『CoD BO3』見どころ総まとめ。PS4版とPS3版の違い、PS4本体同梱版の情報も発売前にチェック

文：hororo

　11月6日に発売されるPS4/PS3用ソフト『CoD BOIII（コール オブ デューティ ブラックオプス3）』。本作は、Activision Publishing, Inc.と開発スタジオのトレイアークが手掛けた大人気FPS『コール オブ デューティ』シリーズの最新作だ。

　この記事では、これまでに判明している『ブラックオプス3』の世界観や特徴などをまとめて紹介する。前作からどうパワーアップしたのかも、これさえ読めばバッチリだ。

肉体を機械化したスーパーソルジャー同士が戦う未来の戦場

　『CoD BO3』は、軍事技術が進化し、体を機械化した強力な兵士が主力となった未来が舞台。ロボットやオーグメンテーションと呼ばれる義手義足などの技術を取り入れた、超人的な力を持った兵士たちが戦場で活躍し、従来とは戦い方が大きく変化している。

　ダイレクトニューロインターフェイスという技術で脳を機械と無理なくつなげていることから、ネットワークを通じて兵同士で情報の共有も可能。オーグメンテーションによる肉体強化だけでなく、情報の取得という点でも、これまでとは一線を画した戦いが描かれていく。

　前作『コール オブ デューティ ブラックオプスII』でドローン（無人機）のコントロールを奪れたという経緯から開発された“Direct Energy Aie Defense”という防空システムによって、空での戦いはほぼなくなり、地上戦が主体になっているのも特徴だ。

洗練されたシリーズ伝統の3大モード

　『CoD BO』シリーズには、1人の主人公となって物語を楽しめる“キャンペーン”、ネット上で世界中のプレイヤーと腕を競い合う“マルチプレイヤー”、ほかのプレイヤーと協力して迫り来るゾンビを撃退していく“ゾンビモード”を収録。では、『ブラックオプス3』になって何がどう変わったのか？

●キャンペーン

　前作『CoD BO2』のエンディングから40年が経過した2065年。シンガポールにあるブラックオプスの基地のネットワークが突如失われる事態が発生し、これにより兵士同士のネットワークも消失してしまう。

　事件と同時に重大な機密情報が漏洩するという事態も重なり、基地は大きな混乱に包まれることに。プレイヤーは、基地で何が起きたのかを調査し、ブラックオプスの兵士たちの消息を追っていくことになる。

　最大の特徴は、最大4人までのCo-op（協力）プレイに対応していること。そして、従来のような一本道ではなく、オープンエリアのフィールドを自在に動き回れるので、複数人でコミュニケーションを取りながら自由度の高い攻略を楽しめるだろう。

　敵の挙動も、こちらの動きに応じて変化するという。戦い方しだいで、同じシーンでもまったく違った感覚を味わえるわけだ。

　プレイヤーキャラクターは、ドローンをハッキングしたり、敵を行動不能にさせるナノマシンを操ったりする特殊な能力をセットできる“Cyber Core”と、兵士の基本能力を向上させる“Cyber Rig”を強化して、プレイスタイルに合わせた育成が可能だ。

　こうした能力や武器に加え、性別や容姿も自由にカスタマイズできる。容姿はムービーシーンにも反映されるため、あたかも自分がその世界に身を置いているような感覚で楽しめる。

　セーフハウス（隠れ家）は、ミッションに備えた装備のカスタマイズや情報収集、協力プレイに参加するプレイヤー用のロビーとしての役割など、さまざまな使い道があるようだ。

●マルチプレイヤー

　世界のプレイヤーとオンライン対戦を楽しめる、『CoD』シリーズ定番のモード。前述のように、プレイヤーキャラは体を機械化したスーパーソルジャーであり、巧妙かつスムーズな動きで戦場を駆け巡れる。

　その代表が、スラスターを使って空中で多彩な動きを可能にする“スラスト・ジャンプ”、垂直の壁に張り付いて走る“ウォールラン”、素早い動作を可能にした“パワースライド”だ。

　これらチェインムーブメントシステムの採用により、『ブラックオプス』シリーズでありながらも別次元の戦いが楽しめるだろう。

　もう1つの独自要素として、操作するキャラは“スペシャリスト”と呼ばれる9人の兵士から選べる。それぞれで能力はもちろん、見た目や性格、声も異なり、背景となる物語が設定されているようだ。

　スペシャリストを使い続けてランクアップすることで、武器や特殊能力をマスターできる。この経験値によるアンロックシステムに、本作ならではの追加要素もあるという。

・現在判明しているスペシャリスト

・マルチプレイ用マップの特徴を一部公開

【Combine】
　砂漠の朽ち果てた研究施設の周囲が舞台。ウォールランに適した壁が多く存在する。

【Hunted】
　滝の下に建てられてた小屋の周辺が舞台。水中のルートも存在する。

【Stronghold】
　アルプス山脈にある非対称な形状の城が舞台。多彩なルートやアプローチを楽しめる。

【Evac】
　水没した都市の高層ビル屋上に設置された緊急回避エリアが舞台。ビル内部は小部屋が多数あり、入り組んでいる。

●ゾンビモード

　4人のプレイヤーで協力して、群がるゾンビから生き延びることを目的としたおなじみのモード。世界観やキャラクターなど、本編からは完全に独立している。

　『ブラックオプス3』での舞台は、フィルム・ノワール調が目新しい1940年代のアメリカ。ゾンビだけでなく、イカのような触手を持つ怪物なども登場するようだ。

PS4版とPS3版との違いは？

　本作は、PS4版とPS3版で販売形態や収録モードが異なる点に注意したい。また、同じプラットフォームでも、種類によって早期購入特典や付属コードなどに細かな違いがあるので、ひと通り確認しておこう。

　なお、PS4版の早期購入特典で手に入る追加マップ“ニュークタウン”は、後日PlayStation Storeでの販売が予定されている。

～PS4版～

～PS3版～

　PS4本体をまだ持っていない人には、本体同梱版もおすすめ。『CoD BO3』のタイトルロゴがモチーフとなっている特別デザインのPS4本体と、グレーとオレンジを組み合わせたワイヤレスコントローラー（DUALSHOCK4）、そしてPS4版『CoD BO3』がセットになっている。

　内臓HDD（ハードディスクドライブ）は、国内初となる1TBの大容量を搭載。数量限定品なので、購入する場合はお早めに。

　PS3版は値段が安く、マルチプレイにPlayStation Plusへの加入が必要ないといった特徴がある。とはいえ、せっかく4人協力プレイが可能になった“キャンペーン”を遊べないのは手痛い。

　日本語字幕、日本語吹き替えはすべてのバージョンに同時収録されているので、こちらに関しては心配無用。購入を予定している人は、自分のプレイスタイルやプレイ環境をもとに慎重に選んでもらいたい。

(C) 2015 Activision Publishing, Inc. ACTIVISION, CALL OF DUTY, CALL OF DUTY BLACK OPS, and stylized roman numeral III are trademarks of Activision Publishing, Inc. Published and distributed by Sony Computer Entertainment Inc. in association with Activision.

• 『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』特集ページはこちら（電撃オンライン）
• 『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』公式サイトはこちら

データ

関連サイト

• 『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』特集ページ（電撃オンライン）
• 『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』公式サイト