2015年10月31日(土)
『ワールドギミック』レビュー。コマンドバトルRPGに格闘ゲームと謎解き要素がプラス
クラウドナインが今秋配信予定のiOS/Android用アプリ『ワールドギミック』のレビューをお送りします。
『ワールドギミック』は、最大5人でのマルチプレイや最大10人での共闘クエストが楽しめる、コマンドバトルRPGです。
バトルステージにちりばめられた“ギミック”を見極め、必殺技を重ねて敵を倒していく、格闘ゲームのスピード感とパズルゲームの攻略性が合わさったゲームです。この他にもオリジナルアニメーションで語られる物語や友人と楽しめるチームコンテンツが大きな特徴になります。
11月2日15:00までAndroid版限定でオープンベータテストが開催されているので、さっそく参加してみました。
キャラクターをタップすることで攻撃やスキルを使用するという、アプリ系ではよく見るタイプのRPGかと思いきや、いろいろと新しい試みが盛りだくさん!
個人的には格闘ゲームのような爽快感や読み合いも楽しめるところが楽しかったので、バトルシステムを中心にレビューをしていこうと思います!
個性豊かなキャラクターたちはインパクト大!
まずは、キャラクターについてのレビューから始めていこうと思います。
キャラクターデザインは『スカイロック』などで知られる幹大樹さんが担当。「これぞ少年漫画!」といった感じの親しみやすい画風なので、幅広い層に受け入れられやすいデザインではないでしょうか。
ゲームには7つの国家が存在し、キャラクターは出身地によって装備やファッションに特色があるとのことです。
今回のプレイでは、ビジネスマン+騎士のような個性豊かなキャラクターを見ることができました。
▲足軽、カンフー衣装など、いろいろな世界観がミックスされている感じです。 |
▲キャラクターのテーマを予想するのも楽しそうです。 |
▲ネクタイをしめた企業戦士といったところ。意外と剣を持っても違和感がありませんね。 |
キャラクターは進化素材を使うことで進化させられるのですが、その際に外見的にも大きく成長するところもおもしろかったです。具体的には進化前が幼少期で、進化後が青年期といった感じで、同じキャラの成長が見られるところがポイントです。
ちなみに現時点ではどんなストーリーが展開するのかは謎ですが、どうやらストーリー部分はアニメで楽しむことができるようです。
オープンベータテストの段階で、すでにたくさんのキャラクターが登場していますが、どのキャラクターがメインになって物語が展開していくのか、楽しみですね。
現時点での当たりキャラは?
オープンベータテスト中のガチャで当たりとされているのは、星6に進化できる星5キャラです。
●星6に進化する主なキャラ
NO. | キャラ名 | 初期レアリティ |
1 | エクス | 星3 |
5 | リリー | 星3 |
9 | クオン | 星3 |
29 | エドガー | 星5 |
31 | カナーリア | 星5 |
59 | キラーズ | 星5 |
61 | ジェイジェイ | 星5 |
89 | ファルコ | 星5 |
91 | アマンダ | 星5 |
119 | ゴウラ | 星5 |
121 | リンシャ | 星5 |
149 | ヤマト | 星5 |
151 | アカネ | 星5 |
179 | パイソン | 星5 |
181 | レイジー | 星5 |
193 | ブライト | 星5 |
195 | ストライク | 星5 |
197 | メリカ | 星5 |
199 | サクシード | 星4 |
210 | アルナイル | 星5 |
220 | アヴィオール | 星5 |
230 | アルマク | 星5 |
240 | リゲル | 星5 |
250 | キョウゴク | 星5 |
260 | レグルス | 星5 |
中でも以下の6キャラは見た目的にも能力的にも大当たりだと思います! 自分はまだ星6キャラはいませんが、これらのキャラをなかまにできたら、大事に育てていくつもりです。
▲革命師団アルナイル |
▲革命師団アヴィオール |
▲革命師団アルマク |
▲革命師団リゲル |
▲革命師団キョウゴク |
▲革命師団レグルス |
オープンベータテストのデータはほぼ正式サービスにも引き継がれる予定なので、ここで強キャラを育てておきたいですね。
攻撃回数でモーションや威力が変わる格闘ゲームのようなバトル
さて、基本部分の手触りはこれくらいにして、いよいよ本作の最大の魅力となるバトルシステムをレビューしていきます。
基本システムはシンプルで、キャラクターの顔が映るモニターをタッチすると攻撃してくれるというもの。最近は、わりとよく見るタイプですね。
▲オートバトルも搭載されています。 |
ただ、『ワールドギミック』にはいくつもユニークな仕掛けがあります。まずは“ディフェンスシールド”の要素から説明しましょう。
これは敵味方の各キャラクターに張られているバリアのようなもので、まずは“ディフェンスシールド”を壊さないとダメージをほとんど与えられません。
“ディフェンスシールド”を破る条件はいくつかあり、特定回数のクリティカルヒットを当てて壊すか、シールドを破りやすい特殊な攻撃方法を持つキャラクターを使うことなどが必要となります。また、物理攻撃と違って魔法攻撃(杖や魔法書、オーブ)の場合は20%の確率でシールドを破れる特殊効果を持ちます。
クリティカルについては後述しますが、複数のキャラクターの攻撃が同時にヒットするを発生するものです。
何も考えずに殴るだけでは効率が悪くなりますし、バリアを破るための攻撃順番などを考えたほうがスムーズに敵を倒せます。このあたりの攻撃方法の組み立ては格闘ゲームやシミュレーションゲームに似ていると感じました。
▲アイコンの左にある白いバーは攻撃回数を示しています。 |
次の特徴は、キャラクターごとに攻撃回数が異なり、それに応じて攻撃モーションや威力も変わることです。例えばですが、一撃目はパンチを連打して3回ヒット、二撃目は1回ヒットの強力なキックを繰り出すようなイメージです。
同じキャラでも複数の攻撃パターンを持つことになり、それを使い分けてコンボを狙う感覚は、かなり格闘ゲームに近いです。そもそも、キャラががんがん動いて攻撃をしていくので、見た目的にも格闘ゲーム感覚を味わえるんですけどね。
複数のキャラクターが同時に攻撃をヒットさせるとクリティカルが発生して、シールドを破壊出来たり、与ダメージがアップしたりします。うまく攻撃モーションを把握して同時攻撃をできた時は、なかなか爽快です!
タイミングを合わせるのが苦手な人は、ヒット回数が多いキャラクターを使うことがオススメですね。
▲こちらにもシールドがあるので、意外と被ダメージも少なかったりします。 |
また、シールドを破った敵を攻撃すると“コンボ”が発生します。コンボをつなげていくと“バーストゲージ”が溜まり、100%で必殺技の“バーストアタック”を発動することができます。
“バーストアタック”は非常に強力で演出もカッコイイので積極的に狙いたくなっちゃいますね。
▲非常に強力な代わりに連射も聞かないので温存するのも作戦です。 |
▲派手な分威力も強力です。 |
さらに“バーストアタック”は発動時に“バーストゲージ”を減少させます。そして“バーストアタック”で再びゲージを溜めることができるので、うまく使えば連続で“バーストアタック”を使うこともできます。
また、連続で“バーストアタック”を行うと追加攻撃の“バーストチェイン”を行うこともできます。強力な敵が出てきたときにはオススメです。
▲“バーストアタック”ごとにゲージの増加量も違うので、誰から発動するかも重要です。 |
▲人数ごとにカットインも入るので、5連続とかも狙いたくなります。 |
ちなみに、到底条件を満たすと追撃モードも発生します。単にポチポチとタップして攻撃をするだけでなく、さまざまなシーンでアクションゲーム的な瞬時の判断を迫られるところも、本作の特徴の1つだと思います。
バトル中にはさまざまなギミックが! パズル的な謎解き要素も存在
バトルについては、もう1つ大きな特徴があります。それは、さまざまなギミックが用意されており、うまく立ち回らないと戦況が有利にも不利にもかたむくこと。
●ギミックの例
・オーラブルー:そのターンに青いオーラを発光した敵を倒すと、プレイヤーに有利な効果が発生します。
・オーラレッド:そのターンに赤いオーラを発光した敵を倒すと、プレイヤーに不利な効果が発生します。
・ガーディアンリンク:ザコとボスが光の線でつながっている場合、ボスへの攻撃が一切通りません。線でつながっているザコをすべて倒すか、リンク破壊のスキルを持つキャラクターで、リンクの解除ができます。
・エレキサークル:電磁サークルをまとった敵に近距離攻撃を行うと、攻撃後に麻痺してしまいます。遠距離攻撃か、サークル無効のスキルを持つキャラクターなら回避が可能です。
・インビジブル:特定のキャラクターを倒さない限り、毎ターンすべての敵キャラクターが復活し続けます。
まだまだ出会っていないギミックだらけですが、状況を見極めて的確に処理をしていく感覚はパズルゲームに通じるところがありました。
毎ターンすべての敵キャラクターが復活し続ける“インビジブル”のギミックなどはかなり反則級ですが、だからこそうまく立ち回って強敵を撃破できた時の達成感は格別です!
パズルと聞くとちょっと難しく感じるかもしれませんが、バランス的にはそこまでガチガチではありません。最初のうちは、オーラレッドやエレキサークルなど、攻撃してはいけない敵を避けながら戦っていくだけでも十分戦える感じですね。
ナビゲート機能が充実したユーザーインターフェース
クエストやパーティの編成などはアイコン形式になっており、ホーム画面からスムーズに移行できます。アイコンをタッチすると使える機能が表示されるので、使いやすい印象を受けました。
インターフェース的には今風の要素がしっかりそろっていて、可もなく不可もなくといったところですが、大きなポイントはナビゲートボイスが充実しているところ。しかもその声は能登麻美子さん!
▲アイコンを押すと下から出てきます。見落としにくいとろこも利点です。 |
また、クエスト中に、キャラクターのステータスや、クエストの進行度を見ることもできます。
こちらも見たい情報のアイコンをタッチすれば簡単に確認できるので、気になったらサッと見るということができてストレスを感じさせない作りになっていました。
▲ステータスも詳しく見れます。相手のスキルがいつ発動するかもわかります。 |
ゴキゲンな音楽やマルチプレイなどにも注目!
その他にも『ワールドギミック』を遊んで楽しかった部分は多々あります。音楽は『ダンガンロンパ』シリーズを手掛けた高田雅史さんが担当しており、かなりオシャレでノリノリなものとなっています。
また、まだオープンベータテストでは遊べない要素もありますが、マルチプレイ要素もたくさん用意されています。個人戦やチーム戦といった対戦系の他、強敵を相手に最大5人でのマルチプレイや最大10人での共闘クエストも楽しめます。
今回のレビューでは格闘ゲーム的な部分やパズル的な部分を中心にレビューしましたが、ゲームの主軸となるRPGのバトル部分がしっかりと作られたゲームとなっています。Android版のオープンベータテストは11月2日15:00まで行われているので、気になった人はこの機会に遊び始めてみてはいかがでしょうか。
ちなみにリリース日前日の11:59までに事前登録を行うとキャラクター“カペラ”がもらえます。星4に進化するキャラなので、事前登録をお忘れなく!
(C)Cloud9 Inc. (C)DeNA Co.,Ltd. (C)Exys Inc.
データ
- ▼『ワールドギミック』
- ■メーカー:クラウドナイン
- ■対応機種:iOS
- ■ジャンル:RPG
- ■配信日:今秋予定
- ■価格:無料/一部アイテム課金
- ▼『ワールドギミック』
- ■メーカー:クラウドナイン
- ■対応機種:Android
- ■ジャンル:RPG
- ■配信日:今秋予定
- ■価格:無料/一部アイテム課金