乙女向けSLG『リゾートへようこそ ~総支配人は恋をする~』開発者ロングインタビューをお届け!!
未開発のリゾート地に、総支配人として赴任することになった貴女。ホテルマネージメントの経験のない貴女だったが、4人の素敵な男性スタッフたちとともに、苦労しながらも“リゾート島の成功”を目指して、がんばっていくが……?
竹内良太さん、櫻井孝宏さん、古川慎さん、斉藤壮馬さんなど、豪華声優陣が多数出演する本作。今冬の配信開始に向けて、鋭意開発中のスタッフの方たちに、アプリ制作にまつわる裏話や、キャラクターに関するアツい想いなどが聞けちゃうロングインタビューを敢行しました!!
▲左から、コンシェルジュの大山真咲(おおやま まさき 声:竹内良太)、調理を一任されているヒューゴ(声:櫻井孝宏)、ハウスキーピング部門のライ・河崎(ライ かわさき 声:古川慎)、営業やプランニング担当の丘野水鳥(おかの みどり 声:斉藤壮馬)。彼らが、貴女の総支配人生活を支えてくれる。 |
お話を聞かせてくれた人たち
中瀬友絵氏
株式会社Donutsに所属。本作のディレクターで、制作やプロモーション全般を担当。『リゾートへようこそ~支配人は恋をする~』以前は、大手ゲーム会社にて戦略SLGゲームなどの開発・運用に携わる。
塚口綾子氏
株式会社Donutsに所属。『遙かなる時空の中で』、『金色のコルダ』の企画・制作に関わり、本作では企画、シナリオを担当している。
ハーレムプレイもできちゃう!? ゲーム性の高い作品作り
――本作の開発は、どのような形で始まったのでしょうか?
塚口:Donutsに入る前に、社長と飲む機会があったんです。そこで女性向け作品を出したいから、作ってほしいという話になりました。当時は、2人とも違う会社に所属していたので無理だと思っていたのですが(笑)。
中瀬:紆余曲折あって私が先に入社して、去年の春くらいから少しずつ企画を始めていたんです。正式に企画が固まったのは、去年の秋ですね。
――そのころから、箱庭×乙女ゲームというコンセプトは決まっていたんですか?
中瀬:箱庭という案は出ていましたが、スムーズには決まりませんでした。最初から物語を読むAVGではなく、SLG要素があってプレイヤーの行動によって展開が変わる作品にするというのは決めていました。それを箱庭でやるか、パズルでやるか、他の方法でやるか、しばらく考えましたね。
塚口:AVGはすでにおもしろい作品が世の中にたくさんあるので、私たちが挑戦する必要はないよねっていう話をしていました。
中瀬:塚口さんは、これまでもゲーム性の高い作品を作っている人です。そういう乙女ゲームを作れる人は、今少ないと思うんですよね。
塚口:この人は私のこと高く評価しすぎなんですよ(笑)。
中瀬:せっかく作るなら、ただのAVGじゃもったいないなという思いは最初からありました。その時は、まだ塚口さんと作ることができるかどうか、わからなかったんですけどね。
塚口:企画について話はしていましたが、当時まだ私は入社していなかったんです。でも、その話をしているのはとても楽しかったです。
――塚口さんは、ゲーム作りでこだわっていることはありますか?
塚口:企画についてのミーティングなどは、思いつくままにしゃべっています。ただ、最初に所属していた会社が、ゲーム性があるものを作ろうという方針だったんです。なので、いろいろな進め方ができるシナリオのほうが慣れていて。一途な恋もいいですけど、ハーレムプレイも楽しくないですか?
――ハーレムプレイは恋愛ゲームならではの楽しみですよね。
塚口:私自身は、同時攻略は上手じゃないのですが。でもそういう遊び方をするユーザーもいて、それを楽しんでくれていたんだと思います。一途な恋もいいと思いますが、他のキャラがヤキモチを妬く展開もいいよなと思って本作を作りました。
↑スタッフとの会話画面。新密度が上がるとラブラブな展開になったり、他のスタッフにヤキモチを妬かれたりすることも……? |
ストーリーには2つのテーマが!
――本作のストーリーのテーマは何ですか?
塚口:表と裏と隠しがありますが、どれから聞きたいですか?(笑)。
――そんなにテーマがあるんですね。まずは、表から教えてください。
塚口:働いている女の子が仕事を通して成長していき、それを見ている男性たちも変わっていく姿を書こうと思っています。主人公が成長する方が共感しやすいし、男性陣もぶれないところはありつつも変わっていくのがよろしかろうと。職場恋愛を前提にしているので、それでいい変化が生まれることもありますよね。
中瀬:主人公は恋も仕事もがんばる女性になっています。リゾート開発という仕事を通じて主人公も男性陣も成長しますし、恋愛も進みますし、キャラクターの考え方にも触れられますので、プレイによってキャラクターのいろいろな面を見ることができます。
――裏テーマはなんですか?
塚口:男性キャラ全員が『肉食』です。
中瀬:一見そうは見えないキャラでも、グイグイ行きますよね。
塚口:年下組は、特にそうですね。怖いものないですから。
――最後に、気になる隠しテーマとは?
塚口:“恋愛している自分を楽しむ”です。
中瀬:そうです。私自身が仕事ばっかりしていて、恋愛と遠い位置にいるなと思っていて。でも、そういう人は世の中にたくさんいると思うんです。携帯電話はみなさん持っていると思うので、その中では恋愛を楽しみ、あわよくば実際に現実の生活にも反映されるようなのを作ってほしいなとお願いしました。
塚口:できるだけがんばりましたが、実際にできているかはわかりません(笑)。世の中には恋愛マニュアルはたくさんあって、そのどれか1つが引っかかればいい恋愛ができると思います。本作が一助になればうれしいなぁと。
中瀬:女性がこんな反応すると、男性はこんなふうに思うんだなと勉強になりましたね。わからないところは、塚口さんに直接聞いたりしました。
塚口:「なぜ、このセリフがいいんですか」とか聞かれましたね(笑)。もちろん男性に対して完全に正しい回答ばかりじゃないし、女性に都合のよい内容も入ってはいます。でも、攻略相手の顔も立てないと。
中瀬:そういうのは大事だなと思いましたね。
塚口:本作は恋愛ゲームなので、女の子が楽しく遊べる物語になっています。そのため、リアルな男性とは違う都合のいいところも多いです。でも男の人が読んで、理解できないような人物像にはならないように注意しています。
中瀬:あと彼らは、常に主人公を肯定してくれる存在ではないですよね。職場の仲間でもあるので、仕事のことで主人公と意見が合わないこともあります。そこがちゃんとしているのが、物語のメリハリになっておもしろくなっていると思います。
――物語の舞台を、リゾートに決めたのはなぜでしょうか?
塚口:どこかにファンタジー要素を入れたかったんです。リアルすぎると、現実と比較してしまうかなと思って。それにリゾートってキラキラした感じがして、とても魅力的ですよね。
――そんなリゾートならではのキラキラした恋が描かれるのでしょうか?
塚口:攻略対象は、みんな仕事しかしていませんね。設定もヘビーに作りこんだのですが、それを出す余裕がなかったです(笑)。リゾート地ではいろいろなトラブルが起きるので、それをおもしろおかしく詰め込んでいたらそうなってしまって。
中瀬:リゾート地の作品だと、イケメンのお客さんと恋愛するんですかってよく聞かれましたね。
塚口:恋愛対象は、スタッフですと何度も言いましたね。
中瀬:でも、イケメンのゲストなら来ますと(笑)。
――ストーリーを考える中で、大変だったことはありますか?
塚口:物語の展開もそうですが、うまく組み込むのが大変でした。本作は、短いイベントがたくさん起こるんです。このイベントは、短いけど始まりと終わりはきっちりしないといけません。それを1キャラクターに64個作ったら、うまく入らなくなってしまって。
――たくさんイベントが用意されているんですね。
塚口:しかも合間が空いたり、箱庭システムを遊んだりしていると、話が飛んでしまうこともありますよね。それが繋がるよう考えて組み上げていったら、お話がおもしろくなくなってしまって……。ヒューゴのお話を作るときは、本当に苦労しました。彼を最初に作っていたのですが途中で一度挫折し、水鳥を書いたらスムーズに最後まで書けました。
中瀬:連続イベントを、1つ1つでも読めるようにするのが大変だったと言っていましたね。
塚口:あと書いてる時に変な顔をしてるのを見られるのが恥ずかしかったですね。難しい話を書く時は眉間にしわが寄りますし、甘いシーンを書いている時も厳しい顔していますし。途中で会社内を移動しながら、書くようになりましたね(笑)。
中瀬:私は自分の席にいたので、塚口さんを見かけない時は社内のどこかで書いているんだなと(笑)。Donutsのオフィスはフリースペースがたくさんあるので、場所には困らないです。
塚口:社内にリゾートっぽい椅子があり、そこに座って書くなど、気分転換ができるのが助かりました。その椅子と色違いのものを、ゲーム中にも登場させています。
――それは、ぜひ注目してほしいですね。恋愛イベントで失敗などはあるのでしょうか?
塚口:継続して遊ぶ作品なので、恋愛の失敗はさせられないなと思いました。今まで一生懸命つちかってきた箱庭を捨てて、最初からやり直すようなことにはしたくありませんでした。そこで、恋愛の中断というのを用意しました。これ選ぶと彼との恋は終わりに等しいよという選択肢を、いくつか入れてあります。それを選ぶと相手とのイベントがストップするんですが、1個だけリカバリーできるイベントを作っています。
――そんなイベントが用意されていると聞くと、リカバリーイベントも見たくなりますね。
塚口:そんなに多くはないんです。言うべきことをしっかり言うのは総支配人の主人公の仕事なので、大抵の選択肢では恋愛中断になることはありません。業務の中で育まれる関係なので、甘いだけだとダメだと思ったので。
――互いに意見を言い合うのも、職場恋愛では大事ですね。
塚口:また主人公の選択肢によって、ゲストへの対応や仕事の仕方など男性の行動が変わるイベントを用意しました。それは変わってほしいというのではなくて、主人公の意見を聞いて影響されることもあるよねと。セリフも複数用意しているので、いろいろ試してみていただきたいです。
▲貴女が働くホテルのオフィスとレセプション。リゾート地らしい、開放的で明るい雰囲気が印象的だ。 |
少数精鋭で、作りこまれた登場人物たち
――攻略対象はどのように決めていったのでしょうか?
塚口:今回は、攻略できる人数を少なめにしました。少人数だからこその関係性もあると思い、チャンレンジしています。
中瀬:最初から少人数で、1人ずつの深い物語を描くというのは決めていました。そこはぶれずに開発を進めていきましたね。
塚口:私は恋愛対象が多いほど、物語の量も増えると考えていたんです。ただ実際に書いてみたら、4人でもそん色ないほどシナリオが多くなってしまって(笑)。気がついたらコンシューマ作品みたいな量になっていました。
中瀬:壁ドンや押し倒しなど、女性がときめくポイントは押さえていますよね。
――それぞれのポジションはどのように決めたんですか?
塚口:メインキャラは、4人兄弟と同じ作りになっています。しっかり者の長男、サポート型の次男、やんちゃな三男、気弱だけど天才肌の四男というポジション。
――4人兄弟と聞くとすごくイメージしやすいですね。
塚口:私はキャラを作る時に、対比になるように設定を決めていくことが多くて。そのため年上組と年下組なども、意識して分けています。あとは真咲とライは男の子っぽいセットで、兄弟でわいわいやっているような関係を作っています。ヒューゴと水鳥は、女性に対して紳士的なコンビですね。でも、ヒューゴが早い段階で水鳥に「私のポジション取らないでね」と言ったりする関係です。
――真咲と水鳥、ヒューゴとライの関係は?
塚口:そこは、完全に兄弟関係ですね。あと真咲と水鳥は女性に奥手ぎみ、ヒューゴとライは最初から積極的という差があります。
――主人公との関係はどうでしょうか?
塚口:主人公に対しては、否定する人、肯定する人、追随する人を作りたかったんです。大山真咲は、否定する人。ヒューゴとライは肯定してくれるんですが、自分に都合のいいところしか認めてくれません。水鳥は追随してくれますが、あっという間に主人公を追い越していく展開になります。ほかのキャラは中盤くらいに攻略対象への試練がくるんですが、水鳥だけは序盤に来ます。
――主人公や男性同士の関係が、すごくしっかり作られているんですね。
塚口:男性同士のかけあいなど、書いていてすごく楽しいです。実は恋愛シーンは書いていて照れるので、男性同士の会話の方が書きやすいですね(笑)。
――各キャラクターの魅力を教えてください。まずは、真咲からお願いします。
塚口:怖そうだけど本当は優しい、でもそれを見せたくない人です。怖いし最初は距離も置くんですが、とにかく面倒見がいい人物です。彼はすごく口調がきつくて、開発スタッフからも「ここまで言われるの」と言われたこともありました。それには、仲よくなったら優しくなるから我慢してねと(笑)。
中瀬:怒られたり、ほめられたり、いろいろありますよね。
塚口:男くさいキャラを作りたいなと思ってできたのが真咲です。
▲ホテルマンとしての経歴が長く、スタッフの中心的人物。新人の貴女も、真咲に頼る場面は多い。 |
――ヒューゴについて教えてください。
塚口:彼はある過去があって、それを引きずっている感じですね。でも、すごく大人な恋を体験させてくれる相手として作りました。
中瀬:一番年上ですしね。
▲“女性に優しい”のは、自他ともに認める彼の長所? キザな仕草も、ヒューゴが行うととてもスマートに見える。 |
――ライはどうでしょうか?
塚口:ちょっとチャラいキャラを作ってみようかと思って。今までそういうキャラを作ったことがなかったんです。でもそういう男の子も面白いかなと思って。
中瀬:ライは女の子やゲストにはチャライけど、自分の仕事はプライド持ってやっていますよね。そこは、ギャップがあるなと思いました。
塚口:ライだけは『全員に同じことができないなら、そのサービスはやるべきじゃない』というポリシーを持っています。ゲストは同じお金を払っているのだから、特別扱いすべきではないと考えています。でも見た目はそういうふうに見えないので、「写真撮って」とお願いすると彼だけホイホイ受けるんですよ。でも、そこから踏み込んで遊びに誘っても絶対に応じない。ちなみに彼の告白は、女性向け恋愛ゲーム史上でも珍しい告白になった気がします。
▲軽い雰囲気や口調とは裏腹に、自分の仕事に対して誇りを持っているライ。初めて貴女と会った時も、すぐに仕事に戻っていった。 |
――最後に、水鳥のことを教えてください。
中瀬:水鳥は見た目が若くてかわいいですが、さらっと甘いことを言いますね。高い声をイメージする人が多そうですが、ちゃんと男性らしい声です。それで真面目なことを呟いたりするので、ドキッとすると思います。
塚口:水鳥は気をつけないと可愛くなったり気弱すぎたり甘えすぎたりしてしまうので、そうはならないようにスタッフや関係会社さんによくお願いしてました。20代の働いている男性として描きたかったのです。わりと高めの声を想像されることが多いのか、収録した音声を聞いてもらうと「思ってたより低い」と言われることが多かったですね。水鳥は最初に主人公を好きになって、ずっと一途に想い続けてくれる展開になっています。彼との恋はわりと安心して楽しめるような気がします。
▲新人で頑張り屋な水鳥。荷物運びなどの雑用をマジメにこなしていくところも、彼の魅力の1つ♪ |
――サブキャラクターにも、魅力的な人物が多いですね。
塚口:ありがとうございます。攻略キャラクターに対して、3~4人のサブキャラクターを絡ませたいと思って作りました。
中瀬:サブキャラクターとの絡みは、普段とは違う一面が見られておもしろいですよね。
塚口:仲間同士とゲストでは、やはり付き合い方が違いますからね。プレイしてその差を楽しんでいただければ。
――彼らは、どのように決めていったのでしょうか?
塚口:最初から10人というのは決めていました。主人公の上司は登場させようと思っていたので、他はセレブらしい人物を当てはめていった感じです。セレブの半分は、長期滞在です。暗い過去を持ってるキャラもいます。設定としては恋愛対象にできるくらい深めに作ってあります。人気が出たら攻略対象に昇格するかも。昇格したら、それはそれで制作側はたいへんになりそうですけど(笑)。
――作っていて、楽しかったキャラはいますか?
塚口:全体的にかけあいは楽しかったです。へんなキャラになったのはサミュエルですね。会話がなかなか通じないので。だらだらしてるのに労働が好きと明言するキャラです。サブキャラの方が、つき合い場面が少ないので魅力を凝縮できていればいいなと思います。
▲サブキャラクターの1人。元F1レーサーという経歴を持つ俳優だ。 |
いろいろな施設を建てるのが序盤の鍵!?
――ゲームは、どのような流れで進んでいくのでしょうか?
中瀬:プレイヤーは、島をリゾートとして発展させていくことになります。最初は島に何もないので、建物を建てたり、必要なものを買ってきたりするところから始まります。
塚口:農場経営系のゲームをイメージしてもらえたら、1番近いんじゃないでしょうか。畑の代わりに、男性たちにお願いして必要なものを発注してもらう感じです。
中瀬:発注したものを使って、島の施設で卵料理やパンなどを作っていきます。まずはゲストに提供するお料理から。
塚口:主人公が全部を管理しているわけではなく、基本的にはメインキャラ4人が自分のチームのスタッフを使って運営しているんですよ。彼らの手が足りない時に、主人公が手助けしてあげる形になります。その中で宿泊施設を増やしたらなど提案してくれるようになるので、それを作っていくことになります。彼らが提案した施設やアイテムを作ると、恋愛が進んでいきますよ。
中瀬:そういう提案も含めて男性陣がいろいろ相談してくれるので、それに応えて信頼関係を育てていってください。時には2種類の提案をされて、どちらにするかで物語の展開が変化することもあります。
塚口:全員提案してくるので、みんなの意見を聞くこともできますし、本命の話だけ聞くこともできます。
中瀬:依頼をこなしていくと、お金も貯まりますし、レベルも上がります。レベルが上がるとリゾートとして成長して、サブキャラクターも登場するようになりますよ。
――建設する施設は、リゾート地らしいものが多いんでしょうか?
塚口:そうですね。マリンスポーツの店や、ギフトショップ、スパもあります。
中瀬:あと、リゾートならチャペルも置けるよねっていう話になりましたね。基本的には生産する施設とアクティビティですね。生産する施設ではホテルのような料理を作ったり、お土産のぬいぐるみを作ったりできます。
塚口:アクティビティは、お客様が楽しむ場所。施設に来たお客様におもてなしをして、楽しんでもらうことになります。
中瀬:ちゃんとゲストをもてなして満足度を上げることが、のちのちの物語に関わってきたりしますよ。
▲建設できる施設はさまざま。施設を増やして、リゾートを発展させ、貴女だけのリゾート地を作ろう!! |
――序盤のコツなどありますか?
塚口:最初は、建てられる施設を建ててください。あまり施設に縛りなど入れず、自由にプレイしていただくのがいいと思います。攻略対象ごとに何系を建ててほしいという縛りがあるので、序盤にいろいろ作っておくと恋愛が少し楽になります。またアクティビティに慣れておくと、のちのちいいことがあるかも?
――季節イベントは、どのようなものになるんでしょうか?
塚口:本作のストーリーはキャラに付随していて、リゾート地に関するストーリーは用意していないんです。そこで季節イベントでは、その辺りを補完していきたいなと思っています。たとえば、ゲストの持ち込んだ依頼をクリアすることで本社の覚えがよくなったり、季節イベントの準備をしている仲間を助けていったり。そういう形で、自分たちでリゾートを大きくしていく過程を体験できたらいいなと。後からプレイする方もいるので、そのフォローについても考える必要がありますけどね。
中瀬:実際のホテルでも、春だったらイチゴフェアなど季節ごとにいろいろなイベントをしていますよね。ゲーム内のリゾートでもイベントをメインキャラと相談しながら、準備している気持ちを体験できるようにしたいです。
塚口:バレンタインやクリスマスなど大きなイベント以外でも、リゾート地は何かしらのサービスをしていると思うんです。そういうのを入れていきたいですね。ゲームでは人をもてなす側なので、プレイヤーのみなさんが旅行に行った時は全力で楽しもうと思っていただけたら(笑)。
中瀬:準備している間に、自分たちが楽しくなっているという展開もあると思いますけどね。
塚口:本作は海外が舞台なので、異国文化を取り入れたいです。また日本資本のリゾート地なので、和風のおもてなしも交互に入れられたらいいかなと。あまりファンタジックにならない範囲でイベントを提案していけたらいいなと思います。
――最後に配信を楽しみにしているファンの皆さんに、メッセージをお願いします。
塚口:薄くでもいいので、長く遊んでいただけたら嬉しいです。またこのリゾート地が、癒しになってくれたらいいなと思っています。乙女ゲームらしい癒しもいれているつもりなので、疲れた時は、このリゾート地に遊びに来てください。
中瀬:他の女性向けアプリとは、少し違った作品になっています。今乙女向け作品が好きな方はもちろん、あまり遊んだことがない方も遊んでいただけたらと思います。
――ありがとうございました!
※画像はすべて開発中のものです。
(C)Donuts Co. Ltd. All rights reserved.