メリーバッド官能シチュエーションCD『ラクリモサ Vol.5 強欲の章 メナス』中井和哉さんインタビュー完全版
国を救うも王に裏切られ、封じられた七翼の騎士と、何も知らずに育った王の娘との恋愛を描くCDシリーズ『ラクリモサ』。千年戦争の諜報活動においてさまざまな成果を上げた生粋の盗賊、七翼の騎士の一人・メナスを演じた中井和哉さんの独占インタビュー完全版をお届け!
――収録の感想をお願いいたします。
このような収録後の感想では、僕はあっとういう間でしたと答えることが多いのですが、本作はけっこうなボリュームがあったんですよ。なので、さすがにあっという間とは思えず(笑)。正直、大変でした。
――メナスを演じてみていかがでしたか?
もしかしたら、当初の設定ではメナスって、もっとクールな人だったんじゃないかなと思うんです。また、みなさんも彼のデザインなどから、冷たい人物を想像されているののではないかと思うんですね。なので、もう少しクールな演技をするのが正解だったのかなという気持ちもあるのですが、僕は彼にあたたかみがあるならば、それを前面に出してあげたいと物語を読んで思ってしまったんです。
主人公のことをかわいいと思った時には、無理にクールに振る舞わず、「こいつかわいいな」と笑いながらしゃべっていいのではないかと。なので、ディレクターさんが許してくださる限り、できるだけそちらの方向にしてみました。あと、彼はけっこうロマンチックな人なんですよ。そういうセリフをサラッと言える人なんだなと思いました。
――七翼の騎士たちのような、不死身な体にはあこがれますか?
健康な体はほしいとは思いますが、人並み外れた不死身さはいらないかな。できれば、目立ちたくないので(笑)。
――シナリオはいかがでしたでしょうか?
全体的にとてもシリアスな状況です。でも、僕はメナスと主人公が話しているときは緊張感があふれる場面だけではなく、普通の恋人同士のような空気感を作りたいなと思ったんです。国や彼らのおかれた状況から、そんな時間はなかったかもしれませんが、やっぱり幸せな2人にしてあげたかったので。だからこそ、幸せなラブストーリーで終わらせてくれないところが印象に残っていますね。物語の結末として、「あっ、こういうふうに終わるんだ」と、とても意外性を感じました。
――メナスが好きな食べ物“焼きそば”が物語中にもある場所ででてきます。その味の感想を「異国の味」と言っていたのですが、中井さんが和食以外で好きな異国の味はなんでしょうか?
なんでも。強いて言えばイタリアですかね。パスタとかは大好きですね。高級イタリア料理店などではなくても、喫茶店などで出てくるようなオーソドックスなスパゲティの味も好きです。
――ファンの方へのメッセージをお願いいたします。
メナスはこういう人なのかなとか、こんなお話の展開があるんじゃないかなとか、発売までいろいろ想像してみるといいかもしれません。そういう思い入れが強ければ強いほど、本作が迎えるラストを、“ある意味”で楽しむことができるのではないかなと思います。
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