2015年9月18日(金)

『CoD ブラックオプス3』に搭載された各モードの魅力について開発のTreyarchが語る!【TGS2015】

文:電撃PlayStation

 SCEより11月7日発売の『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』。TGS2015開催に合わせ、本作の開発を担当するTreyarchによるセッションが開催。セッションでは、本作を構成する3つのゲームモード“キャンペーン”と“マルチプレイヤー”、そして“ゾンビモード”について、開発の意図や特徴の解説が行われた。

『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』
▲セッションで解説してくれたディレクターのJohn Rafacz氏

 まず、ストーリーモードであるキャンペーンは、前作『コール オブ デューティ ブラックオプスII』のエンディング後の世界を描きたいというところから開発がスタート。前作の物語の中心となった2025年の世界では、ラウル・メネンデス率いるテロ組織“コルディスダイ”が世界中の戦争で利用されていたドローン(無人機)兵器のコントロールを奪って戦いを挑むという物語が描かれた。

 今作の舞台である2065年の世界は、この戦いの教訓から開発された“Direct Energy Air Defense”という防空システムによって空での戦いはほぼ起こらなくなっている。しかし、戦争そのものはなくなることなく地上を中心とした戦いが依然として続いているとのこと。

 さらに、世界の勢力図も変化しており新たな冷戦状態が発生している。また、2065年の世界では、ロボットやオーグメンテーションと呼ばれる義手義足といった技術の発展によって、戦いの様相も大きく変化。主人公たちブラックオプスの兵士たちはこれらの技術をみずからの意思で採り入れ、超人的な力を発揮するようになった。

 また、彼らはダイレクトニューロインターフェイスという技術でみずからの脳を機械と無理なくつなげるようになっており、オーグメンテーションの活用だけではなく兵士同士がネットワークで接続されている。

 『ブラックオプスIII』の物語は、シンガポールにあるブラックオプスの基地のネットワークが突如失われてしまうところからスタート。この事件によってブラックオプスの兵士同士のネットワークも消失してしまう。また、事件と同時に重大な機密情報が漏洩するという事態も発生。プレイヤーの操作する主人公は、シンガポールの基地で何が起きたのか、そしてブラックオプスのほかの兵士たちの消息を追うことになるとのことだ。

 キャンペーンのシステムとしては、最大4人までのCo-op(協力)プレイを楽しめるのが特徴。従来作のキャンペーンは1本道に近かったマップ構造もオープンエリアになっており、自由度の高い攻略が可能としている。

 また、シリーズの魅力である壮大なストーリーや演出との親和性もしっかりしているとのこと。また、もうひとつの要素として“セーフハウス(隠れ家)”が紹介された。ここではミッションに備えて装備などのカスタマイズや情報収集のほか、協力プレイに参加するプレイヤーがあつまるロビーとしても機能するそうだ。

『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』

 続いて『コール オブ デューティ』シリーズ共通の魅力でもある対戦モード、マルチプレイについて。本作のプレイキャラクターは、スラスターによるハイジャンプや垂直の壁に張りついて走るウォールランといった新アクションが可能で、ゲームもこれらの操作を前提として制作しているとのこと。

 また、独自の要素としてスペシャリストと呼ばれる9人の兵士からプレイキャラクターを選択するシステムを紹介。プレイヤーは、従来の武器や装備品に加え、スペシャリストの装備や能力を使って戦うことになる。彼らにはそれぞれ背景となる物語が設定されているようだ。また、プレイヤーの個性を出す手段として武器のペイント機能を解説。複数のパターンを組み合わせて武器の3つの面にそれぞれマーキングをほどこせるとのことで、凝り性のプレイヤーにはたまらない要素となりそう。

『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』
『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』

 そして最後は『ブラックオプス』シリーズの魅力である4人協力プレイモード、ゾンビモードについて説明が行われた。このモードは、Treyarchが制作した日本未発売の作品『Call of Duty World at War』で、キャンペーンクリア後にプレイできる秘密のモードとして用意されいた。それがユーザーの好評を博して初代『ブラックオプス』で独立したゲームモードに昇格、続く『ブラックオプスII』ではさらなる進化を遂げている。

 今回のゾンビモードは、1940年代のアメリカ、フィルム・ノワール調の世界が舞台となる。セッション中に流されたトレイラーではゾンビだけではなくイカのような触手を持つ怪物も登場しており、今回もハードな戦いが待っていそうだ。

『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』
『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』

■東京ゲームショウ2015 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2015年9月17日~18日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2015年9月19日~20日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

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