2015年8月26日(水)
川上 稔先生が執筆する電撃文庫『OBSTACLEシリーズ 激突のヘクセンナハト I』の紹介記事をお届けします。
TVアニメ化もされた電撃文庫『境界線上のホライゾン』シリーズの著者で、その発売日には超分厚い文庫本が書店に山積みになることで有名な作家といえば――? そう、作り込まれた世界観と独自のSF感覚が人気を集める川上稔氏ですね!
川上氏がなんと今回は“魔法少女もの”に挑戦です!! 実は現在、同名のコミックが月刊コミック電撃大王で好評連載中。つまり、原作を手掛ける著者みずからが公式ノベル化という、コミック&文庫ファンの両方にオススメの作品なんです♪
本作に登場する魔法少女は、“使役体”という人工に作られた精霊体(使い魔のようなもの)の力を借りて、バトル用のドレスと武器を召喚できる魔女のこと。若き魔女たちは東京の人工島にある私立四法印学院へ集い、10年に一度訪れる運命の日―― ≪ヘクセンナハトの夜≫に備えて己の能力を磨いています。
この世界には、月に【黒の魔女】という厄災をもたらす魔女が封印されていて、人類は10年ごとにその封印を開放し、選ばれた優秀な少女が【黒の魔女】に挑むという歴史を繰り返しています。
さて、本作の物語は例の学院から、竜型の試作使役体が逃げ出すところから始まります。巨大な力を持つがゆえに、誰にも扱えないはずの竜の使役体。これを探索するのは、実家が有名な神社で巫女系の魔女、堀之内・満。彼女の行く手には、どんな出会いと試練が待ち受けるのか、どうか最後までじっくり読んでください!!
本作で注目すべきは、四法印学院に集う2人の魔女でしょう! まずは学院で作られる使役体の管理役で、巫女属の魔女、堀之内・満です。由緒正しき神社出身のお姫様で、「~ですの?」という丁寧な口調がよく似合います。彼女が相棒にしている使役体は、母から譲り受けた朱雀という精霊体の鳥。この朱雀は言葉を話すことはできませんが、戦闘で疲れると胡坐をかいたり、なかなかお茶目なところがあるようです。
もう1人は、各務・鏡という苗字も名前も同じ読み方をする美少女!! 男勝りのワイルドな性格で、細かいことは気にしないタイプ。口調やたたずまいがどこか騎士のようで、女性らしい満とは正反対の魅力を持っています。生い立ちは謎に満ちていて、どうやら日本以外の国から来たらしいのですが……。
満と鏡が出会う時、物語は大きく動き出します。世界を厄災の魔女から救うため、戦う宿命を背負った魔女たちの姿は美しくて躍動感たっぷり!!その魅力は小説版でも損なわれることはありません。2人ともナイスバディーで巨乳ですし……いえ、現実世界では巨乳と呼ばれる大きさでも、川上作品の中では貧乳扱いされることもあるので断言は禁物? ぜひ、満と鏡がいかほどのブツをお持ちか、ご自身の目で確かめてみてください。(笑)
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(C)川上 稔/ KADOKAWA CORPORATION 2015
イラスト:さとやす(TENKY)
協力:剣 康之
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