2015年10月1日(木)
アプリ『ケイオスドラゴン』ジャグルドグルと大蘭國の追加にバトルの調整も。Ver1.1.0アップデートを振り返る
セガゲームスより配信中のスマートフォン用アプリ『ケイオスドラゴン 混沌戦争』の特集第11回をお届けします。
『混沌戦争』は、TVアニメやボードゲームなど多彩なメディアミックス展開をする『ケイオスプロジェクト』の一環としてサービス中のiOS/Android用RPG。先日フィナーレを迎えたTVアニメ『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』から10年後の世界を舞台に、記憶を失った少年が世界に蔓延した混沌(ケイオス)の謎を解く物語です。
電撃Appでは、『混沌戦争』のゲーム内に登場する国家やキャラクターを考察する特集企画や、『混沌戦争』に参加された声優さんやクリエイターさんへのインタビューを掲載してきました。
今回は、9月10日に行われた大型アップデートの内容を振り返るとともに、実際にプレイした感想や攻略のコツ、さらにゲームの疑問点を開発チームへ伺った質問コーナーなど、内容盛りだくさんでお送りします! なお本記事には『混沌戦争』の軽微なネタバレが含まれますのでご注意ください。
ジャグルドグル&大蘭國、2国家の追加でシナリオがますますおもしろく!
イズミのように「今日も金儲けするぞー!」と、毎日大きな声で言える大人になりたい梅津爆発です! 9月の後半、主にシルバーウィーク中は『混沌戦争』をみっちりプレイしていました。おかげで10キャラクター中、8キャラクターのレベルがカンスト! パーティは4人編成なので、毎回2人分の経験値がムダになっています!! もったいないお化けが出ちゃうレベル!
▲途中加入のムラクモと魅コト以外のレベルはカンスト(関連装備品の入手数によって、各キャラのレベル上限は異なる)。新キャラのビクトリアスは、30回ほどガチャをしたけど仲間にならず……。アニメのBlu-rayを買ってスアロー本体をお迎えしちゃおうか……。 |
そんなわけで9月もたっぷり『混沌戦争』で遊んだ梅津爆発が、Ver1.1.0大型アップデートの内容を振り返ってみたいと思います。やはり最初に注目すべきは、新国家のジャグルドグルと大蘭國が追加されたことでしょう! 各国の詳細が知りたい人は特集ページの過去記事をチェック!!
▲ジャグルドグルは、成田良悟さんがメインシナリオを担当し、剛田チーズさんがメインイラストを担当した国家。 |
まずはジャグルドグルですが、比較的シリアスな展開が多かったニル・カムイとはうってかわって、全体的にノリが軽い! 主に指導者ダイム・ディアスのせいですが、他の国民や神様ともラフな会話が繰り広げられます。もちろんそれだけではなく、メインストーリー中では今後につながる重要な会話も出てきました。
▲国民からはもちろん、おそらくプレイヤーからも慕われているであろうダイム・ディアス。登場した瞬間から怪しさとおかしさがフルスロットル! |
ジャグルドグル外伝では、ジャグルドグルで落ち合うことになった主人公たちと禍グラバさんが、大きな事件に巻き込まれます。まだ1章しか公開されていませんが、先の展開がとにかく気になる! 気になりすぎて、途中にあった非常に難しいクエストを、クジラの祝福&回復ハーブでムリヤリクリアしちゃいましたよ!!(※該当のクエストは9月25日に難易度調整が行われました)
▲まさかニル・カムイの外でも禍グラバさんとソルに会えるなんて! そして敵か味方かわからない、怪しい男の姿も……。 |
なお外伝のシナリオは、成田良悟さんがガッツリ作られているようなので、ファンの方はお見逃しなく! 文章の端々から「成田さんらしさ」を感じることができますよ。メインストーリーでもセリフの監修は行われているようです。恐らく他の国家を担当されている方々も、同じようなかかわり方をされているのではないでしょうか。
▲大蘭國は、ニトロプラスの鋼屋ジンさんとチーム・バレルロールの小太刀右京さんがメインシナリオを担当。メインイラストを担当されたのも、ニトロプラスの中央東口さん、minoaさん、猫缶まっしぐらさんで、さらにかのえゆうしさんも参加されています。 |
大蘭國は、とにかく修羅の国っぷりがヤバイ! 一歩歩けば悪漢に当たる! 無法者を1人見たら30人いると思え!! そんな危険で世紀末でヒャッハーな国家でした。そういう国家なことを、スマホRPGらしい方法でプレイヤーに伝えているのがおもしろかったですね。ニル・カムイも十分荒れた国のように感じましたが、大蘭國と比べれば全然マシ!
▲登場場面はまだ多くないですが、首領の王倫のいい人そうな感じと、黒扇妃の妖しさと色っぽさは十分に伝わってきました。 |
大蘭國外伝では、裏社会の組織に追われる言葉が通じない謎の美少女と逃避行をする、実に裏社会らしい物語が描かれます。彼女や彼女を追う組織の正体と目的はいったい!? そして本人のあずかり知らぬ所で勝手に悪者にされている王倫の誤解が解ける日は来るのか!? こちらも現在は1章しか公開されていないので、早く続きが読みたいです!!
▲謎の美少女・清香(せいか)や、妖しい雰囲気の葵花(きか)に、武人の双玲(そうれい)など、新キャラクターが物語を盛り上げます! |
シナリオではこの他にも、ニル・カムイ外伝の4章が追加されました。詳しくは言えませんが、かなり踏み込んだ内容になっていますよ。シナリオに関しておもしろく感じたのは、各国外伝1章の段階から、作家さん毎の個性が出ていた点ですね。国ごとに雰囲気の異なる文章を読めるのは、『ケイオスドラゴン』ならではだと思います。全国家のシナリオが出そろったら、主人公たちの中で誰が一番活躍していたのかを調べると、作家さん側から見た“動かしやすいキャラ”というのが判明するかもしれませんね。
武器種別相性の追加や盾の有用性向上でバトルの戦略性がアップ
Ver1.1.0アップデートのもう1つの目玉はバトルのバランス調整でした。主な項目を順に振り返ってみましょう。
●武器種別相性の実装
両手近接武器>片手近接武器>遠距離武器>両手近接武器
大剣(斬)>ハンマー(打)>両手槍(突)>大剣(斬)
武器種別相性が実装されたことで、たくさんある装備を使い分けるメリットが、これまでよりも向上しました。両手近接武器の敵に対して遠距離攻撃をした際のダメージの高さはなかなか気持ちよかったです。ただ、現状ではクエストに挑戦する前に敵の編成を知ることができないので、相性を有効活用するのであれば、パーティメンバーに武器をバランスよく装備させておき、クエストに入ってから相性のいい敵を狙うのが主となるでしょう。
▲遠距離武器を持った相手には、盾を装備した片手近接武器のキャラで接近しよう! |
なお武器種別相性や属性相性などの疑問点については、本記事最後に掲載した、開発チームへの質問コーナーにも掲載していますので、ぜひご一読ください。とてもためになりました!
●最低被ダメージ保障の実装
レベル差の最低被ダメージ保障を加え被ダメージが1になる状況を排除。(※被ダメージは敵とキャラクターのレベル差で変動)
大型アップデート以前は防御力さえ高ければ1ダメージしか受けなかったので、装備さえ整えばほとんどのバトルは何もしなくてもクリアできました。しかし最低被ダメージ保障が追加されたことで、戦い方の重要度が向上。例えば、敵1体を全員で集中攻撃して敵の数を素早く減らしていったり、フラメルの回復範囲内から出ずに敵と戦ったり、HPの減ったキャラを一度自陣に下げてフラメルに回復してもらったりなど、考えて戦うことが勝利につながるようになったと思います。
●盾の有用性の向上
遠距離攻撃(弓、銃、魔法)に対して、ダメージを大幅にカット。ただし両手近接武器の攻撃によって、そのバトル中のみ盾が破壊されることがある。(※ダメージカット率は盾のレアリティによって異なる)
実際に試しましたが、盾を持っていると遠距離攻撃のダメージが大幅に減ります。オススメの利用法はフラメルに盾を持たせることですね。そうすれば回復だけでなく、遠距離攻撃を防ぐ壁役もできるようになります。また大体の場合は被ダメージよりも回復量の方が大きくなるので、遠距離攻撃の敵を1体だけ残してフラメルを狙わせ続けると、ほかのキャラのHPを安全に回復させられます。さらに放置を続けることで、フラメルのスキルゲージを最大まで貯めることもできます。
逆に敵が盾を持っている場合は、両手近接武器を持ったキャラが素早く接近して盾を壊すか、そのまま敵を倒しましょう。敵が両手近接武器を持っている場合は、盾を持った味方キャラは逃がしたほうがいいですね。
▲回復杖と盾を持ったフラメルはかなり有用! 1度の回復量は小さくても、何度も回復すればHPを最大まで回復できる!! |
●必殺技、フリック技の仕様変更
フリック技の攻撃力を全体的にUP。それにともないフリック技の消費ゲージUP。必殺技の攻撃力を全体的にDOWN。
フリック技が好きな自分としては、攻撃力が上がったことはうれしいのですが、消費ゲージもアップしてしまったので気軽に撃てなくなったのが少し残念ですね(※10月1日にバトル中のゲージ加算量が上方修正されました)。フリック技を多用したい場合は、パーティのリーダーを主人公にしておくと、若干ですがゲージの消費量が下がります。また必殺技の攻撃力も下がったので、必殺技を撃つ予定のキャラには、威力が向上するアビリティの付いた装備をさせておきたいです。
バトルの主なバランス調整項目は以上です。今回のバランス調整を端的にまとめると「バトルの単調さがなくなった代わりに戦略性(難易度)が上昇」となります。確かに難しくはなっているのですが、修正されたジャグルドグルの高難易度クエストを除けば、ノーコンティニューかつノー回復アイテムでも攻略可能でした。もちろん何度かゲームオーバーにはなっていますが、その場合は敵の武器種別や属性を覚えておいて、相性のいい装備に替えてから再挑戦したらあっさりクリアできたこともあります(複数の装備を育てるのは錬金石的に厳しい部分もありますが)。
ですので難しいと感じている人は、アップデート内容を意識しつつ、上記で解説したような戦い方を試してみてください。また成長の早い装備を探すことも重要。オススメはR頭防具の“鋼のアーメットヘルム”とR体防具の“純白のモダンドレス”です!
▲どちらも比較的入手しやすいうえ、低レベルのうちからDEFがみるみる上がるのがステキ! |
フレンドの装備確認や、デフォルトAIの追加でさらに遊びやすくなった!
最後にその他の主なアップデート内容を振り返ります。
●盾で攻撃をブロックした際や状態異常時に、派手にエフェクトが出るように修正。
●装備変更時に戻るボタンを押した際にも装備変更が保存されるように改善。防具の詳細表示がわかりやすくなるように改善。アクセサリの一枚絵にもATK/DEFの表示を追加。
●デフォルトAIの追加。
デフォルトAIは便利でグッド! 簡単なクエストなら全員をAIに任せてもクリアできますから。装備変更やエフェクトもかなりわかりやすくなったと思います。
●イベントガチャも30回プレゼントの回数に加算されるように改善。
●助っ人選択時にキャラアイコン「長押し」により、助っ人のステータス等を確認できるように改善。
イベントガチャが30回プレゼントの回数に加算されるようになったのは大きいですね。30回引けば対象のSSRが必ずプレゼントされるのはうれしいですから。ちなみに私はあと1回でプレゼントがもらえます。ビクトリアスの装備がプレゼントになるまでガチャはガマン! ……しようと思いましたが、10月1日に追加されたジャンベイルピックアップガチャを引いちゃいました!! その結果は……
▲ガチャ16回目にジャンベイルのSSR武器が出たぁああ!! 早速ジャンベイルを仲間にしたのでこれからイベント頑張ります!。 |
フレンドや助っ人のステータスや装備が確認できるようになったのは、今回の大型アップデートの影の主役と呼べるほど素晴らしい機能だと思います! これを利用すれば、気になる装備の成長後のステータスがわかりますし、強い装備を探すことだってできますから。カワイイ装備を見つけるのにも役立ちますし! 有効利用して、1人でも多くの人にジャグルドグルや大蘭國へ到達してもらいたいですね。
▲フレンドでもっとも強い方の装備はこんな感じ。“お洒落な道化師の帽子”はかなりよさそうですね。 |
以上、今回は9月10日に行われたVer1.1.0アップデートの主な内容を振り返ってみました。すべての内容が知りたい方は公式サイトのニュースを御確認ください。
TVアニメの『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』も無事にエンディングを迎えた今こそ、ネタバレを気にせず『混沌戦争』をスタートできるいいタイミングだと思います。『赤竜戦役』の終盤で散りばめられた数々の伏線は、もしかしたら『混沌戦争』で回収されるかも?
また10月1日まで開催されていたイベント“要塞防衛戦”にはスアローが登場し、会話シーンで音声が流れたり、バトルで一緒に戦えたりしました! ですから今後もアニメに登場していたキャラクターが『混沌戦争』に出るかもしれません。そういう意味でも、『赤竜戦役』を見ていたけどまだ『混沌戦争』をしていなかった人には、ぜひ遊んでもらいたいですね!
▲スアローさんとの会話シーン。彼の活躍の舞台はTVアニメから『混沌戦争』になるのか!? |
では最後に、開発チームへの質問コーナーをお楽しみください。次回の質問コーナー用の質問募集も行いますので、質問がある人は下のフォームからぜひご応募ください!!
開発チームへの質問コーナー
【質問1】クジラの館の交換アイテムを見ていたら、HNのメタルアーマーIIの最大DEFが378と書いてあって驚きました。このような低レアリティでも育てると実は強い装備があれば教えてください。
【回答】全装備に言える事なのですが、表記はLV90相当のパラメータとなっております。メタルアーマーIIが特にパラメータが突出しているというわけではありません。やはり強力な装備についてはSR、SSRと高レアリティのものを装備した方がパラメータとしては有利になります。オススメは、Rハンターボウです。コストは24と若干高めですが、遠距離攻撃かつ低確率ながら相手を凍らせることができます。
なお現在はレアリティごとにLVの上限があってLV90に育てることはできないのですが、実は今後のリリースで“限界突破回数を増やすカード”というのを予定しております。運用時期はまだ未定ですが、実装後は自分の好きな装備を思う存分育てることが可能となります。
【質問2】武器種別相性が実装されましたが、片手ハンマーと両手槍が戦った場合、どちらが有利なのでしょうか?
【回答】片手近接武器と両手近接武器の場合は絶対的に両手近接武器のほうが強くなります。下記の[1]、[2]の順番に優先され、[1]の影響が大きいです。
[1]片手近接武器<両手近接武器<遠距離武器<片手近接武器
という関係性がメインでありまして、約1.5倍のダメージを与えます。
[2]片手近接武器同士、両手近接武器同士の場合は、斬<突<打<斬
という関係性となります。こちらは1.2倍のダメージを与えます。
【質問3】オオカミやトカゲなど武器を持たない敵の武器種別は両手素手ということなのでしょうか?
【回答】明確に素手で殴ってくるタイプの敵は 両手近接武器“打”属性扱いとなっております。ナックル装備の扱いです。ただし、動物系の敵は専用に下記を設定しております。
オオカミタイプ=片手近接武器“斬”
カニタイプ=片手近接武器“突”
トカゲタイプ=両手近接武器“打”
ペンギンタイプ=両手近接武器“斬”
【質問4】武器や防具についている、属性表の見方を教えてください。
【回答】武器の場合は数値が攻撃値を表していまして、数値が高いほどその属性の敵に対して与えるダメージが大きくなります。防具の場合は数値が被ダメージのパーセンテージを表していまして、数値が高いほどその属性の敵から受けるダメージが大きくなります。つまり防具はパーセンテージが低いほど有効となります。
▲無属性の防具は光属性と闇属性に対して非常に弱いので注意しよう! |
【質問5】装備に付いている精霊属性値の、具体的な影響を教えてください。
【回答】精霊属性値は、その値が高ければ高いほど「得意属性に対して」有効となります。反対に「苦手属性に対して」はより不利になります。つまり精霊属性値が高いほど、属性の相性が大きくなるということです。
▲精霊属性値は進化錬金で上昇。高いほど得意属性に対しては有利になるが、苦手属性に対しては不利になることも覚えておきたい。 |
【質問6】同じアビリティや、同じリーダーアビリティは重複して発動されるのでしょうか?
【回答】同種またはまったく同じアビリティであっても効果は蓄積されます。ですので、同じ条件でステータスがアップする効果の装備を全身につければ、その条件を満たした際により多くのステータスアップ効果が期待できます。より特化したい場合は、同じアビリティを複数の箇所で装備したほうが有効です。また、リーダーアビリティの効果も同様に自分とフレンドとで重複します。
今回の質問コーナーは以上です。今回の質問のように、『混沌戦争』のゲーム内容に関する質問を募集します。質問を送りたい方は、以下のフォームからご応募ください。採用された質問とその回答は、次回の『混沌戦争』記事に掲載いたします。皆様からのご応募お待ちしております!
(C)SEGA (C)STAR SEAS COMPANY /「ケイオスドラゴン混沌戦争」製作委員会
データ