2015年9月2日(水)
風の守護聖・ランディを演じた神奈延年さん『アンジェリーク ルトゥール』収録後インタビュー完全版
乙女ゲームの草分け的タイトルが、20年の時を経てフルリメイク! 10月1日発売予定のPS Vita&PSP『アンジェリーク ルトゥール』より、人々に勇気をもたらす風の守護聖・ランディを演じた神奈延年さんに収録後インタビューを決行。電撃Girl’sStyle9月号に掲載しきれなかった部分も含めた完全版をお届け!
――アフレコを終えての感想をお願いします。
懐かしさと、責任感と、時間経過と、いろいろなものを感じました。最終的にすべてをプレッシャーではなく、楽しんで演じることができたのでよかったです。前作から少し空いていますがランディは長い間演じているので、役にすんなり入ることができました。
――ご自身の演じる守護聖の魅力は?
1番の魅力は、素直で真っ直ぐなところでしょうね。自分の気持ちをはっきり言い、周囲にも“言ってもらえないとわからない”と伝えている姿勢は見ていて気持ちがいいなと思います。気持ちを素直に言うっていうのは、コミュニケーションの基本じゃないですか。彼のように自然にそれができる人はあまりいないので、すごく魅力的ですよね。
僕とランディは年齢も違いますし、共通点は少ないです。しかし若いころに自分がそうであったかもしれない部分と、そうありたかった部分を考えると彼というキャラクターに出会えて本当によかったし、憧れも強く感じます。
――もしご自身が女王候補になるとしたら、恋と使命どちらを取る?
気持ち的には恋を選びたいんですが、僕の性格を考えると使命を取ってしまうと思います。候補に選ばれた以上、途中で逃げるのはちょっとね。すべてを放り投げて恋に行きたい気もしますが、選ばれた以上はそうはできないと思います(笑)。
――もしご自身が守護聖になるとしたら、何を司る?
ヒーリングの力を持った守護聖になりたいです。そんな力があれば、きっと女王の力を借りて世界全体を癒せると思うんです。
――シリーズ20周年の思い出
『アンジェリーク 天空の鎮魂曲』のあとに出たドラマCD「アンジェリーク外伝~禁域の鏡~」が、すごく好きでした。このCDにはランディと同じ容姿だけど真逆なウォルターという人物が登場して、悪い感じの演技ができたのが面白かったです。守護聖様たちはみなさん毒気がないので、毒があるセリフなどを言って本当にいいのかなと思いつつも、なかなかできないことなのでやってしまえと(笑)。
あとは、物もらいを作って眼帯でイベントに出てしまったことですね。眼帯姿を見た森川くんが「スクリーンに映ったときに怖かったり、心配したりしてしまうかもしれないから」と、眼帯に絵を描いてくれたんです(笑)。その森川くんの優しさと、自分のふがいなさをよく覚えております。
――今後の『アンジェリーク』の展開に対する希望
ドラマCDは本作の醍醐味でもあるので、ぜひ新しいものを演じてみたいです。できれば聖地が大変なことが起きて、守護聖やアンジェリークの力で解決していくアクション要素があるものがいいですね。僕はオスカーが好きなので、彼のアクションが聴きたいんですよ。ランディーは、その背中を守るポジションかな。ほかにもゼフェルがテクニカルな部分でサポートするなど、全員の力を活用する物語をもう1回演じたいですね。
――ファンへのメッセージ
待ち続けるのは難しいことですが、それを貫いてくれたみなさまの愛に感謝しています。昔と同じようにできるか心配していたのですが、それよりなによりも、ハートで一生懸命演じました。楽しんでプレイしていただけたらそれが1番うれしいですし、聴きどころである告白シーンはできることなら何度も見ていただけたらなと思います。
データ