News

2015年11月6日(金)

『COJ』全国大会本選レポート。頂点を極めたのは真の“運命”力を見せつけたきゅーへー選手!

文:電撃ARCADE編集部

 セガ・インタラクティブが贈る、基本プレイ無料の思考型デジタルトレーディングカードゲーム『CODE OF JOKER』。その全国大会本選となる"コード・オブ・ジョーカー 第3回 アルカナカップ~運命に選ばれし者~"が、10月31日(土)に東京・浅草橋のヒューリックホールで行われた。

 このイベントは、エリア予選を勝ち抜いた12名と、これまでの大会で好成績をおさめた推薦プレイヤー4名の、合計16名によって争われる大会となっている。

 実況を務めたのは、セガエンタテイメントの“ミリオン土屋”さん。解説は、本作の開発スタッフである“むっく”さん、“ちゃみ”さん。そして、プレイヤー代表として“花田 勝 氏”さんが務めた。

『コード・オブ・ジョーカー』
▲ゲームを深く知っているからこそのわかりやすい解説と、息の合った軽妙なトークで大会を進行していた。

 今大会はこれまでの大会とは異なり、特殊なルールで行われた。プレイヤーは“スターターパック”“青エントリーパック”“黄エントリーパック”のカードに加えて、“8枚セットカードパック”を20パックを引いて得たカードによってデッキを構築しなければならない(どのバージョンのカードパックを引くかはプレイヤーが選べる)。

 また、入手した一番レアリティの高いカードのなかから“運命カード”を選択し、そのカードを必ずデッキに組み込まなければならない。さらに、対戦に勝利したプレイヤーは負けたプレイヤーの“運命カード”を渡され、次戦以降デッキに必ず組み込む必要がある。

 つまり、バトル中の瞬時の判断力やプレイング能力だけではなく、どのバージョンのカードパックを引くのか、逆に対戦相手はどのバージョンのカードパックを引いてデッキを構築してくるのかといった“環境把握能力”や、少ないカードプールのなかからデッキを作成する“デッキ構築能力”といった、直接的な戦い以前の準備段階が非常に重要となってくる。

 そして、引いたパックからどのカードが出るのか? 負けたプレイヤーからどんな“運命カード”を渡されるのか? といった“運”の要素も欠かせないという、まさに本作をプレイするうえでの総合力を試されるといったルールだ。

『コード・オブ・ジョーカー』 『コード・オブ・ジョーカー』
▲大会出場者の“ちょもす”さんは大会開始直前にカードを引き、レアリティの高いカードが出やすい演出が起きた際には、会場を沸かせていた。
『コード・オブ・ジョーカー』
▲大会出場者とトーナメント表。大会出場者の欠場によってシードとなった枠は、ちょもすさんが引き当てていた。

 会場内には、観覧者が対戦を見やすくなるように巨大モニターが複数設置されていた。そのモニターは、カードの効果説明や現在のターンまでに使用したカード、さらにはプレイヤーの心拍数まで把握できる機能が備わっていた。

『コード・オブ・ジョーカー』
▲プレイヤーの心拍数が急上昇する場面では、観覧者にもそのプレイヤーの緊張感がヒシヒシと伝わってくる。

 大会の環境は、20パックという、それほど多くはないカードパックの購入数から作られるデッキということで、SRカードを中心としたデッキはほとんど存在しない状況だった。

 “戦神・毘沙門”や“破壊少女シヴァ”といった、フィールド全体に効果を及ぼすカードはあまり見られず、BPを上昇させ、戦闘によって勝利をもぎ取っていくという戦い方が主流に。“不可侵防壁”や“アームズドラゴン”を筆頭に、それに対抗する形でトリガーゾーンを破壊する“火炎将軍スルト”や“清泉アクエリアス”などが活躍していた。

 左側のブロックを勝ち抜いて準決勝に進出したのは、賞金制大会“Master of Agent”を制した“きゅーへー”選手と、北海道の実力者“KNT”選手。

『コード・オブ・ジョーカー』
▲きゅーへー選手。
『コード・オブ・ジョーカー』
▲KNT選手。

 結果は、先攻を生かして終始試合のペースを握ったきゅーへー選手が勝利! “清泉アクエリアス”と“火炎将軍スルト”の連続召喚により、KNT選手のインターセプトカードを2枚破壊できたのがダメ押しとなった。

 右側のブロックを勝ち抜いて準決勝に進出したのは、全国APランキング1位(10月31日現在)の“mondial”選手と、賞金制大会“Master of Agent”2位の“ちょもす”選手。

『コード・オブ・ジョーカー』
▲mondial選手。
『コード・オブ・ジョーカー』
▲ちょもす選手。

 結果は、BP上昇カードを利用して“白夜刀のカンナ”で猛攻を仕掛けたmondial選手が、3ターン目で4ライフを一気に奪い、勝負の流れを決定づけた。

 決勝戦は、きゅーへー選手対mondial選手の戦いに!

『コード・オブ・ジョーカー』
▲対戦の前に意気込みを求められると、きゅーへー選手は「僕の永遠のライバルであるちょもすさんを倒した方なので、相手にとって不足はないです」とコメント。対するmondial選手は「ちょもすさんの無念を晴らしたいです」とコメントしてくれた。
『コード・オブ・ジョーカー』 『コード・オブ・ジョーカー』
▲決勝戦中の模様。

 決勝戦はmondial選手の先攻でスタート。準決勝と同じく、初手に“白夜刀のカンナ”を召喚し、会場を沸かせていた。しかし、続く2ターン目にユニットを召喚できず、きゅーへー選手が有利な状況に。2ターン目の後攻には4ライフを一気に奪い、続く3ターン目の後攻では、mondial選手のキーカードである“歴戦の勇士”を“清泉アクエリアス”によってピンポイントで破壊し、勝負有り!

 その結果、きゅーへー選手が、"コード・オブ・ジョーカー 第3回 アルカナカップ~運命に選ばれし者~"の優勝に輝いた! 優勝の感想を求められると、「mondialさんは僕にとって本作のことをたくさん教えてくれる師匠的な方なので、決勝戦で戦えただけでもうれしいですし、勝つことができて、よりうれしいです。」とコメント。大会を見てくれた方には、「次の全国大会での挑戦を待っています!」と力強く語ってくれた。

『コード・オブ・ジョーカー』
▲喜びを爆発させるきゅーへー選手。

 大会終了直前には新バージョンの告知も! 70枚にものぼる新たなカード追加が行われると発表された。

『コード・オブ・ジョーカー』
▲新カードの新たな効果や種族が紹介されるたびに大きな歓声も!

大会終了後に決勝戦を戦った二人にインタビュー!

――今回の大会のルールはいかがでしたか?

きゅーへー:みなさん似通ったデッキになると思っていましたが、思った以上に細部が違っていましたね。自分は普通の引きだったと思うのですが、mondialさんは引きの部分に苦しめられたにもかかわらず、決勝戦まで進出してきたので、運だけのルールではないと思いました。

mondial:引きが悪いなりにできることを着実にやることで、勝ち上がれたと思います。このルールは運の要素も大きいですが、デッキ構築の幅がそれほど広くないので、それをしっかり読み合えるかがポイントですね。相手のデッキを予想して、そのデッキに効果的なカードを予想しながら自分のデッキに組み込んでいくのが重要だと思います。

――決勝戦のデッキ相性はどう考えていらっしゃいましたか?

きゅーへー:デッキ相性は自分のほうがかなりいいと思っていました。

mondial:自分は、先攻を取って、BPを上げるカードで一気に押し切るしかないと思っていました。しかし、先攻は取れたのですが、2ターン目に手札が事故ってしまいました……。

――本作の持っている大きな魅力を教えてください。

きゅーへー:いつでもプレイヤーと対戦できるという点ですね。1人でも楽しめますし、みんなと一緒にワイワイ遊ぶこともできます。

mondial:自分は学生なので、基本無料というのがうれしいですね。無料ぶんだけプレイしてやめるということもできますし(笑)。

きゅーへー:そんなこと言って、自分の4倍はプレイしてるでしょ(笑)。

――今後の目標はありますか?

きゅーへー:また次の大会があれば参加したいですし、イベントなどに呼んでいただければ積極的にお手伝いをさせていただきたいと思います!

mondial:できれば1位を維持したまま、Kランクの上位を目指してみたいですね!

――ありがとうございました! 

『コード・オブ・ジョーカー』

 以上、10月31日に行われた"コード・オブ・ジョーカー 第3回 アルカナカップ~運命に選ばれし者~"の本選の模様をお伝えいたしました。新カードの追加も発表され、ますます盛り上げる本作から今後も目が離せません!

(C)SEGA

▼『CODE OF JOKER Ver.1.4EX1 Grow=Win』
■メーカー:セガ・インタラクティブ
■ジャンル:思考型デジタルトレーディングカードゲーム
■操作方法:専用コンパネ
■プレイ料金:基本プレイ無料
■プレイ人数:1人

関連サイト