2015年8月8日(土)
ユービーアイソフトより、10月15日に発売されるPS4/Xbox One/PC用ソフト『レインボーシックス シージ』をgamescomにてプレイした。
多国籍の特殊部隊員から構成された、世界屈指の対テロ攻撃部隊“レインボー”。プレイヤーは、GIGN、SAS、GSG 9、Spetsnaz、FBIという実在する5つの特殊部隊から独自の技術や装備を持つ“オペレーター”を選び、5人でチームを組んで困難なミッションに立ち向かうことになる。
プレイしたのはオーソドックスな5対5のオンライン対戦モード。FPSをプレイする人は、いわゆる爆破ミッションを思い浮かべてもらえば大丈夫だ。
本来、FPSというと開けたロングレンジの場所があったり、曲がり角があったりする中で、おおよそ敵の所在を考えながらプレイするものだ。そんな概念を破壊するのが、『レインボーシックス シージ』だと感じた。
対戦が始まると、攻撃側はドローンを動かし、目的地点の探索ができる。この時に内部構造や防衛側がどのように行動しているかを把握すると、後々に攻めが成功しやすくなる。
一方、防衛側は対戦が始まると一目散に壁にバリケードを設置することになる。もちろん、このバリケードを張る行為にも意味があり、バリケードが壊された=敵が近い、もしくは侵入してきたという合図となる。
いかにバリケードを張り巡らせ、敵の行動を把握していくかが、防衛側では大事だと感じた。
筆者がプレイした際は、一番最初に防衛側をプレイ。初見でのプレイだったため、敵が何処から攻めてくるのかわからない不安感に襲われながら、目を凝らしていると、バリケードの下に空いた少しの隙間から相手の足が見えた。
後から知ったのだが、どうやら木製のバリケードだといわゆる壁抜きができるそうだ。なので、バリケードの下に足が見えたら迷わず撃ってしまってよいだろう。
そんなこんなで攻め入ってきた敵を撃退。1ラウンド目は防衛側で見事勝利となった。2ラウンド目は攻守交替して攻撃側に。
攻撃側はいかにゲーム開始までに建物の内部を把握するかが重要になる。防衛側は待ち構えるだけという状況の中、攻撃側は建物内部での待ち伏せなどを考慮しつつ、攻め入らなければならないからだ。
うまいこと、残り1対1の状況にまで持ち込んだものの攻撃側のラウンドでは敗北。
勝負は最終ラウンドの防衛戦に持ち越された。1ラウンド目で防衛側の勝手を掴んだので、スムーズにバリケードなどを設置し、相手を待ち構えていたのも束の間、敵の速攻で味方の1人がやられてしまう。
カバーに入ったが、視界がうまくとれず、敵に蜂の巣にされてしまった。だが、味方がまさかの3人をキルしたことで勝利。ひと時の対戦だったが、まさに手に汗握る攻防を体感できた。
▲プレイヤーが倒されると残りの人数状況が大きく表示される。非常にありがたい機能だ。 |
そんな熱い駆け引きが魅力の本作には、観戦モードも組み込まれている。5対5の部屋に観戦者として入室できるのだ。フィールドを真上から見下ろしたり、プレイヤーの主観で観戦したりと、プレイさながらの緊張感が楽しめる。
通常のFPSでは、このポジションとこのポジションを守ればいいという場所が存在するが、本作は自ら篭城することによって、いろいろな可能性を生み出してしまえる。
ここからも進入できるし、ここも危ないかもと考え過ぎてしまえるゲームシステムは、通常のFPSとは少し違った楽しみを感じさせてくれた。
FPS好きはもちろん、各国の特殊部隊が好きなマニアックな人にオススメの本作。日本ではあと2カ月ほどで発売されるが、腕に自身のあるFPSプレイヤーはぜひともプレイしてみてほしい。
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