2015年9月25日(金)
日本マイクロソフトは、東京・品川のプリンスホテル クラブexにて9月26日に“Xbox大感謝祭2015”を開催する。その前日にあたる9月25日に報道関係者などを招いて、年内のXbox One戦略説明会を行った。
説明会では、日本でXbox事業を統括しているグループシニアマネージャーの井上正之氏の他に、本社よりコーポレートバイスプレジデントのクドー・ツノダ氏が来日。日本がXbox事業について重要な拠点であることを再びアピールした。
▲本社より来日したクドー・ツノダ氏。以前はKinectなどの担当もしていた。 |
▲『Fable Legend』を皮切りにXbox OneとWindows 10などによるクロスプラットフォームが盛んに。 |
▲『Quantum Break』の国内発売日が2016年4月6日と発表。 |
▲稲船敬二氏が手掛ける新作『Recore』も発表された。 |
▲『レインボーシックス シージ』にはXbox 360版の『レインボーシックス・ベガス』『ベガス2』のコードが付属。この2作はXbox Oneでも遊べる。 |
▲“Xbox One Greatest Hits”が登場。第1弾は『デッドライジング3』と『RYSE』、『サンセットオーバードライブ』の3タイトル。 |
また、説明会の終わりにはXbox Oneの新モデル『Xbox One Elite』の日本発売と、値引きキャンペーンが発表となった。
Xbox One Eliteは、E3 2015で発表されたXbox ELITE ワイヤレス コントローラと1TBのSSHD HDDを搭載して49,980円+税で、11月6日に発売される。このELITEに付属する『Xbox Elite ワイヤレス コントローラ』は、北米では単体でも発売されるが149.99ドルとかなり高額なもの。日本国内での単品発売はまだ検討中とのこと。
▲会場内で展示されているXbox One ELITEとコントローラ。おそらく当日も触れる状態にあるだろう。 |
また、搭載されるSSHDは、ソリッドステートハイブリッドドライブと呼ばれているHDDで、NAND型フラッシュメモリをキャッシュとして使用することで、通常のHDDよりも高速化がされている。現状、Xbox Oneの内蔵HDDは交換不可なので、単体で高速なドライブを使用するにはこのXbox One ELITEがもってこいだ。なお、このXbox One ELITEは数量限定となるようなので、欲しい人はお早めに。
同時に発表された値引きキャンペーンは、10月1日から12月31日までの期間でXbox Oneを購入すると税抜き価格から5,000円が値引きとなるもの。この値引きは上記のXbox One ELITEにも適用されるので、年内は44,980円で日本円15,000円以上もするコントローラと高速なHDDが搭載されたXbox Oneが購入できるということだ。
というわけで会場内で触れたXbox One ELITEコントローラのミニレビューをお届けする。まず気になるのは十字キーの形状。従来通りの十字の形をしたものと円形になったものの2種類を取り替えることができる。これらのキーはマグネットでくっついており、取り外しは簡単。
▲Xbox One ELITEコントローラ |
▲十字キー部分を従来通りのものにすることも可能。 |
これまでのXbox Oneコントローラは十字キー部分があまりにも十字の形になっており、斜め入力が必要となるアクションゲームや格闘ゲームには不向きと言わざるを得なかった。
しかし、この円形のパッドにすると斜め方向への指の滑らしが難なくできる。もともとの十字キー機構はそのままなのでクリック感も良好。このコントローラで十字キーを多く使うレトロゲームや格闘ゲームを試してみたいところだ。また、Windows 10でも使用できるので、SteamなどのPCゲームでも利用できると思われる。
もし贅沢を言うのであれば、この十字キー部分だけでも標準に採用してほしいと思う。付け外しできなくてもいいんで!
また、アタッチメントとしてアナログスティック部分を取り外して高さを変えることも可能。これは完全に好みの問題にはなりそうだ。個人的には純正の高さそのままが好きである。
▲アナログスティックの高さも変更可能。 |
コントローラ背面にはパドルが4つ搭載されている。このパドルは使わない時は取り外しておける。純正にないボタンなので、いろいろな使い方が発明されるかもしれない。
▲パドルは簡単に取り外せる。キー入力されるまでのストロークの短さが少々気になる。 |
▲パドルの上部にあるスイッチを“・・・”にすると、トリガーの遊びが少なくなり、半分くらいで入力されるようになる。より早いレスポンスを求める人に。 |
“Xbox One 大感謝祭 2015 TOKYO”の会場は、品川プリンスホテル内にあるクラブexで開催される。クラブexへは、品川駅前にあるウィング高輪を抜けて坂を登り、エプソンアクアスタジアムの脇から行くのがわかりやすいだろう。
▲会場内の様子。まだプレス用の配置のため、当日は変わっている可能性がある。 |
会場で最も多くスペースを取っているのは『レインボーシックス シージ』の体験台。今回のバージョンでは、製品版に登場する20人のキャラクターのうち10人を選べて、5人vs5人の対戦を行うことができる。
▲10人対戦が楽しめる『レインボーシックス シージ』 |
その他、1階には『マッドマックス』、『RISE OF THE TOMB RAIDER』、『Forza Motorsport 6』、『Mighty No.9』、『MotoGP15』、『NBA2016』、『バイオハザード0 HDリマスター』の試遊台が設置される。
▲当日の会場マップ。 |
2階のバルコニーは主にID@Xboxタイトルが設置され、『Happy Dungeons』、『Cuphead』、『EARTH WARS』、『KYUB』、『リバーシクエスト』、『巫剣神威控(みつるぎかむいひかえ)』、そして『Minecraft:Xbox One Edition』が用意される。
▲ステージで紹介されたNINJA EGGの『KYUB』も展示。 |
▲『KYUB』はXYABの4つのボタンを駆使してステージを進んでいくパズルゲーム。 |
なお、今回出展が見送られた10月29日発売の『Halo 5:The Gurdians』については、発売前日にあたる10月28日に前夜祭としてイベントが開催されることも明らかになった。詳細については続報を待とう。
データ