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2015年11月20日(金)

アニメ『ラクエンロジック』は合体がキーワード! 小野賢章さん、新田恵海さんが歌う主題歌にも注目

文:電撃オンライン

 11月17日、東京・秋葉原UDXで、ブシロードとバンダイビジュアルの2社によるアニメとTCGの新プロジェクト『ラクエンロジック』の発表会が行われました。本記事では発表会の第一部の模様をお届けします。

『ラクエンロジック』

 『ラクエンロジック』は、アニメとトレーディングカードゲームが連動して1つの世界観を構築している作品です。発表会の第一部では、監督の千明孝一さん、原案・シリーズ構成の高橋悠也さん、声優の小野賢章さん、上坂すみれさん、ED主題歌アーティストの新田恵海さんが登場しました。

 なお、アニメの制作スタッフ、キャストなどの詳細はこちらの記事に掲載されています。

アニメでは王道のファンタジーバトルが展開

 発表会の冒頭では、ブシロードの代表取締役社長である木谷高明さんが登場。あいさつの後、「『ラクエンロジック』は、合体(トランス)をテーマとした新プロジェクト」として本作を紹介しました。

 その後、千明孝一さんと高橋悠也さんが登壇し、本作の特徴や魅力について語りました。

『ラクエンロジック』
▲高橋悠也さん(写真左)と千明孝一さん(写真右)

 高橋さんによると『ラクエンロジック』というタイトルは“ラック(運)”アンド“ロジック(論理)”をもとに生み出されたとのことです。「運と論理という、カードゲームにとって重要な2つの要素をこのプロジェクトのタイトルに組み込みました」と述べていました。

 本作は“合体(トランス)をテーマに、特殊能力を持った少年少女と異世界に住む神々がバディを組んで敵と戦うといった物語が展開。世界の平和を守る、“王道ファンタジーバトルエンターテインメント”であるとのことです。

 さらに高橋さんは本作について、TCGの『ラクエンロジック』とアニメの『ラクエンロジック』は、どちらのコンテンツも企画段階から同時にスタートしており、双方がアイデアを出しながら世界観を構築していったのも特徴であるとコメント。

 加えて「TCGを題材にしたアニメは作中でもカードゲームで対戦するものが多いですが、この作品に関してはカードゲームによるバトルは行わず、人間と神が合体した姿で敵と戦うアクションが独自性の1つとなっています」と本作を説明していました。

 そして、千明さんは“バディ”という要素を大切にしているそうです。また、「素晴らしいスタッフが描く2Dの映像と、3Dによるケレンミのあるアクションを融合させたい」とコメント。シリアスな部分だけではなく、コミカルなシーンも含めて丁寧に作品を作っていきたいと思いを語りました。

 その後、『ラクエンロジック』を楽しむうえでかかせない要素として、“ラクロジ用語の基礎知識”が紹介されました。高橋さんによると、以下の5つのキーワードが本作において重要な意味を持つそうです。

【ラクロジ用語の基礎知識】

●セプトピア

 人が住む世界。イメージとしては第2の地球で、物語の舞台になります。この世界では、神話に登場する神や生物が実在することが常識化しています。

●テトラヘブン

 異界の1つで、神や天使や悪魔といった神話をモチーフとしている世界です。なお、異世界はテトラヘヴン以外にも存在しています。

●フォーリナー(使者)

 異世界からセプトピアにやってきた者たちの総称。侵略を目論む悪意のある者やセプトピアの食べ物が好きだから訪れる者など、フォーリナーによって目的は異なります。

●ロジカリスト(定理者)

 セプトピアに住む特殊能力者の総称。ロジカリストはフォーリナーとバディを組んでトランスすることで、敵に立ち向かう力を得ます。

●トランス(合体)

 ロジカリストとフォーリナーがバディを組んで盟約を結び、その相手と合体することです。

 これらのキーワードを押さえておくことで、アニメの世界により入りやすくなるようです。放送開始までしっかりと覚えておきましょう!

ロジカリストとフォーリナーでトランス!

 イベントの中盤では、主人公・剣美親(つるぎ・よしちか)役の小野賢章さんとヒロイン・アテナ役の上坂すみれさんが登場。自身が演じるキャラのデザインを見ながら、その印象を語りました。

『ラクエンロジック』
▲上坂すみれさん(写真左)と小野賢章さん(写真右)
『ラクエンロジック』
▲剣美親
『ラクエンロジック』
▲アテナ

 美親とアテナがトランスしている姿を見た小野さんは「とても強そう! 主人公らしいというか、まっすぐな印象をうけますね」とコメント。

 上坂さんは「(スクリーンではトランス状態のアテナが表示されていたので)今、アテナは服になっているのですが、本当はとても神々しい女神様のような姿をしているんです」と印象を述べていました。

『ラクエンロジック』 『ラクエンロジック』
▲トランスする前の美親とアテナ
『ラクエンロジック』
▲トランス後はロジカリストである美親がアテナの衣装を身にまとったような姿に!

 なお、今回発表されたその他のキャラクターの詳細やアニメ、TCGをはじめとする各種情報はこちらの記事に掲載してあるので、気になる方は要チェックです!

 各種情報の紹介後は、小野さんが歌うオープニング曲『STORY』が公開されました。小野さんは「『ラクエンロジック』の世界観や主人公が頑張っていく姿を歌詞におり込みました。さわやかで、まっすぐに向かっていくような曲になっています」と曲の印象を語っています。

『ラクエンロジック』

 さらに、エンディング曲『盟約の彼方』の発表と同時に、歌を担当する新田恵海さんが登場。

 落ち着いたメロディが印象的な『盟約の彼方』は、新田さんにとって初めて挑戦した曲調とのことです。「強さと優しさを兼ね備えたアテナの思いに寄り添ったような曲」と新田さんは述べていました。

『ラクエンロジック』

 オープニング曲『STORY』は2016年1月27日発売、エンディング曲『盟約の彼方』は2016年2月17日に発売が予定されています。どちらもステキな曲ですので、フルで聴ける日が来るのが待ち遠しいですね!

 アニメ、TCGといったジャンルの垣根をこえて楽しんでもらいたい

 発表会第一部のラストでは、登壇者からメッセージが贈られました。

 高橋さんは「アニメとTCGが連動して始まる企画ですので、アニメが好きな人もTCGが好きな人も一緒に、メディアの垣根を越えて楽しんでいただきたいです」とコメント。

 千明さんは、TVアニメシリーズの制作に携わるのが4年ぶりとのことで、「新鮮な気持ちですし、若手のアニメ監督の方々にも負けないような作品を作りたい」と意気込みを語りました。

 新田さんは「『ラクエンロジック』とともに、私の歌うエンディングテーマ『盟約の彼方』も同じように愛していただけたらうれしいです」と思いを述べていました。

 最後にメインキャストの2人からコメントが。上坂さんは「アテナという女神は、本当に懐の深いキャラクターです。まだアフレコが始まったばかりですが、いろいろな面を見せてくれるので、演じるのが楽しみです」と語り、また、TCGをこの機会に勉強していけたらと考えているとのことでした。

 小野さんは「作品作りは真剣に、それでいてとても楽しく進んでいます。アニメとTCG、ともに楽しんでいただければと思います」と、作品を楽しみにしているユーザーへ向けてコメントしていました。

 2016年1月9日から放送予定の『ラクエンロジック』。今後の続報にも期待していきましょう!

『ラクエンロジック』

(C)Project Luck&Logic

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