2015年8月31日(月)
光の守護聖・ジュリアスを演じた速水奨さん『アンジェリーク ルトゥール』収録後インタビュー完全版
乙女ゲームの草分け的タイトルが、20年の時を経てフルリメイク! 10月1日発売予定のPS Vita&PSP『アンジェリーク ルトゥール』より、人々に誇りをもたらす光の守護聖・ジュリアスを演じた速水奨さんに収録後インタビューを決行。電撃Girl’sStyle9月号に掲載しきれなかった部分も含めた完全版をお届け!
――まずは、アフレコを終えてのご感想をお願いします。
ゲームでは久しぶりにジュリアスを演じさせていただきました。演じてみて改めて感じたのは、『アンジェリーク』シリーズは本当に乙女の恋する心に寄り添った作品だな、ということ。各キャラクターのデザインや性格がツボを押さえていて、「絶対に攻略対象の中に好きなタイプがいるはず」と思いました。ジュリアスについては、収録のときに「初代『アンジェリーク』の頃のジュリアスを意識して演じてほしい」というオーダーがあったので、当時を思い出しながら演技をしました。
――ジュリアスの魅力はどんな部分だと思われますか?
コミック版『アンジェリーク ルトゥール ~Secret Side~』(※編集部注:蜜樹みこ先生によるコミカライズ。小学館コミックスが発売中)に少年時代のジュリアスのエピソードが描かれていたんですが、彼は幼い頃から義務や宿命といったものにがんじがらめにされているんですよね。守護聖としてストイックに生きてきたせいか、恋の仕方がとても不器用。男としては「もうちょっとどうにかしろよ!」って思うこともあるんだけど(笑)、真面目さゆえに、職務と恋とで悩み苦しむところは面白いし、かわいいかな。
――ちなみに、ジュリアスと速水さんの間に共通点はありますか?
ほとんどないですけど、ジュリアスの「自分を律する心」はとても勉強になりますね。僕も彼の生き方から、もう一度己を律して背筋を伸ばして生きていきたいなと思います。
――もしもご自身が女王候補になるとしたら、恋と使命、どちらを取りますか?
使命ですね。だって、恋はいつでもできるじゃないですか? でも女王はきっと今しかできないから。
――それでは、逆に守護聖になるとしたら何を司る守護聖になりますか?
平和を司る守護聖かな。友だち同士の間で喧嘩が起こると、よくそれをいさめていましたね。というのも、演劇を志す人間は熱い人が多くて、演劇論などでもめるとよくつかみ合いの喧嘩になっていたんですよ。僕は人と人とのいさかいが苦手なので、平和の守護聖になってみんなを笑顔にしたいです。
――シリーズ20周年を迎える『アンジェリーク』ですが、これまでの展開の中で印象的なものはありますか?
これ、というものを決めるのは難しいですね。個人的に開催しているライブやディナーショーでも、ジュリアスのキャラクターソングは必ず歌わせていただいているんです。この21年間、ジュリアスはしっかりと自分の中にいてくれたんですよね。
――今後の展開に対する希望などを教えてください。
いろいろな時空に行きたい! 守護聖みんなで、平安時代に行ったり、いろんな楽器を弾いてみたりしたいですね(笑)。あとは女性キャラクターがもっと増えるといいな。前の女王だったり、新しい宇宙の民だったりと恋をしてみたいです。それに対してアンジェリークがジェラシーを感じたらかわいいですね。
――それでは最後に、ファンへのメッセージをお願いします。
乙女ゲームの元祖である初代『アンジェリーク』がリメイクされます。ゲームの内容はみなさんのハートにストライクすると思うので、思いっきり楽しんで、たくさんときめいてほしいです。男子もプレイするといいんじゃないかな?(笑) それぞれのキャラクターにますます深みと広がりが出ているので、プレイして体感してくださいね。
データ