2015年8月20日(木)
鋼の守護聖・ゼフェルを演じた岩田光央さん『アンジェリーク ルトゥール』収録後インタビュー完全版
乙女ゲームの草分け的タイトルが、20年の時を経てフルリメイク! 10月1日発売予定のPS Vita&PSP『アンジェリーク ルトゥール』より、人々に器用さをもたらす鋼の守護聖・ゼフェルを演じた岩田光央さんに収録後インタビューを決行。電撃Girl’sStyle8月号に掲載しきれなかった部分も含めた完全版をお届け!
――まずは、アフレコを終えてのご感想をお願いします。
最後にゼフェル役としてアフレコをしてから随分経つんですよ。今回の『ルトゥール』は、それこそ10年ぶりくらいになります。でも、ブランクを感じることはなく、セリフを言えば言うほどゼフェルのことを思い出していく。自分の中にゼフェルというキャラが染みついているのが感じられて、とても素敵で、楽しい時間を過ごすことができました。僕は、今の自分があるのは『アンジェリーク』のおかげだと思っているんですよ。自分の中にあるコア(核)の1つなんです。ゼフェルのことも本当に大好きです。
――ゼフェルの魅力はどんな部分だと思われますか?
元祖ツンデレなところ(笑)。親しくなるまでは、すごく冷たくてヒドイんですよ(笑)。でもそのぶん、仲良くなるとすごい。ラストの方のデレは本当にすごくて、僕自身も演じていてたまらなかったですね。ちょっとだけ照れちゃいました。ぜひゲームで、そんなゼフェルの“デレの極致”を体感してほしいです。
――ちなみに、ゼフェルと岩田さんの間に共通点はありますか?
僕もツンデレなこと! ……嘘です(笑)。20年前ならあったかもしれないけど、今となっては共通点を見つけるのは難しいかもしれないなぁ。ただ、ゼフェルはツンデレだけでなく、ピュアで一本筋が通っている、まっすぐなところも大きな魅力。その部分は、僕も見習いたいし、そうなりたいと憧れる部分です。
――もしもご自身が女王候補になるとしたら、恋と使命、どちらを取りますか?
この年になると、恋かなぁ(笑)。恋心を今でも持っていたいです。自分の中でこれまで培ってきたものはあるんだけど、ふとした瞬間のときめきは忘れないようにしたいですね。
――それでは、逆に守護聖になるとしたら何を司る守護聖になりますか?
僕は絶対鋼の守護聖! それ以外には考えられないですね。だって、20年もの付き合いですから、鋼の守護聖とは。
――シリーズ20周年を迎える『アンジェリーク』ですが、これまでの展開の中で印象的なものはありますか?
一番印象に残っているのは、やっぱり「アンジェリークメモワール2000」。今でこそネオロマンスシリーズの聖地として有名なパシフィコ横浜ですが、当時はこんな大きな会場でイベントができるなんて考えられなかったんですよ。だから、「アンジェリークメモワール2000」で初めてパシフィコ横浜のステージに立てたときは、ものすごい驚きと可能性を感じました。そんなわけで、今年の7月に開催される「アンジェリークメモワール2015」は、タイトルを見た瞬間にすごく感激したんですよ。
――今後の展開に対する希望などを教えてください。
今後、何かの機会に「ゼフェルが故郷に帰るシーン」が演じられたら嬉しいですね。ゼフェルにとって故郷はとても大切な場所なので。彼の心の葛藤を表現してみたいです。
――それでは最後に、ファンへのメッセージをお願いします。
おかげさまで、ゼフェルを再び演じる機会をいただくことができました。往年のキャストが全員揃ったのもとても嬉しいことですし、シリーズファンは100%楽しめる作品だと思います。『アンジェリーク』は、たくさんある乙女ゲームのいわば原点に位置する作品です。ぜひ本作で、コーエーテクモゲームスの底力を感じてくださいね。
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