2015年9月19日(土)
『赤い砂堕ちる月』のPS Vita版が2016年春に発売。柿原徹也さんら演じるキャラがフルボイスに
ヒューネックスは、ゲームブランド“dramatic create”のタイトルとして、PS Vita用ソフト『赤い砂堕ちる月』を2016年春に発売する。価格は、パッケージ版が6,900円+税で、ダウンロード版が5,900円+税。
『赤い砂堕ちる月』は、PCゲームブランド“Landkarte”から発売された同名の女性向け恋愛アドベンチャーゲームをPS Vita向けに移植した作品。シナリオを山崎浅吏さん、キャラクターデザイン・原画を沙月ゆうさんが担当し、“符術士”の主人公が己の主と出会い、いつしか国の存亡を揺るがす動乱に巻き込まれていく物語を描いている。また、序盤の選択によって、主人公の性格が5種類に変化する独自のシステムが特徴だ。
●ストーリー
「主を探しなさい。君の全てを預けられる主を。相手が見つかるまで、顔を隠す布を取ってはいけない。その素顔を見ることができるのは、君が認めた主だけ。それが符術士の掟、契約だ」
東汪国(とうおうこく)の都、王陵(おうりょう)で符術士になるべく修行を積んでいた主人公は、ある日、修行場の紫永観を出て自分の主を探せと命じられる。さまざまな人物と出会い、人として、符術士として成長していく主人公。だがそんな中、主人公は次第に東汪国の存亡を揺るがす動乱に巻き込まれていく。
主人公は誰と契約を果たし、運命を共にするのか。
終わりの日は、刻一刻と近づいていた──。
PS Vita版の新要素を紹介
PS Vita版では、キャラクターのフルボイス化や新シナリオ、新ビジュアルの搭載など、以下の新要素がオリジナル版から追加されている。
●キャラクターのフルボイス化
江口拓也さん、柿原徹也さん、興津和幸さんら人気声優陣によるキャラクターボイスは、フルボイス化されてストーリーを彩る。
●原作スタッフによる新シナリオ・新ビジュアルの追加
オリジナル版スタッフの手による主人公の性格5種類に応じた新規イベントや新エピソードが、大量に追加される。描き下ろしの新規イベントスチルは、26枚になるという。
●強化されるシステム面やおまけモード
1度クリアした性格は、コンフィグから手軽に選択できるようになる。また、物語中に敵と符術で戦う“符術バトル”では、繰り返しプレイをする際に使用できる符術を引き継ぐかを選択できるとのこと。おまけモードでは、世界観をより楽しめる用語集・年表、プロフィール情報が搭載される。さらにキャストコメントも収録。
●PS Vita版ならではのタッチ操作
PS Vitaのタッチスクリーン操作に対応する。巻き戻しやクイックセーブ&ロードなど定番のシステムを搭載した上で、タッチ操作でも快適なゲームプレイを楽しめるという。また、時計機能にはアラームやミニゲームが搭載される。
登場キャラクターたち
●春霞(シュンカ)※主人公・名前変更可 17歳/声:なし
紫永観で修業を積んだ符術士(ふじゅつし)。王陵で起きる様々な事件を解決するため奔走する。
【主人公性格育成システムについて】
物語の1章で選んだ選択肢により、主人公の性格が5種類に分岐する。分岐した結果、2章以降の性格は固定される。
・火主人公:やや熱血で、前向き。明るくはつらつとした性格。
・水主人公:常に冷静沈着。やや冷たい印象を与えることも。
・風主人公:天然。おおらかで細かいことは気にしない。
・光主人公:真面目で穏やかな性格。特に欠点はない。
・闇主人公:素直になれないドSのひねくれ者。
●汪明(オウメイ) 20歳/声優:江口拓也
東汪国の太子。伯父の尚書令鄧択に仕える符術士、永祥との縁で主人公と出会う。武術に秀でており真面目な人柄だが、芸術方面の才能は壊滅的。
「お前が好きだから、もっと触れたい。私が男だということを忘れてもらっては困る」
「いつの間にかお前は、私の心の奥に入り込んでいたんだな」
●洛泉(ラクセン) 20歳/声優:柿原徹也
16歳の若さで、王陵の裏社会を仕切る砂蜥蜴の首領となった男。漢方や鍼の研究をするのが趣味で、翔侠や手下たちを実験台に腕を磨く日々。
「お前の顔は見えないが、心の形なら見えている。それを愛しいと言って、何が悪い」
「俺を主と呼んで、一生……側にいてくれないか」
●翔侠(ショウキョウ) 20歳/声優:興津和幸
洛泉と行動をともにする侠客。おおざっぱな性格だが、言動は常にひねくれている。符術士を嫌っているため、主人公への態度も冷たい。
「大人になったらお前と一緒になって、幸せに暮らす……そんな単純な未来を思い描いてた」
●胡白(コハク) 19歳/声優:河西健吾
金吾衛に勤める、妖怪退治専門の武官。両親が残した借金を返しながらたくさんの弟妹を養う苦労人。伝説の妖怪との交戦後失踪した父親を探している。
「顔を見たこともない相手を好きになるなんて、オレって変わってるのかな」
●永祥(エイショウ) 32歳/声優:村田太志
符術士養成機関、紫永観の観主。主人公の符術の師匠。東汪国で皇帝に次ぐ権力を持つ尚書令、鄧択に仕えている。うっかり者で忘れっぽく、数歩進めば柱に頭をぶつけるダメな中年。
「問われるまでもない。その赤い目も、手も足も全て……最初から私の物だ」
●杏紅(キョウコウ) 18歳/声優:種﨑敦美
主人公と共に紫永観で修業する符術士で、良き好敵手。真面目で気が強いが、犬と犬っぽいものが苦手。
「まったく、本当に鈍いわね。私が主にしたいのは、あなたよ」
●ハバリ ?歳/声優:蓮岳大
主人公の失敗符術で呼び出された犬っぽい妖怪。“害のない安全な妖怪”を自称するが正体は不明。
「ワシの目的はお前を守護することじゃ。どうじゃ、光栄だろう。ありがたく思うがよいぞ」
(C) Landkarte/山崎浅吏/dramatic create
データ
- ▼『赤い砂堕ちる月』
- ■メーカー:ヒューネックス
- ■対応機種:PS Vita
- ■ジャンル:ADV
- ■発売日:2016年春
- ■希望小売価格:6,900円+税
- ▼『赤い砂堕ちる月(ダウンロード版)』
- ■メーカー:ヒューネックス
- ■対応機種:PS Vita
- ■ジャンル:ADV
- ■配信日:2016年春
- ■価格:5,900円+税