2015年10月14日(水)
東芝より発売されている液晶テレビ『REGZA〈レグザ〉』シリーズ。そのフラッグシップモデルとして、11月上旬より新たに『レグザZ20X』シリーズが登場します。
▲映像配信サービス『Netflix(ネットフリックス)』にも対応しています。 |
製品 | 価格 | 発売時期 |
レグザZ20Xシリーズ『65Z20X』 (65V型) |
オープン (想定売価:64万円前後+税) |
11月上旬 |
レグザZ20Xシリーズ『58Z20X』 (58V型) |
オープン (想定売価:45万円前後+税) |
11月上旬 |
レグザZ20Xシリーズ『50Z20X』 (50V型) |
オープン (想定売価:37万円前後+税) |
11月上旬 |
『Z20X』シリーズは、『レグザ』史上最高の輝きとコントラストを実現した“レグザパワーディスプレイシステム”やさらなる4K高画質を堪能できる映像処理エンジン“4KレグザエンジンHDR PRO”の搭載など、現行モデルトップクラスの映像を楽しめるモデルです。
加えて、格闘ゲームやFPSといったハイレスポンスを要求するゲームを低遅延で楽しめる“4Kゲーム・ターボ・プラス”を実装しているなど、ゲームファンも大満足できるシリーズになっています。
本記事では、エンタメメディアである電撃オンラインとしての視点から、本シリーズの魅力を紹介していきましょう。
『Z10X』シリーズに搭載されていた“4Kゲーム・ターボ”が、さらなる進化を遂げました。
1,080p、120Hz入力対応に加えて、約0.05フレームの低遅延を実現しています。これにより、格闘ゲームやFPSなど、ボタンを押してから画面に反映されるまでのレスポンスが重要になるゲームをよりスムーズに楽しめるようになっています。
下に、2016年春発売予定のPS4/PC用ソフト『ストリートファイターV』を用いた比較画像がありますので、その違いをご覧ください。
▲ゲームモードON/OFFの比較画面です。同じシチュエーションですが、ONの方はすでに必殺技のモーションに入っているのが見てとれます。 |
▲プレイヤーのレスポンスがダイレクトに画面に伝わるので、より直感的にゲームを楽しめるように! |
なお、この違いはPCゲームをプレイした時にもっとも実感できるとのことでした。近年はPCのフルHDゲームも非常に増えていますし、よりスリリングなゲームプレイを楽しみたい方はぜひ“4Kゲーム・プラス・ターボ”を体験してみてほしいと思います。
後述するレグザパワーディスプレイシステムとの相乗効果により、新世代の高画質を実現可能にした“4KレグザエンジンHDR PRO”。
特に分かりやすくそのスゴさを実感できるのが、自然な色彩を再現する“4K広色域復元プロ”と立体感・奥行き感を向上させる“アドバンスドHDR復元プロ”です。
まず4K広色域復元プロですが、これは“物体が反射する色の限界を超えない自然な色彩を再現”するというもの。物体に反射する色というのは色の限界を超えてしまうと過度に強調され、映像が不自然になってしまいます。
それを抑えて自然でリアルな色彩を再現。低彩度の色の補正機能を強化し、色の再現性を向上させています。
▲右が4K広色域復元プロで色の再現性を向上させたもの。自然で鮮やかな色彩が表現されていて、とても美味しそう! |
アドバンスドHDR復元プロですが、こちらはコンテンツのダイナミックレンジを拡大することで、HDR映像のような立体感・奥行き感を向上させる機能です。
撮影や編集時の映像処理で圧縮された高輝度領域を復元し、よりクオリティの高い映像を楽しめるようになります。
▲こちらが従来の映像です。 |
▲こちらはHDR復元された映像。よりクリアになっているのがお分かりになるかと思います。 |
この他、映像や文字の斜め部分をさらに滑らかに再現する“マルチアングル自己合同性超解像”といった機能も。アニメの輪郭部分や文字テロップの斜めエッジを美しく表現してくれます。
▲右がマルチアングル自己合同性超解像をかけたもの。非常に滑らかに! |
それ以外にも4KレグザエンジンHDR PROは、締まりのある黒を再現したり、アニメなどコマ数が少ないコンテンツを滑らかに表示できる機能を搭載していたりします。ゲームだけでなくあらゆる映像コンテンツを満喫できるので注目ですね!
新開発のバックライト技術とパネル技術により、新世代4K高画質を実現した“レグザパワーディスプレイシステム”。
ピーク輝度1,000nitオーバーの高輝度LEDと直下型LEDハイブリッドエリアコントロールにより、CELLレグザの約11倍もの高コントラストを実現しています。
▲輝きだけでなく、漆黒までが美しい! |
次世代の放送企画であるITU-R Bt.2020の色域も約80%カバー。さらにパネルも、外光の反射を低減させたクリア映像を出せるハイコントラストブラックパネルを採用しています。
耐入力が向上した“ラビリンスバスレフ型BOXスピーカー”に加え、テレビ前面のスリットに新開発のドームツィーターを搭載。
▲前面放射型ドームツィーター |
▲ラビリンスバスレフ型BOXスピーカー |
さらに効率的にピークパワーを供給する新開発のスマートパワーオプティマイザーを採用したマルチアンプにより、総合出力46Wを実現。優れた高域再生と、ダイナミックレンジの広いクリアな音質が楽しめます。
加えて、2つの新型フルレンジスピーカーとサブウーファーで構成された新レグザサウンドシステム『RSS-AZ55』(別売)とのシンクロドライブも可能です。設置場所を選ばないロケーションフリーのサウンド環境を実現しています。
▲RSS-AZ55。発売日は11月上旬を予定。 |
迫力と繊細感を両立させたハイクオリティなサウンドを堪能できます。
番組の録画を行えるタイムシフトマシンも大幅に進化。放送中の番組やYouTubeコンテンツもリモコンに話しかけるだけで簡単に探せるようになりました。
▲新たに検索ワードの音声入力にも対応。 |
▲※画面は開発中のものであり、実際の画面とは異なる場合があります。 |
さらに、タイムシフトマシンのハードディスク増設にも対応しています。
現行のモデルの中では間違いなくトップクラスの映像を満喫できる『レグザZ20X』シリーズ。価格は決して安くはありませんが、満足度も申しぶんないと思います。テレビはもちろん、ゲームなど映像コンテンツを最大限に満喫したい人は購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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