本日8月22日に開催された、PS4版『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』を使ったSCE主催のイベント“闘神激突”決勝大会のレポートをお届けします。

▲10対10の真剣勝負！（画像は公式サイトをキャプチャしたもの）

　本大会では、『GUILTY GEAR』シリーズの最強プレイヤーたち“ギルティギア王者軍”と、さまざまな格闘ゲーム大会で名を残してきた“プロゲーマー連合軍”による10対10の団体戦が行われます。公式サイトには主なメンバーのプロフィールやプレイ動画が掲載されているので、気になるプレイヤーがいる場合はぜひチェックしてみてください。

●配信ページ……【YouTubeライブ】 ／ 【ニコニコ生放送】 ／ 【USTREAM】

　ルールは星取り戦で、1ラウンド99秒、2ラウンド先取したほうが勝利。先に3試合をとったほうが勝ちとなる、いわゆる“3先”形式となります。

　ちなみに使用するコントローラは各自持ち込む形式。使い慣れたベストなものを使ってのバトルが展開しました。

　はたして、勝利の栄光をつかみ取るのは王者軍か、連合軍か？　各対戦カードの結果をお伝えしていきます。

　なお、大会の結果は追って本記事に追記していく予定です。

▲バトル直前のニコニコ生放送での予想はほぼ五分五分！

バトル1：○TAKA（スレイヤー） VS ●ロイ（ソル）

　バトル1で戦うのは、ともにオンライン予選の優勝者であるTAKAさんとロイさん。ちなみにバトル5までに戦う10人はいずれもオンライン予選枠を勝ち抜いたメンバーで、バトル6はアークレボやEVOで代表枠を勝ち取ったかりんちゅさんとどぐらさんとなっています。

　開幕からデンジャータイムが発生する攻撃的なバトルが展開し、まずは連合軍のロイさんが2連勝をして1試合目を先制。2試合目は王者軍のTAKAさんが2-1で勝ち、態勢を立て直します。

　その後、3試合目、4試合目を連続でTAKAさんが勝利。中盤以降は相手の動きを読む動きが決まり、接戦を制していました。

　初戦を制したのは王者軍のTAKAさん。激しい殴り合いが見どころの熱い戦いとなっていました。

バトル2：○キーシャ（ファウスト） VS ●あいん（カイ）

　ある意味で異色のキャラとなるファウストと正統派のカイ。1試合目からお互いのよさを見せ合う好試合となっていました。3ラウンド目は大激戦の末に連合軍のあいんさんが勝利をつかみました。

　キーシャさんのファウストは画面端に追い詰められるシーンが多く、苦戦が続きます。2試合目もあいんさんが勝ちましたが、3試合目の3ラウンドのラストでキーシャさんがロマンキャンセルを利用した見事な勝利で一矢報います。

　これで流れが変わったか、4試合目もキーシャさんのファウストが見事に立ち回り、2勝同士の状況に戻します。

　最終戦はキーシャさんが怒涛の攻め！　投げやアイテムを駆使して2連勝をもぎとり、これで王者軍は連続で2勝する結果となりました。

バトル3：○コイチ（イノ） VS ●中洲ベッドマン（ベッドマン）

　解説者によると両者とも手先が器用なテクニシャンとのこと。使用キャラクターもイノとベッドマンということで、かなりトリッキーな動きのバトル展開となっていました。

　非常にコンボ精度が高い戦いで、遠距離攻撃合戦かと思いきや画面端のコンボが一気に決まるという、まさに一瞬も目を離せないスピーディな展開が多かった印象です。

　いくつかのラウンドで中洲ベッドマンさんのベッドマンの爆発力の高さが目立つ場面もあり、見ていて興奮する展開が多かったです。

　2試合目までは互いに1試合ずつ勝利する互角の展開。続く3試合目は王者軍のコイチさんが2-1で勝ち、リーチをかけます！

　4戦目は連合軍の中洲ベッドマンさんが取り返し、最終戦も1-1までもつれこんだものの、最終ラウンドはパーフェクトでコイチさんのイノが勝利！

　王者軍が3連勝となり、あとがなくなってきた連合軍。この先、どんな展開になっていくのでしょうか!?

バトル4：●竹原（ラムレザル） VS ○もっちー（ソル）

　解説者によると空中投げ対決も見どころという、竹原さんともっちーさんのバトル。序盤はもっちーさんのソルが優勢で戦いが進み、2試合を連取します。

▲愛用のパッドで戦いに挑む竹原さん。

　このまま連合軍が初勝利になるかと思いきや、3試合目は王者軍の竹原さんが取り返します。

　空中投げでの見せ場もありつつ、4試合目の接戦を制して竹原さんが追いつきます。これで流れが変わる雰囲気もありましたが、もっちーさんは最終戦の1ラウンドでパーフェクト勝利！　2ラウンドは大接戦の末に竹原さんが空中投げを決め、戦いは最終ラウンドへ。

　空中投げの応酬が行われる大激戦のラストはもっちーさんのソルのタイランレイヴで決着！　ここまでの試合の中で最も白熱したといっても過言ではないほど、攻守が目まぐるしく転換する熱い戦いとなっていました！

バトル5：○ハンバーグ（エルフェルト） VS ●中村（ミリア）

　ようやく1勝をもぎとったプロゲーマー連合軍。この時点で1-3となっていますが、ここからの追い込みはあるのでしょうか？

　序盤から実力が伯仲しているかのような接戦が続きますが、まずは王者軍のハンバーグさんが2タテで1試合目を制します。

　現時点の家庭用では最強とも言われる火力を持つエルフェルト。その爆発力が発揮される場面もありましたが、中村さんのミリアのテクニカルな動きが目立つ好試合もありました。

▲2試合目にはなんと一撃必殺技でフィニッシュ！　さらに3試合目にはパーフェクトを決める場面もありました。エルフェルトとハンバーグさんのよさが前面に出た展開でした。

　エルフェルトのパターンが決まるシーンが多く、3試合連続でハンバーグさんが勝利！

　前半戦が終わったところでギルティギア王者軍が4勝、プロゲーマー連合軍が1勝という結果となりました。

バトル6：○かりんちゅ（ミリア） VS ●どぐら（シン）

　後半戦となるバトル6で戦うのは、アークレボの代表枠となるかりんちゅさんと、EVOで代表枠を勝ち取ったどぐらさん。

　1試合目はかりんちゅさんのミリアが勝ち取り、王者軍が優勢の流れで戦いが進みます。

▲2試合目にはミリアの一撃必殺技が決まる！

　かりんちゅさんの猛攻に追い込まれたどぐらさん。対策がうまく決まっていたようで、かりんちゅさんが3試合目も制し、これでギルティギア王者軍は5勝目。戦いにリーチがかかりました！

バトル7：●ススム（チップ） VS ○まちゃぼー（カイ）

　これまでお互いに戦ったことがなく、人生最初の戦いになるというススムさんとまちゃぼーさん。

　手数は多いが紙のような防御力というピーキーなチップの戦いにも注目が集まりました。

　一進一退の激しい攻防の末、1試合目はまちゃぼーさんのカイ、2試合目はススムさんのチップが勝利をおさめます。

　世界に数人しかいないと言われるスーパーチップ使いらしく、猛攻＆速攻が目立つ場面がありました。

　一方、まちゃぼーさんのカイの立ち回りも素晴らしく、要所要所を制して、堅実に勝ちを重ねます。

　その後、互いに1試合ずつをとり、戦いは最終戦へ。ここはまちゃぼーさんが制し、プロゲーマー連合軍が2勝目を獲得！

　投げ合いや読み合いが熱い、非常にエキサイティングなバトルとなっていました。

バトル8：○ナゲ（ファウスト） VS ●かずのこ（ソル）

　EVOで2位となったナゲさんが登場したバトル8。ナゲさんのファウストはうまく距離をとりつつ、かずのこさんのソルを近づけずに戦いを進めていきます。

　1試合目はファウストの健闘が目立ちましたが、2試合目はかずのこさんのソルの立ち回りがうまく、勝負は五分に戻ることに。

　ファウストの爆弾が多めの展開となり、仕切り直しになる場面も。こうして、3試合、4試合目をナゲさんが制しました！

　これにより王者軍が6勝となり、王者軍の勝利が確定しました！

バトル9：○FAB（ポチョムキン） VS ●sako（ザトー）

　チームとしての戦いは決着がつきましたが、プレイヤー同士の真剣勝負は止まりません！　続くバトル9では、ポチョムキン使いとして知られるFABさんとsakoさんとの戦いが展開しました。

　初戦の第1ラウンドは、FABさんのポチョムキンの猛攻で圧勝！　ですが、2ラウンド目はsakoさんのザトーがしっかりと勝利をつかみ、一進一退の攻防が続きます。

　要所でしっかりとポチョムキンバスターを叩き込み、相手の攻撃を直前ガードするFABさん。キャラの相性を感じさせない猛攻を見せまくります！　常人には真似できないレベルのコンボを決め、着実に勝利を重ねていきます。

　結果的には4試合目でFABさんが勝ちましたが、2-1での接戦も多く、非常に熱い試合が多かったです。やっぱり豪快なポチョムキンを見ると胸が高鳴りますね！

　試合を見ていて、「ここでポチョムキンバスターかよ！」と何度も驚いてしまうほど素晴らしい戦いでした。

バトル10：○小川（ザトー） VS ●ウメハラ（ソル）

　ラストバトルは小川さんのザトーとウメハラさんのソルが激突！　さすがにハイレベルな展開が続き、どちらが勝ってもおかしくない流れでしたが、第1試合を制したのはウメハラさん！

　1ラウンド目は小川さんに流れが来ていましたが、2-3ラウンド目はウメハラさんのソルが堅実な防御と的確なコンボ判断で勝利をつかみました。

　2試合目も2-1の接戦でウメハラさんが連勝！　追い詰められた形の小川さんですが、3試合目は落ち着いて勝利をつかみます。さすが！

　エンジンがかかってきたのか、ここから小川さんの立ち回りが鋭さを増していきます。4試合目も連勝し、2-2で最終試合へと進むことに。

　最終試合は小川さんのザトーが制し、逆転勝利となりました！

▲以前の大会で勝てず、悔しかったところもあったと語った小川さん。そのぶん今回の喜びも大きかったようで、「泣かせてもらいます」とメガネを外して声を詰まらせる場面も。

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