乙女ゲームの草分け的タイトルが、20年の時を経てフルリメイク！　10月1日発売予定のPS Vita＆PSP『アンジェリーク ルトゥール』より、人々に強さをもたらす炎の守護聖・オスカーを演じた堀内賢雄さんに収録後インタビューを決行。電撃Girl’sStyle8月号に掲載しきれなかった部分も含めた完全版をお届け！

――アフレコを終えての感想をお願いいたします。

　一番始めに思うのは、また『アンジェリーク』のゲームに出演できてうれしいと同時に実現すると思っていなかったので、関係者やファンのみなさまに感謝です。前作から間が開いてしまったので、収録するまではオスカーが老けちゃうんじゃないかと心配していたんですよ（笑）。でも無事に収録でき、喜びでいっぱいです。

　最初に彼を演じてから年数が経って、僕も成長しているので当時と今とでセリフの重みが同じかどうかはわかりません。でも基本的なオスカーの性格はわかっているので、昔の彼に戻った気持ちで演じました。ただ、愛の告白については熟成されているかもしれませんね。

――ご自身の演じる守護聖の魅力を教えてください。

　彼の魅力は、優しいくせに上から目線な感じですね。本当はすごく優しいクセに、女性と接するときに突き放す感じになってしまうんですよ。もしかしたら、計算ずくなのかもしれません。あと守護聖として、仕事はちゃんとこなしているところ。女性には優しくて、仕事ではマジメなんてカッコいいじゃないですか。

　オスカーと似ている部分は、ありません。でも僕も会社を経営していたり、後輩がいたりするので、守護聖のお子ちゃまチームに口では悪く言いながらも可愛がっているあたりが似ているかもしれません。

――もしご自身が女王候補になるとしたら、恋と使命どちらを取る？

　恋ですね。人生は一度きりなので、どちらかを選ぶなら恋です。男は仕事とよく言いますが、僕はそうじゃない気がします。この人だと思えた人と、人生一緒にいた方がいいじゃないですか。仕事は新たに見つけることもできますが、本物のあまり恋はできないです。

――もしご自身が守護聖になるとしたら、何を司る？

　恋の守護聖。恋をしたことのない人のもとに現れて、幸せに導くような守護聖がいいですね。

――シリーズ20周年の思い出はございますか？

　出演しているメンバーはみんなそうだと思いますが、『アンジェリーク』単独でパシフィコ横浜でイベントをやったというのが一番大きいです。最初はあまり客席が埋まらなかったところから1公演ずつ積み重ねていって、ファンやスタッフと盛り上げて三階席までいっぱいになるまでのイベントになったというのは誇りですね。

　ゲームも最初はボイスCD別売りのところから始まって、少しずつ進化していきました。そこは関係者のもの作りのこだわり、愛情深さだなと思います。ほかにも思い出がたくさんあって、語り出したら3時間くらい必要になります。みんなで1つずつ育てていった作品なので、ファン、キャスト、スタッフとの絆を感じますね。

――今後の『アンジェリーク』の展開に対するご希望をお聞かせください。

　いろいろなことを試させていただいた20年で、本当に大概なことをやらせていただいていますからね。本作の音楽が大好きなので、まだまだコンビを組んでいないキャストとペアで歌ってみたいです。あとジュリアスを僕が演じるなど、中身が入れ替わるようなシチュエーションの物語もおもしろいかもしれません。あとは、イベントでコントをやるくらいですね（笑）。各自自分で脚本を書いてきて。ここまでベテランになったら、何でもありかなと。

――ファンへのメッセージをお願いいたします。

　僕自身も待ちに待った作品です。僕たちも一生懸命がんばりますので、一緒に盛り上げていっていただけたらなと思います。キャスト陣もみんな仲がいいですし、チームワークも抜群なので、またみんなでいろいろできたらいいですね。

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