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2015年9月17日(木)

『電撃文庫FC IGNITION』レビュー! 司波兄妹のさらなる力が明らかに【TGS2015】

文:ophion

 プレイヤーキャラクターとして『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX IGNITION(電撃文庫FCI)』に参戦する司波達也を操作した感想を掲載。サポートキャラクターとして参戦する司波美雪の性能もチェックします。

『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX IGNITION』

 電撃文庫のキャラクターたちが作品の枠を越えて熱い戦いを繰り広げる『電撃文庫FCI』。すでにアーケードで好評稼働中の本作ですが、コンシューマ版ならではの魅力と言えるのがプレイヤーキャラクターとしての司波達也の参戦でしょう。

 劣等生でありながら、劣等生だからこそ原作でさまざまな活躍をしてきた達也が『電撃文庫FCI』でどんな動きを見せるのか? 東京ゲームショウ2015の会場でひと足早くプレイした感想をお届けします。

『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX IGNITION』
▲セガブースでは、新メンバーも加わった電撃FIGHTINGガールズがお出迎え。
『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX IGNITION』
▲こちらが達也のコマンドリスト。追加アクションの豊富さについては下で解説します。

 足長っ! それが司波達也に触れた第一印象です。別に笑いを取りにいったわけではありませんよ。達也の通常技はキックが主体で、リーチが長め。特にけん制などに重宝するしゃがみ弱キックが使いやすそうです

 立ち中攻撃、立ち強攻撃の攻撃発生が少々遅いという欠点はありますが、しゃがみ弱キックからのコンビネーションに使えば問題なさそうです。

 必殺技は地上空中ともに2種類ずつ。『電撃文庫FCI』の中では必殺技が豊富といっていいかと思います。

 “ミスト・ディスパージョン”はボタンによって異なる位置に魔法を射出する必殺技。どことなく深雪の“フローラル・ロック”に似た性能をしています。一定の距離に攻撃が発生するという性質上、コンボだけでなくけん制にも重宝しそうですね。

『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX IGNITION』
▲“ミスト・ディスパージョン”はA版が近距離、C版が遠距離に魔法を射出。B版はA版とC版の中間距離に攻撃します。

 また、“ミスト・ディスパージョン”には斜め下に魔法を撃ち出す空中版もあり、こちらも空中から地上の相手をけん制するのに便利そうです。“ループキャスト”は放物線を描くような軌道でジャンプしながら、前後を攻撃するもの。動作中は飛び道具を無効化する性質があるので、相手によって使う機会が大きく増減しそうです。

 そしてこの“ミスト・ディスパージョン”、空中版“ミスト・ディスパージョン”、“ループキャスト”の3種類の技から追加アクションに派生できるのが達也の大きな特徴。2種類の“ミスト・ディスパージョン”は相手にヒットした、もしくはガードされた時は追加アクションに派生可能で、“ループキャスト”は飛び道具を受け止めた時に追加アクションに派生可能です。

 この追加アクションは、AボタンorBボタンorCボタンの3種類あり、Aは相手に高速で接近する移動技、Bは下段攻撃、そしてCは突進技とそれぞれ大きく性能が異なります。必殺技を出したあとに追加アクションを出すか出さないか。そしてどの追加アクションを使うかという選択が達也を使ううえでおもしろくなりそうなところですね。

 最後の必殺技“隼”だけは追加アクションがありませんが、空中コンボで使いやすそうなのでどの必殺技も使いがいのあるキャラクターという印象です。

 その他のコマンドリストに掲載されている技の中では、インパクトスキルの“青嵐”が特徴的。相手を通り抜けながら攻撃する姿はどことなく深雪の“フェンリル”と近い雰囲気が感じられました。

 もう1つのインパクトスキル“浮雲”は空中へワープ後、高速落下して相手を踏みつけるもの。これまでにないタイプの技なので、既存のインパクトスキルとは異なる使い方が生まれるかもしれません。

 指を鳴らすと同時に、地面が隆起するほどの爆発を起こす“ソニック・エンド”とヒットすると連続で蹴りを繰り出す“カデンツァ”は、多くのキャラクターが持つクライマックスアーツに近い性能。『電撃文庫FCI』もしくは前作『電撃文庫 FIGTING CLIMAX』をプレイしていれば、すぐに使いこなせるかと思います。

 今回のプレイで唯一心残りだったのは切り札の“フラッシュキャスト”の詳しい性能がわからなかったこと。シャナの“審判”などと同じ、いわゆる“強化系”の切り札なのですがどこが強化されたかはわからず。技名から推測すると、なにかが速くなっているのだと思うのですが……会場で実際にプレイして確かめてみてください。

 全体的に見て、達也は各種追加アクションの使い方がカギになりそうな印象。コンボのダメージアップはもちろんのこと、空中“ミスト・ディスパージョン”でけん制して、追加アクションから地上戦に持ちこんだりと研究しだいで多彩な立ち回りができそうですね。

『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX IGNITION』
▲銃を構え直して“フラッシュキャスト”を発動。強化系の切り札はプレイヤーの動きが洗練されるほど強力なものになるので、今後の研究が楽しみです。

 そうそう、新キャラクターとして参戦するのは達也だけではありません。達也の妹・司波美雪もサポートキャラクターとして参戦します。このサポートキャラクター版深雪が繰り出すのは、プレイヤーキャラクター時の必殺技に近い攻撃。

 Sボタンで繰り出すのは“フローラル・ロック”で、攻撃発生が早さが魅力。攻めの起点やコンボなど、さまざまな状況で活躍してくれそうです。そして←or→+Sボタンで繰り出すのは“フリージング・ゾーン”と同様の技。こちらはやや攻撃発生が遅いのですが、そのぶんプレイヤーキャラクターとの同時攻撃が狙いやすそう。相手の起き上がりにあわせて使えば、高い効果を発揮してくれそうですね。

『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX IGNITION』
▲どちらのアクションも、ある程度相手の位置をサーチしているようでした。

 そんな司波兄妹の新たな魅力を満喫できる『電撃文庫FCI』は、東京ゲームショウ2015のセガブースでプレイできます。ぜひ、会場でプレイしてライバルたちに差をつけてください。

『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX IGNITION』
▲プレイした人には『電撃文庫FCI』のプレイヤーキャラクターがプリントされた缶バッジがプレゼントされます。

■東京ゲームショウ2015 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2015年9月17日~18日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2015年9月19日~20日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

(C)SEGA
(C)2015 KADOKAWA アスキー・メディアワークス

データ

▼『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX IGNITION』
■メーカー:セガゲームス
■対応機種:AC
■ジャンル:対戦格闘
■稼動日:2015年7月28日
■料金:店舗により異なる

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