2015年10月9日(金)

『夢色キャスト』キャストインタビュー第2回:藤村伊織・橘蒼星編

文:まり蔵

 セガゲームスが配信中のスマートフォン用ミュージカルリズムゲーム『夢色キャスト』。本作に登場するキャストのインタビューを、全3回にわたってお届けします!

『夢色キャスト』

 『夢色キャスト』は、“ミュージカル”と“恋愛”をテーマにした女性向けのiOS/Android用ミュージカルリズムゲーム。プレイヤーは劇団“夢色カンパニー”に脚本家として入団し、7人のキャストとともに劇団を盛り上げていくことになります。電撃Appでは序盤の攻略記事を掲載していますので、ぜひチェックしてください。

 そんな夢色カンパニーに所属するキャストのインタビューを、全3回にわたってお届け! 1回目は朝日奈響也と桜木陽向にお話を伺いましたが、2回目となる今回は、歌舞伎界から飛び出した貴公子・藤村伊織と夢色カンパニーのまとめ役・橘蒼星にインタビュー! 彼らのプロフィールとあわせてご覧ください。

第1回 朝日奈響也・桜木陽向編はこちら

第3回 雨宮仁・新堂カイト・城ヶ崎昴編はこちら

藤村伊織(声優:花江夏樹)

『夢色キャスト』
『夢色キャスト』

 梨園の御曹司。歌舞伎と実家に嫌気がさし、出奔。ミュージカルの世界に飛び込んだ。努力家で、ひたすらコツコツと打ち込む性格。カンパニーでは歌舞伎の経験を生かし、演技や所作の指導を行う。

誕生日5月15日
星座おうし座
血液型A型
出身地東京
身長174cm
体重62kg
劇団内でのスタッフワーク演技指導
好きなもの緑茶/和食/あんこ/スナック菓子/ハシビロコウ
嫌いなものピーマン/ニンジン

【藤村伊織’s Interview】

――まず、夢色カンパニーに入ったきっかけを教えてください。

 3年前……この劇団の公演を見ました。舞台からあふれ出す、熱い情熱に心を動かされ……気付いたら、入団したいと申し出ていたんです。……不思議な縁、だと思います。

――あなたの夢色カンパニーでの役割は?

 ……稽古中は、他の役者たちの演技指導をしています。それから、和物を上演する時の、着付けや所作の指導……。放っておくとあいつら……いや、彼らは左前に着物を着ていたりするので。

――演技をするうえで気を付けていることは?

 目線、体の角度、指先……ひとたび舞台に上がれば、すべての動きが表現となります。そのことを肝に銘じ、ありとあらゆる所作が美しくあるべきだと思っています。

――さすが、歌舞伎の名門“高田屋”の息子さんですね。

 ……歌舞伎もミュージカルも、舞台で表現する芸術作品です。芸術とは常に完璧でなくてはならない。そう……歌舞伎の型のように。俺は、そう思います。

――本番前に緊張をとくためにやることってありますか?

 ……あれだけ膨大な稽古をこなして来たのだから、己の力を信じるだけです。地道に積み上げた力があれば、迷いや戸惑いなどは生まれません。

――ハシビロコウがお好きとのことですが、その理由は?

 ……べ、別にそういうわけでは……。

(しばしの無言が続く)

 いえ……本当は……や、やっぱりなんでもありません。

(と、顔を逸らしてしまう伊織さん。そこに、陽向くんがやってくる)

陽向:いおりん、何照れてるの? ハシビロコウ好きじゃん。みんな知ってるよー。

――……やはり、お好きなんですね。

 ……す、好きというわけではありませんが……動かず、鳴かず、瞳を凝らして立ち続けるあの姿に……侘び寂び(わびさび)を感じることはあります。

――伊織さんはキレイ好きだそうですが、劇団内で一番ロッカーが汚い人はだれですか?

 ……昴ですね。タオルも、稽古着も、食べかけの菓子も、無造作にロッカーに放り込んでいるので。それに、自分のロッカーだけじゃなく……「この菓子美味いな」と言おうものなら、翌日……俺のロッカーはその菓子で埋まっています。

――そ、それは、まさか……昴さんが?

 ……はい。………はあ……。

(伊織さん、深い溜息を吐く)

――最後に、あなたにとってミュージカルとは?

 ……新しい表現の世界へと、いざなうもの。扉を開け、新天地に辿り着いた時、自分がどんな俳優になっているか……わかりません。ですが、その扉を、俺は……開いてみたいと思います。

『夢色キャスト』
『夢色キャスト』

橘蒼星(声優:豊永利行)

『夢色キャスト』
『夢色キャスト』

 響也の幼なじみで親友。小学校の時、響也に無理やり歌のレッスンに連れて行かれて以来、ともにミュージカル俳優への道を歩む。カンパニーのマネジメントや事務処理もこなす。

誕生日1月7日
星座やぎ座
血液型AB型
出身地京都
身長176cm
体重64kg
劇団内でのスタッフワークカンパニーの運営に関する裏方全般
好きなもの読書/コーヒー/アンティーク食器/掃除/映画/ドライブ
嫌いなもの散らかっていること/甘いもの

【橘蒼星’s Interview】

――まず、夢色カンパニーに入ったきっかけを教えてください。

 小3の時、京都から横浜に転校してきたんですけど、そのクラスに響也がいたんです。それで、なぜか放課後、ボイストレーニングに付き合わされることになって(笑)。

 でも、それが想像以上に楽しくて、すっかりはまってしまったんです。響也とも意気投合して、もっと彼と歌いたい、一緒に芝居がしたい……そう思って、夢色カンパニーの門戸を叩きました。

――あなたの夢色カンパニーでの役割は?

 俳優として舞台に立ちながら、宣伝活動や予算編成、その他もろもろ、デスクワーク全般を受け持っています。

 プロデューサーと言えば響きはいいけど、実際はなんでも屋って感じです(笑)。俺がそういった作業を受け持つことで、響也たちが思い切り舞台に打ち込めれば……って思っています。

――演技をするうえで気を付けていることは?

 脚本をじっくり読み込んで、緻密な演技プランを立てるようにしています。そして、初日にはそれをすべて忘れて、まっさらな気持ちで舞台に臨むことを心がけています。でも、この忘れるという作業が、なかなか難しいですね。何かいいコツはないか、今でも公演ごとに探っている最中です。

――本番前に緊張をとくためにやることってありますか?

 自分はすごく緊張してしまう方なので、わざとコンタクトを入れないで、客席が見えないようにする時もあります。……なんて、冗談ですよ?(笑)

――コーヒーがお好きとのことですが、その理由は?

 豆の種類はもちろん、荒く挽くか細かく挽くかで、味わいが変わる所が奥深いですよね。

 カンパニーのみんなにもよくコーヒーを淹れてあげるんですけど、「美味しい!」って言ってもらえると「よし、次はもっと究極の一杯を淹れよう!」って、ますますやる気になったりして(笑)。

――劇団内で、遅刻をよくする人はだれですか?

 カイトですね。しかも、遅れて来ても「よぉ」なんて笑ったりして、反省の色なしです。

 でも、そういう我が道を行くって生き方も含めてカイトなんですよね。……そんな彼の感性があるからこそ、カイトの作る曲は、いつだってお客さんの心に深く突き刺さるんです。……もちろん、この俺にも。

 ……まあ、なるべく遅刻はして欲しくないですけどね(苦笑)。

――最後に、あなたにとってミュージカルとは?

 人生を変えてくれたものです。響也と、そして夢色キャストのミュージカルと出会っていなければ、引っ込み思案で、自分の言いたいことがうまく言えなくて……きっと今とは全く違う人生を歩んでいたと思います。自分にこんな一面があるんだ、と気づかせてくれたのは、ミュージカル、そして響也のおかげです。

『夢色キャスト』
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