帯、いろいろな場所で多くのイベントを楽しめる。
夜や雷雨の時間帯は、魔物の活動が活発になり、昼間には出会わなかった強力な魔物も出現する。“いつもと同じ場所”だと安心していると、思わぬ危険な目にあうことも……。
時間や天気などで人の生活が変わるように、フィールドも昼と夜ではまったく別の顔を見せる。そんな変化する世界では、人々がどのような生活を送っているかも知っておくことが大事だ。
同じ採取場所でも、時間や天候が変わると採取できる材料が変わることがある。“いつもと同じ”だと思っていたら、思いがけない材料を手に入れることも。こうした変化を感じることができるのも、『ソフィーのアトリエ』の世界の楽しみ方の1つだ。
採取やバトルをずっと繰り返していると、少しずつソフィーたちは疲れていく。本作には疲労(LP)があり、戦闘や採取を続けると、疲労がたまってLPが除々に減少していく。
疲れきってしまったソフィーたちはステータスが下がってしまう。しかし、採取やバトルを続ければ続けるほど、よい材料が入手できるので、時々LPを確認しながら冒険を続けよう。
キルヘン・ベルには、1軒のカフェがある。ホルストという名の老紳士が営むこのカフェは、昼はカフェとして夜は酒場としての顔を持ち、昼夜を問わず人が集う。
カフェでは仕事の依頼を受けたり、噂を聞けたりとソフィーの生活に関わる情報を集められる。
依頼とは、街の人々からのお願いだ。魔物討伐やアイテムを集めてくることが主な依頼内容で、結果に応じてお金などの報酬がもらえる。さらに昇級依頼と呼ばれる依頼を受けてクリアすることで、より報酬が高く、難しい依頼が受けられるようになる。
ホルストからは、依頼の他に噂を聞くことができる。噂からは“見たこともない魔物がいる”や“材料がたくさん採取できる場所”など有益な情報を得られる。
噂を聞くにはお金が掛かるが、新しい採取地の発見など多くの恩恵が期待できる。
ソフィーと同じ錬金術士であるコルネリアや趣味で銃を作るハロル、キルヘン・ベルのカフェの店主であるホルストを紹介する。
「……はい、大丈夫です。どうやらソフィーさん、やる気みたいですから。私も、少し頑張るです……」
年齢:15歳
身長:146cm
職業:量販店店主
キルヘン・ベルで量販店を開いている少女。ソフィーと同じ錬金術士である彼女は物を複製する能力を持つ。だが、その能力を使うと身長が少し縮むという代償もあり、力の酷使をセーブしている。
性格はいたってマイペースでのんびり屋。物心ついた時からいなかった父親を探すため、有名になることを目論み、現在の量販店を開いている。
▲物を複製する代償として背が縮んでしまうコルネリア。同じ錬金術士であるソフィーに、身長について何とかできないか相談する。 |
▲頼んでいたアイテムをソフィーから受け取ったコルネリア。表情が読みにくい彼女だが、精一杯の感謝を示しているようだ。 |
錬金術士のコルネリアは味方をサポートし、魔物の行動を邪魔する補助系アイテムを使うことができる。
「古いというのはそれだけ長い時間、この店とともに時を刻んだということだ」
年齢:27歳
身長:180cm
職業:時計職人
街の時計職人。隠居した父親の時計店を継いだ時計屋だが、仕事の態度は不真面目。時計の修理よりも、もっぱら趣味の銃作りで生計を立てている。
非常に皮肉屋な性格をしており、言葉の端々にはトゲがあるが、内面は面倒見がよく、昔から知るソフィーのことを気にかけている。
▲仕事の態度は不真面目でも、時計に関しては人一倍思い入れのあるハロル。彼の言葉からも時計への思いが伝わってくる。 |
▲基本的にぶっきらぼうで無口だが、面倒見がよく、頼みごともなんだかんだ言いながら引き受けてくれる。 |
面倒見のよいハロルだけに、攻撃から回復まで、アイテム全般を使いこなせるのが持ち味。
「いやはや、ソフィーの錬金術の腕前も上達しているんですねぇ」
年齢:51歳
身長:175cm
職業:カフェの店主
キルヘン・ベルのカフェの店主。昼間はカフェ、夜は酒場を営む。また、街の情報に精通しており、各種依頼を斡旋する他、さまざまな噂をソフィーに聞かせてくれる。
誠実な人柄で、街の人々からの信頼も厚い。いつも人の集まる場所として今のカフェを開いた。
※画面はすべて開発中のもの。
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