2015年9月20日(日)
『SO5』をシリーズ初心者がレビュー。アクションRPGが苦手だからと敬遠しないでほしい作品【TGS2015】
スクウェア・エニックスとトライエースのタッグが生み出す人気RPGシリーズの最新作『スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-』。
RPGとアクションが融合したゲーム性はそのままに、PS4の最新技術によって、これまでにない迫力と爽快感のあるバトルが楽しめる。
基本的なゲームの概要やシステムについては、往年の『SO』シリーズファンのレビューを参照してほしい。この記事ではアクションには少し自信があるが、『SO』シリーズ初プレイとなるライターによる初心者目線のインプレッションをお届けする。
傾向と対策から見えた本作のおもしろさ
意気揚々と試遊台でコントローラを握り、ゲームをプレイ。最近のアクションゲームは□ボタンに攻撃などが割り振られているが、本作では○ボタンに通常攻撃が割り当てられている。
なんとなくいつもの感覚でプレイすると、□ボタンのガードが発動してしまうので少し注意が必要。会場には操作方法が記載された資料があるため、そちらを確認したほうがよさそう。
そして、本作では戦闘で操作するキャラクターを変更することもできる。楽しくなってしまって、いろいろとキャラクターを変えながら遊んでいたら、なんと全滅……。
さすがにゲームオーバーというオチはツラすぎるので、再チャレンジをすることに。前回いろいろと試しすぎたことを踏まえ、今回は操作キャラを主人公のフィデル(声優:石川界人)に固定。
攻撃は、大攻撃に強く、ガードされてもデメリットの少ない小攻撃をメインに、余裕を見て小必殺技も狙っていく。ガードは基本諦め、“体力は早めに回復する”というRPGの基本にのっとったプレイを心がけることに。
結果的にはこの戦術が大ハマり。余計なアクションを行わないため、殲滅力が早く、戦闘が有利に展開していく。敵の数が減ることで画面全体の情報量が減り、少しずつ全体を見渡す余裕も出てくる。
こうなるとターゲットを変更して厄介そうな魔法使いタイプを優先して倒す、といったややテクニカルな戦法もとれるようになり、本作の戦闘の醍醐味がわかり始めてきた。
いい調子で進んでいるとミスもミスじゃなくなるようで、いつものクセで間違って□ボタンを連打したときはガードからの反撃が成功。ヒット数が一気に増えて、本作ならではの爽快感ある戦闘も体験できるように。そんな感じで順調に進んでいくと、ついに試遊台のボス敵らしき人物が登場!
さすがにボスはひと筋縄ではいかない強さで、一発100ダメージ程度の攻撃を連発(こちらの最大HPは500~600前後)。ここでガードからの反撃を狙うべきだが、さすがにそこまでの余裕はなく、減ってしまった体力を回復することに精いっぱい。
味方の攻撃している時、味方が攻撃されている時に少しずつダメージを与えていくというジリ貧の戦闘に。しかし、敵の攻撃に巻き込まれないように逃げ回っていると、“敵の背後に回ると相手の向きで攻撃ターゲットがわかりやすくなる”という新たな発見があった。
これをきっかけにガードからの反撃を狙えるようになり、状況は好転。なんとかボスを倒すことに成功した。
少しコツを掴めば誰でも楽しめる!
この手のゲームを紹介する際の常套句に“初心者でも楽しめる”、というのがあるが、本当の初心者だと苦戦することを痛感しながらも、ちょっと触ればなんとかなることも実感。
基本はRPGなので、レベルを上げたパワープレイや回復を重視したゴリ押しなどもできるとのこと。アクションが苦手だからと、本シリーズをまだプレイしたことがない人にもプレイしてもらいたいタイトルだ。
アクション面にばかり注目していたが、移動と戦闘がリアルタイムに移行する“シームレスフィールド”や、イベントシーンでも自由に動き回れる“ダイナミックカットシーン”など見どころの多い本作。特にシームレスフィールドは想像以上に違和感なく移動と戦闘をつないでいるので、これから試遊する人はぜひ注目してもらいたい。
■東京ゲームショウ2015 開催概要
【開催期間】
ビジネスデイ……2015年9月17日~18日 各日10:00~17:00
一般公開日……2015年9月19日~20日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料
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※記事中の画像は動画をキャプチャしたもの。