乙女ゲームの草分け的タイトルが、20年の時を経てフルリメイク！　10月1日発売予定のPS Vita＆PSP『アンジェリーク ルトゥール』より、本作で追加された新キャラクター、謎の青年・オリヴィエを演じた逢坂良太さんに収録後インタビューを決行。電撃Girl’sStyle9月号に掲載しきれなかった部分も含めた完全版をお届け！

――まずは、アフレコを終えてのご感想をお願いします。

　今回『アンジェリーク』シリーズというものすごく歴史の長い作品に、若手の自分が参加することになるとは思わず、大きなプレッシャーを感じていました。なので、事前にほかのキャストの演技を耳に入れないことで、自分なりの演技をしようと心掛けました。ブライアンというキャラは、若すぎない声色で、たっぷり時間をとって芝居をしました。スムーズにキャラがつかめたので、収録もすんなり行きすぎて、逆にビックリするくらいでした（笑）。

　収録の前は、役どころについていろいろ考えて、「もう少し感情を減らしてみるか」とか、「闇っぽい雰囲気を出すか」とも思ったんですけど、最終的には素直に演じました。

――ブライアンの魅力はどんな部分だと思われますか？

　しっかりしているんだけど、少し危なっかしくて放っておけない感じがします。主人公も、ブライアンのことが放っておけないから逢いに来るのかな……？　ブライアンは、口調はきついんですけど、それは素直になれないだけなんですよ。だからふとしたときに彼の本音が少し漏れるところが、いいなと思います。

――ちなみに、ブライアンと逢坂さんの間に共通点はありますか？

　共通点は素直じゃないところでしょうか。僕自身も天邪鬼なので、仲のいい相手にはふざけて、気持ちとは真逆のことを言ってしまったりしますね。

――もしもご自身が女王候補になるとしたら、恋と使命、どちらを取りますか？

　恋愛です！　使命って宇宙全体を統べるってことですよね。そんな重荷、僕には背負えないですよ（笑）。自分だけでいっぱいいっぱいです。でも、恋愛と友情だったら僕は迷わず友情を優先します。もし誰かと付き合っていたとしても、そこは変わらないです。

――それでは、逆に守護聖になるとしたら何を司る守護聖になりますか？

　炎の守護聖でしょうか。炎って「戦う」みたいなイメージがあってかっこいいじゃないですか。男としてはやっぱり、守りに徹するよりは戦いたい、というのがありますね。

――今後の展開に対する希望などを教えてください。

　いろいろな守護聖や、ほかのキャラクターたちとのやりとりを演じてみたいです！　ゲームでは主人公とのやりとりが主で、ほかの登場人物とはあまり話せなかったんですよ。だから、みんなと会話をしたらブライアンはどんな反応をするのか知りたいです。

――それでは最後に、ファンへのメッセージをお願いします。

　本作を楽しみに待っているファンの方の中には、きっと「豪華キャストの中に、なんで逢坂がいるんだ？」と思われた方も多いと思います。僕自身は、僕の中にあるブライアンというキャラを精いっぱい演じました。20年もの間、『アンジェリーク』シリーズを好きだった方たちがブライアンルートをプレイすると思うとドキドキします。『アンジェリーク ルトゥール』の世界観にブライアンが馴染んでいたらとてもうれしいですし、数々の魅力的なキャラの中でも「ブライアンが一番好き」と言っていただけたらもっとうれしいです。ぜひ楽しんでくださいね。

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