【it COMICS創刊第2弾】『オゲハ』あらすじ紹介。男子中学生と異形の少女の奇妙な生活が始まる――
10月15日から創刊されるit COMICSの5タイトルを、毎日1作品ずつ紹介していくこのコーナー。2作目はoimoが描く『オゲハ』。何を考えているのかわかりにくい主人公の男子中学生と、異形の生物の少女という独特な設定を背景に、圧倒的な緊張感で読み手を引き込む本作は必読!
「アゲハ蝶の汚いヤツだから、お前の名前はオゲハな」
中学生のキジはある夜、近所の公園で、人の大きさは十分にある“虫”の卵のような物体を見つける。キジは「それ」を突如として切り裂き、中にいた“生き物”を自宅へ持ち帰るのだが――。
ある夜、不思議な何かが空を飛んでいるのを見つけた中学生の木嶋 智(あだ名はキジ)。表情が乏しく、物事に興味を示さない彼だが、その浮遊物を探しに公園へ出かける。そこには大きな虫の卵のようなものの中で、人と蝶を掛け合わせたような異形の生物が眠っていた。
“それ”を家に連れ帰ったキジは人語を解するその生物に「オゲハ」と名付け、部屋で「飼育」し始める。気まぐれに食べ物を与えたりカゴ代わりに段ボールに入れたりと、まるで昆虫を飼うように。一方オゲハは、日々衰弱していくなかで脱出を試みるのだが……。
ちょうどその頃、オゲハが入っていた「虫の卵のような」ものを植えつけた異形の生物は、必死にオゲハを捜していた。人の身体に寄生し、操りながら――。
そんな捜索を知らないキジは、オゲハを「飼育」し続ける。そしてオゲハは、少しずつキジへの感情を変化させていくが……。
【商品情報】
▼『オゲハ 1』
■著者:oimo
■定価:本体650円+税
■発行:KADOKAWA
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