2015年11月21日(土)
全世界が熱狂している『CoD: BOIII(コール オブ デューティ ブラックオプス3)』のマルチプレイヤー。なんだか楽しそうだと思いつつも、「対人戦は怖い」「迷惑をかけそう」「どうせ下手だから」といって敬遠している人はいませんか? それ、スゴくもったいないです!
FPSのマルチプレイというと初心者お断り的なイメージを持たれがちですが、そんなことはありません。誰にでも初めてはあるのですから、まずはその一歩を踏み出すことが大事。正直、戦いが始まればみんな勝つことに必死で、誰が下手だとか見たり考えたりする余裕なんてないのです。
自分の思うように遊び、カッコいいプレイに酔いしれる……最初なんてそれでいいんです! 勝つことよりも、楽しむことを重視しましょう。
▲『BO3』では空中を飛んだり、壁を走ったりもでき、より個性が際立つ動きが可能になりました。 |
とはいっても、いざやるとなると少なからず不安はあると思いますし、ある程度の活躍ができないと本当に楽しいとは言えません。そこで、チーム戦のルールを基準にした8つの鉄則を段階的に紹介していこうと思います!
熟練された人は、迷うことなく移動して、当たり前のように敵を倒していきます。なぜそんなことができるかというと、マップの構造を把握し、敵がどこから攻めてきそうかを予測しているからです。
感覚的にわかると思いますが、どのマップにも敵に狙われやすい場所が必ずあります。FPSを遊んだことがある人なら、移動していて「ターンッ」という銃声とともに倒された経験ありませんか?
例えば、見晴らしのいい場所。ここは、敵スナイパーの格好の餌食です。それと、建物の出入り口も危険ですね。進入ルートを絞れるので、死角で待ち伏せされている可能性があります。
▲屋内から外へ出る時も要注意。向かいの屋根に敵がいるのですが、彼に気付かなかったばかりに部屋を出たとたん狙い撃ちされました。 |
見晴らしのいい場所や建物の出入り口は、どのマップにも共通していえる危険地帯。あとはマップごとに異なるのですが、それを独学で覚えていくよりも、熟練者の背中を追いながら移動ルートをまるごとパクるのが一番の近道ってわけです。
余裕が出てきたら、その味方の細かい動きも観察してみてください。どこに身を隠し、どの敵を狙っているかなど、イイと思ったところはどんどん吸収していきましょう。
▲味方の後を追う際は、着かず、離れずの間合いで。近づきすぎると、グレネードなどで2人まとめて倒される危険性があります。 |
チーム戦の基本は単独行動をしないこと。近くに味方がいない状態でやられたら、誰もフォローができません。先ほどの“熟練者の背中を追う”には、尾行していたアナタがやられてしまった場合、味方が仇をとりやすいという利点も兼ねているのです。
同じように、近くにいる味方が敵の銃弾に倒れた時は、アナタが仇を討つ番です。敵を視認できなかったら、画面左上に表示されているミニマップを見てみましょう。赤い点が映っているハズです。
▲慣れないうちはフィールドを直接見て敵を探しがちですが、まずミニマップでおおよその位置を知ることが先決。敵の位置以外の情報も表示されるので、こまめにチェックしたいところです。 |
ミニマップをヒントに敵を発見できたら、思いっきり銃弾を浴びせましょう。銃弾は頭部に当てるほうが敵を早く倒せますが、初めのうちは的の大きい胴体を狙うのがベターです。
ミニマップのレーダーは基本的に銃弾を発射すると反応し、その人のいる位置が一定時間映し出されます。なので、発砲した時点で、敵全員に自分の居場所を教えていることにもなるのです。仮に仇を討てたとして、次に自分がどういう立場になるか、もうおわかりですよね?
場馴れしている人に「よーいドン」でまともに撃ちあっても、初心者が勝てる見込みはほぼありません。でも、1秒先に撃っていいとしたらどうでしょう。
相手との実力差を埋める簡単な方法は、先手をとること。それにはミニマップで敵の位置を知ることの他、“足音”がとても頼りになります。
▲ステレオヘッドホンでプレイすると、足音がする方向もよくわかります。うまくいけば、背後をとれることも。 |
足音が大きくなったら、それは敵が近づいてきている合図です。通りそうな位置へ照準をあわせておいたり、死角で待ち伏せをしたりして、先手をとる準備をしておきましょう。
もし背後から気づかれずに近づくことができたら、近接攻撃を狙うのも手です。銃と違って近接攻撃ならレーダーが反応せず、倒した後も比較的安全な状態を維持できます。
▲近接攻撃は、通常倒すまでに2発かかりますが、Combat Knife(コンバットナイフ)なら一撃で倒せることも覚えておいてください。 |
射撃に慣れないうちは、たとえ先手をとったとしても、敵を仕留め損ねるケースが何度かあるでしょう。そうなった場合、深追いは禁物です。
狙っていた敵に待ち伏せされる危険性がある他、レーダーに反応して別の敵が近づいてきているかもしれません。周囲を警戒しつつ、すぐにその場から離れたほうが安全といえます。
▲ターゲットが視界から消えたら、引き際かもしれません。トドメを刺したくなる気持ちをグッと我慢。 |
仕留め損ねるケースの多くは、遠くで敵を発見した時です。敵が遠くにいると、的が小さいぶん弾を当てにくく、大半の銃は距離に応じて銃弾のダメージが低くなります。むやみに倒そうとしないで、別の敵を探すことに頭を切り替えましょう。
キルカメラとは、自分が倒されるまでの数秒間を敵の視点で見られる、『CoD』シリーズ伝統のシステム。ここから学べることは山ほどあります。
▲みんなの師匠、キルカメラ。任意にスキップできるため、対戦に慣れてくると出番が減ることに(笑)。 |
敵側の視点から見てみると、不用意に飛び出した、見当違いの方向を向いていたなど、自分のした過ちがよくわかります。こうした反省と学習の繰り返しで、誰もが上達していくのです。
また、キルカメラの情報から「あんなところから狙えるのか!」といった、新たな発見もあります。敵にやられたことを自分の攻めの一手として加え、そのマップで幅広い立ち回りができるようにしましょう。
いきなり“ARK-7”と言われても、なんのことだかサッパリ。でも、サブマシンガンやショットガンなら聞き覚えがあるのではないでしょうか? それが銃のカテゴリです。
本作には多くの銃が登場しますが、初めからすべてを覚える必要はありません。まずはカテゴリごとの性能や使いどころを覚えて、そこから自分のスタイルにあった銃を探していきましょう。
●カテゴリごとの大まかな性能(メインウェポン)
・サブマシンガン……連射速度が速く、屋内戦向きのマシンガン。距離が離れるほど弾がバラけるので、近~中距離で使うのがベスト。銃自体が軽量のため、走りながら戦う人が好んで使用する。
・アサルトライフル……中~遠距離戦を得意とした汎用性の高いライフル。連射速度や弾の威力も平均的で、クセがあまりなく扱いやすい。狭い場所では不利になりがち。
・ライトマシンガン……弾の威力が高く、反動が大きいのが特徴。薄い壁なら貫通して敵を殺傷できる。リロードの速度が遅いものの、元々の装填数が多めに設定されている。
・ショットガン……1度に複数の弾を同時に発射する散弾銃。距離を取られると無力だが、至近距離では無類の強さを誇る。基本的に連射ができない。
・スナイパーライフル……狙撃を目的としたライフル。離れたターゲットを1、2発で仕留めることができる。一方的に相手を殺傷できるぶん、相応の立ち回りや命中精度が問われる。
ズバリ、この中で初心者にオススメできるのはスナイパーライフル以外です。さらに言うと、ボタンを押すだけで弾が連射されるフルオートの銃になります。
あとは好みの問題になりますが、ガンガン走る機動戦が好きな人はサブマシンガン、後方からの援護に徹したい人はライトマシンガン、室内での近距離戦をメインにするならショットガン、特にこだわりがなければアサルトライフルといった感じでしょうか。
▲1つの武器を使い続けると、武器レベルが上がってさまざまなアタッチメント(強化パーツ)が付けられるようになります。長所を伸ばすのも、短所を補うのも自由です。 |
スナイパーライフルは、正確な照準合わせ、敵の通るルートを予測する力、敵に捕捉されないための立ち回りなどが、他のカテゴリよりも多く求められます。でも、うまく使っている人をみると、どうしても自分で使いたくなるんですよね。
かくいう自分も憧れて使い始めたのですが、「まだ早すぎた」と思って封印しました(笑)。中には“突スナ”といって、走りながら近~中距離の敵をバンバンなぎたおす猛者もいるんですよ。いつか、自分もそれくらいの腕前になってみたいものです。
ちょっとステップアップして、射撃の際に弾を頭に当てるヘッドショットのコツを伝授しようと思います。
そもそも、銃は連射し続けていると、銃身がどんどん上に傾いていきます。なので、撃つ時は反動を加味して照準を調整しなければなりません。【STEP2】で“初めのうちは胴体を狙うのがベター”と言ったのもこのためです。
▲使用している銃がフルオートだとしても、射撃する時は、ある程度の弾を撃ったら止めるようにしましょう。 |
もう1つ覚えるべきは、移動しながら撃つと弾が散らばりやすくなること。そのため、相手がこちらに気づいていない時は、なるべく動かずに射撃したほうが精度がアップします。
戦いに慣れてきたら、銃を構えた時にあらかじめ敵の頭に照準が合うよう、視点を調整しつつ移動することを心がけてください。敵とバッタリ遭った時、即座にヘッドショットが決まる可能性が高まります。
▲ヘッドショットがキレイに決まった瞬間は、マグレでも超気持ちいいです! |
ちなみに、戦場でピョンピョン飛び跳ねたり、ズザーッとスライディングしたりする人に出くわすこともありますが、あれは決してふざけているわけではありません。相手のヘッドショットを回避しようとしているのです……たぶん。
アナタが最後に知るべきは、戦場へ出て敵を倒した時の快感です。CPUではなく、プレイヤーが操作しているというだけで、倒した時の喜びは格別。それが格上だったらなおさら!
初めて戦場に乗り込むのであれば、当然ながら周りは格上ばかり。まずは勝敗に関係なく、1つでも多く敵の首を持ち帰ることを目標にしましょう。これまでに学んだことを生かせば、1人も倒せないということはないハズ。
▲味方が負傷させた敵にトドメを刺すことも立派なキルです。 |
運が良ければ、適当に投げたグレネードで2、3人倒せることも(笑)。あ、ちなみにグレネードですが、ピンを抜いてから爆発するまでの時間が決まっているので、敵に逃げる間を与えないように持つ時間を長めにするといいです。そうですね、大体3秒くらい。
ということで、初心者に贈る8つのアドバイス、いかがでしたでしょうか? FPSはやられて覚えるゲームでもあるので、気兼ねなく倒されにいきましょう!
では、楽しい『BO3』ライフになることを願って! グッドラック!!
▲個人的におすすめのスペシャリストはRuinさん。グラビティスパイクが地面をドンと叩いて近くの敵を倒すというわかりやすい必殺技で、非常に使い勝手がいいです。 |
(C) 2015 Activision Publishing, Inc. ACTIVISION, CALL OF DUTY, CALL OF DUTY BLACK OPS, and stylized roman numeral III are trademarks of Activision Publishing, Inc. Published and distributed by Sony Computer Entertainment Inc. in association with Activision.
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