2015年9月20日(日)

日本ゲーム大賞2015 アマチュア部門で“時間”をテーマにした作品にプロも絶賛!【TGS2015】

文:千駄木和弘

 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が主催する、日本ゲーム大賞2015の“アマチュア部門”の発表授賞式が、一般日公開日初日のメインステージにて開催された。

 日本ゲーム大賞のアマチュア部門は、アマチュア製作者によって作られたゲームに対して、ゲームクリエイターやゲーム業界雑誌編集長たちが試遊審査し、その内容によって受賞作品を決定するものだ。応募作品はテーマに沿った内容が要求され、今回のテーマは“時間”だ。

“日本ゲーム大賞2015 アマチュア部門”
“日本ゲーム大賞2015 アマチュア部門”

 アマチュアであれば法人・個人・学生などを問わず応募できる賞ということもあり募総数は285作品(そのうち個人からの応募は43作品)にのぼった。その多数の作品の中から選ばれた“技術特別賞”、“佳作”、“優秀賞”、“大賞”をメインステージにて表彰した。アマチュア部門の各賞の受賞者・受賞作品は以下のとおりだ。

“日本ゲーム大賞2015 アマチュア部門”

「日本ゲーム大賞 2015 アマチュア部門」各賞一覧

●大賞:『10動説(テンドウセツ)』
AliceとTeles(東京工芸大学)/団体
プラットフォーム:PC

●優秀賞:『いれかえてーしょん』
チーム T.P.D(HAL大阪)/団体
プラットフォーム:Wii

●優秀賞:『Chase the Sun』
Photosynthese(日本工学院八王子専門学校)/団体
プラットフォーム:PC

●優秀賞:『Tick Bomb』
生駒祥平氏(トライデントコンピュータ専門学校)/個人
プラットフォーム:スマートフォン/タブレット

●優秀賞:『TWINS』
松本 拓之 氏(清風情報工科学院)/個人
プラットフォーム:PC

●優秀賞:『4D FOLLOWERS』
Project 4D FOLLOWERS(専門学校国際情報工科大学校)/団体
プラットフォーム:PC

●佳作:『an After image』
Team.- EDEN -(HAL名古屋)/団体
プラットフォーム:スマートフォン/タブレット

●佳作:『Chrono Bastille』
川添伸一氏(学校法人コンピュータ総合学園 神戸電子専門学校)/個人
プラットフォーム:PC

●佳作:『Time Bomb』
Quad(ECCコンピュータ専門学校)/団体
プラットフォーム:スマートフォン/タブレット

●佳作:『ヒカゲモノ』
チーム カゲタロウ(バンタンゲームアカデミー) /団体
プラットフォーム:PC

●個人賞:『TWINS』
松本拓之氏(清風情報工科学院)/個人
プラットフォーム:PC

●技術特別賞 :『TWIDIVER』
RTableProject(HAL大阪)/団体
プラットフォーム:PC

“日本ゲーム大賞2015 アマチュア部門”
“日本ゲーム大賞2015 アマチュア部門”

 大賞を受賞した 『10動説(テンドウセツ)』は、昼と夜が10秒ごとに切り替わる世界を生き抜くサバイバルゲーム。昼は安全でモンスターを撃破でき、夜はモンスターから逃げ延びるのみというルールだ。

 昼と夜が切り替わる瞬間にソナーを発動しなければモンスターは倒せないが、そのタイミングはユーザー自身で把握する必要がある。スリル感とテンポのよさを持つ作品だ。

“日本ゲーム大賞2015 アマチュア部門”

 アマチュア部門で各賞を受賞した11作品は、TGS2015の日本ゲーム大賞ブースにて遊ぶことができる。プロのクリエイターたちから認められた作品の面白さをぜひ体験してみてほしい。

■東京ゲームショウ2015 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2015年9月17日~18日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2015年9月19日~20日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

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