2015年11月23日(月)
11月22日に東京・渋谷のHMV&BOOKS TOKYOで行われた、ささきいさおさんのニューシングル『ミッドナイトデカレンジャー 10 YEARS AFTER』の発売記念イベントのオフィシャルイベントレポートを掲載します。
“アニメソング界の大王”と紹介された際には、照れ笑いを見せつつ「長老って呼んで」とのコメントも。その他、数々の名曲について、思い出を交えつつ熱唱するイベントとなっていました。
なお、5月に行われた“さきいさお デビュー55周年記念バースデーライブ”のアンコール公演が決定しました。2016年3月6日にZepp Diver Cityで開催されるとのこと。
ささきいさおが、11月22日東京・渋谷のHMV&BOOKS TOKYOにて、ニューシングル『ミッドナイトデカレンジャー 10 YEARS AFTER』の発売記念イベントを開催した。
1960年にデビューして今年で55周年を迎えたささきいさおの約5年ぶりとなる新曲は、Vシネマ『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』のエンディングテーマとして新録され、自身が作詞を手掛けた『悠久浪漫』をカップリングに、10月7日に発売。
イベントは11月19日にオープンしたばかりのHMV&BOOKS TOKYOにて開催され、イベントスペースには約300人の熱烈なファンが詰めかけた。
熱気溢れる中、装飾光るグレーのジャケット姿で颯爽と登場したささきのステージは、『宇宙戦艦ヤマト』で幕を開ける。会場いっぱいに響く美声に観客のクラップの音が重なり、“アニメソング界の大王”の降臨は行き交う人の足を止め、イベントは序盤からヒートアップ。ささきもこぶしを突き上げ会場の興奮を煽り、圧倒的な歌唱を見せつけた。
司会の白滝まつりより「アニメソング界の大王」と改めて紹介されると、照れ笑いを見せつつ「長老って呼んで」とコメントし、笑いを誘う。約5年ぶりとなる単独でのインストアイベントに、少し緊張気味のようだ。
そしてデビュー55周年を迎えたことについて「ロカビリーでデビューして、俳優になって悪役ばかりやっていたりしました。
そんな中でアニメの世界と知り合い、『科学忍者隊ガッチャマン』が取り持つ縁でこうやって主題歌を歌うようになって、お陰様で55年この厳しい芸能界で生き延びることができました」と振り返り、「いくつまで歌えるかわかりませんが、声の出る限りは頑張っていこうと思います」と意気込みを述べた。
続き「出発!」と叫び歌ったのは、『銀河鉄道999』だ。脳裏にその情景を広げていくような、ささきの色鮮やかな美声に観客もうっとり。その後はスーパー戦隊シリーズ第1作目より『秘密戦隊ゴレンジャー』を熱唱し、口ずさむ観客とともに息ぴったりな掛け声やフリつけを楽しみ、一体感を見せつけたハジけるステージを繰り広げた。
イベントも終盤に差し掛かると、新曲の質問コーナーに突入。『ミッドナイトデカレンジャー 10 YEARS AFTER』の聴きどころについて、「アレンジがガラリと変わって、フルバンドでスイング感も出した素敵な演奏になっています。昔はビッグバンドが全盛でしたが、そのかっこよさと懐かしさを出してジャズ風にしてみました」とアピール。
カップリングの『悠久浪漫』については自身が作詞にチャレンジしたことを明かし、「エルヴィス・プレスリーに憧れてこの世界に入って、いろんな苦労を重ねてきました。そんなものを歌にしたいと、頭をひねくり回して作った」と楽曲に込めた想いを語った。
ステージは、「人前で歌うのは初めて」と緊張した面持ちで語った『悠久浪漫』と、「こっちは歌い慣れた曲」とジャジーなサウンドで包み込んだ『ミッドナイトデカレンジャー 10 YEARS AFTER』で大歓声の内に終幕。
その後、シングル購入者を対象に、直筆サイン入りオリジナルクリアファイルのお渡し会を行い、惜しまれつつイベントは終了した。
なおささきは、2016年3月6日、東京・Zepp Diver Cityにて“デビュー55周年記念スペシャルライブ・アンコール”を開催する予定。イベントでも売れ行きも好調と語っていた同公演、気になる方は早めにチェックしてほしい。