『リングドリーム』制作チームのプロレス大好き女性スタッフがキャラ愛と年末の興行イベントを熱く語る！

文：くろあん

　電撃オンラインが7月に実施した“2015夏 mixiゲーム水着キャラ総選挙!!”で魅惑のぽっちゃりレスラー・沓沢真生を選出し、見事2位を勝ち取ったPC用ブラウザゲーム『リングドリーム～女子プロレス大戦～』（リンドリ）。その仕掛け役となった『リンドリ』チームの女性スタッフにインタビューを行いました。

　『リンドリ』といえば、個性派プロデューサーの松田秀夫氏や原作者のでいしろうさんが表舞台に出ることが多く、プロレスという題材からも野郎だらけの制作陣をイメージしがちです。しかし、意外にも『リンドリ』制作陣は女性スタッフが半分近くを占めています。

　そこで今回は『リンドリ』チームの女性スタッフを代表して、運営チームのがんちゃん2号さんとデザイナーのHalさんにインタビューを行いました。リアルプロレス『リンドリ』制作チームの裏話や気になる最新アップデート情報、そして年末の興行について聞いてきたので、最後まで必見です！

▲時は女子プロ戦国時代。星をつかもうとする少女たちの熱き戦いの物語は、新たなるステージへ！

▲プレイヤーはマネージャーとなって、女子プロレスラーをスカウトして育成し、団体のメンバーと協力して女子プロレス界の頂点を目指す。

●がんちゃん2号さんプロフィール

　『リンドリ』運営チーム。『リンドリ』のニコ生などでお馴染み。三度の飯よりお酒が大好き。好きなプロレス選手は、DDTプロレスリング所属のHARASHIMA選手。

●Halさんプロフィール

　『リンドリ』デザイナー。プ女子（プロレス好きな女子）で、推している団体は、もちろんDDTプロレスリング。好きな選手はDDTプロレスリング所属“リング上の哲学者”ヤス・ウラノ選手と、同じくDDTプロレスリング所属の坂口征夫選手。好きな技は、こちらもDDTプロレスリング所属HARASHIMA選手の“蒼魔刀”。

『リンドリ』を支える女性スタッフのお仕事

――『リンドリ』チームは女性スタッフが多いと聞きましたが、全体の何割くらいでしょうか？

Hal：『リンドリ』チームの3～4割が女性スタッフです。お仕事の内容はデザイナー職がほとんどですね。今までは、一部のデザイナーの名前しか発表していませんでしたが、最近になって社内にいるデザイナー全員を押していこう、自分のイラストをドンドン出していこうという雰囲気になっています。

――そうなると、今までと比べてこれからどのような変化が起こるのでしょうか？

Hal：イラストの発注がしやすくなります（笑）。社内で、プロデューサーさんとの意見のすり合わせなどもやりやすくなりますし、よりスピード感もでてくると思います。

――女性から見て、『リンドリ』チームの雰囲気はどのような感じでしょうか？

がんちゃん2号：社内でも一二を争うにぎやかなチームです（笑）。お互いに意見を言いやすい雰囲気ですね。それと個性的なプロデューサーさんと原作者さんが毎日コントみたいなことをやっていて、それに周りも巻き込まれている感じです。楽しくて好きなお仕事ということもあり、チーム内にはがんばる人が多いので、もっと健康面に気をつけたほうがいいのでは……と思うこともあります。

――今までのお仕事で印象深いエピソードはございますか？

Hal：一年くらい前は、バナーデザインの発注がプロデューサーから直接来る感じだったのですが、いきなりキーワードを言われて意味不明なことが多かったですね。たとえば、「『パシフィック・リム』でいこう！」とか。それを突き詰めていくと『パシフィック・リム』でロボットが海の中で戦うシーンのことでした。その結論に行きつくまで、いろいろプロデューサーにヒアリングが必要でして、キーワードを解明するのがとても大変で、印象に残っています。

――次にがんちゃん2号さんの印象深いエピソードを教えてください。

がんちゃん2号：“mixiキャラクター水着総選挙”の2位を獲得したときの公約、富士山登頂ですね。公約を決めることから関わっていたのですが、まず公約を決める会議のテンションがすごかったです。「高尾山だ！」「いや、もっと高いところへ！」とヒートアップしていき、最終的に1位はスカイダイビング、2位が富士山になりました。

▲左の仮面の人が原作者のでいしろうさん、右が松田プロデューサー。

――突拍子もない公約でした！　無事に登頂できてよかったです。

がんちゃん2号：当日はちょうどメンテナンスだったので、私は会社に残って対応していました。ただ、15時半から始まるはずの富士山頂からのニコニコ生放送がいっこうに始まらないので、心配になりました。なんとか生放送が始まったのですが、映像が一向に繋がらなくて……放送にフォローをいれたり、連絡をとったり、メンテナンス対応をしたりと、もうパニック状態でした。

　その後、メンテナンスが開ける1時間くらい前に、やっと富士山頂からの映像が流れて、会社の自分の席で「やったー！」と歓声をあげてから、メンテナンスの作業に戻りました（笑）。

mixi水着キャラ総選挙・第2位の沓沢真生の魅力とは!?

――“mixiキャラクター水着総選挙”で、沓沢真生が2位を獲得しました。多くのキャラクターが登場する『リンドリ』から、なぜ沓沢真生が選ばれたのでしょうか？

▲ぽっちゃりかわいい沓沢真生選手。今年の夏、2タイプの水着でユーザーの視線を釘づけに！

がんちゃん2号：毎年『リンドリ』では、ゲーム内で水着に着替えたキャラクターを登場させていました。今まではスレンダーな娘が多かったのですが、今年はふくよかな子をいれることになり、そこで沓沢真生の水着バージョンの制作が始まりました。そのころ“水着総選挙”のお話があり、スレンダーな美少女は他社さんも出すだろうということで、沓沢真生に決まりました。

――水着姿の沓沢さんは、特にお腹まわりがリアルだと感じます。

Hal：沓沢さんを描いた作家さん自身も、リアルなお腹を描くのが得意な方だったんですよ。なので、特に力をいれて描かれたと思います。

がんちゃん2号：「お腹の肉感が足りない！」と、みんなでかなり厳しくチェックしました。

Hal：そういえば、最初にできたイラストは、あまりにもお腹まわりがリアルすぎて、逆にリテイクになっちゃいましたね。

――かなりデザインにこだわりを感じますが、お二人から見て、沓沢真生の魅力は何だと思いますか？

がんちゃん2号：やはり、このお腹ですね。あと、ムッチリした太ももです。

Hal：世の中にスレンダーなキャラクターが溢れているなか、ふくよかでかわいいという点が一番の魅力だと思います。

がんちゃん2号：性格もおっとりしていますし、包み込まれる感じがいいですね。ボイスも日高のり子さんですし。

Hal：死角なしですね。

――総選挙で沓沢真生の背景にあったカツ丼は、どのように採用されたのですか？

▲カツ丼の写真にこだわったというだけあって、おいしそうです！

がんちゃん2号：最初は無難に南の島でしたが、でいしろうさんに見せたところ、「次があれば、カツ丼かな」とおっしゃったんですよ。「それだ！」となって、急いでカツ丼を買いに行って、数時間かけて美味しそうに撮影した後、さらに美味しそうに見えるようにHalが加工しました。

Hal：実はそのとき、南の島バージョンの画像をmixiさんに入稿済みだったので、急いでmixiさんに連絡しつつ、カツ丼の撮影を急ぎつつと、かなり大変でした（笑）。

――イラストの「NO KATSUDON NO LIFE！」は、どなたのアイデアですか？

Hal：松田のアイデアで、私がざっと描いたらそのまま採用されました（笑）。あの勢いがよかったのでしょう。

――今回の総選挙で、沓沢真生の人気も上昇したと思いますが、痩せたり、新コスチュームで登場する予定はございますか？

がんちゃん2号：痩せると魅力がなくなってしまうので、痩せることはないと思います。新コスチュームはあるかもしれません。

お気に入りのキャラ、プロデューサー＆原作者の印象

――お二人の思い入れの強いキャラクターを教えてください。

Hal：やっぱり最初の最初に描いた“ソニックキャット”ですね。『リンドリ』より、ずっと前に出していた女子プロレスゲーム『レッスルエンジェルス サバイバー』で描いたことのあるキャラクターです。今回の『リンドリ』でも一番最初に描いて、かなり強い思い入れがあります。もともと昔のデザインがあったので、それを踏まえたうえで自分のデザインに落とし込むのが難しかったですね。

▲ソニックキャット選手の初期リングコスチューム。

▲ソニックキャット選手の育成後のリングコスチューム。

　次に“なめこぐるみ”です！　なめこは『おさわり探偵』というゲームのキャラクターなのですが、そのときから大好きで、そのなめこをイメージした『リンドリ』キャラを描くことになったときは、「なめこだー！」って興奮してしまいました（笑）。なめこ感をだすように、あえてシンプルなフォルムにしました。

▲なめこぐるみ選手のリングコスチューム。

▲なめこぐるみ選手の私服。

――がんちゃん2号さんの思い入れのあるキャラクターを教えてください。

がんちゃん2号：私はデザインを描いているわけではないのですが、かなり強いシンパシーを覚えるキャラクターがいます。それが“ 一ノ瀬 栞”というキャラクターです。この子は、四六時中お酒を飲んでいるんですよ。レスラーとしては強いんですけど、好きなものはお酒。私もお酒好きということもあって、思い入れのあるキャラクターです。

▲一ノ瀬 栞選手のリングコスチューム。

▲一ノ瀬 栞選手の私服。

――ちなみにがんちゃん2号さんは、週に何回ぐらいお飲みになるのですか？

がんちゃん2号：週に7日ぐらいですねー。一ノ瀬 栞はなんでもイケるタイプみたいですが、私はビールと日本酒です！　ツマミはコレステロール高めですが、からすみとか塩辛とか魚卵系が好きですね。

――それでは個性的なプロデューサーの松田さんと原作者のでいしろうさんについて、どのように思いますか？

Hal：松田は、最初にお会いしたときは真面目な方だと思いました。一緒にお仕事をするようになって、ゲームの運営について細かく説明したり、指示を出しているのを見て、「仕事のできる人なんだな」と。ただ普段は、はっちゃけている人です。フィーリングで生きている感じがしますね（笑）。自由ですが、しっかり仕事をするところは尊敬しています。

　でいしろうさんは、同じチームで長く一緒にお仕事をしています。でいしろうさんもある意味、自由人ではありますが、自分の仕事に対して妥協がありません。徹底的にこだわって自分でやりきってしまうので、本当にクリエイティブな方だと思っています。

――がんちゃん2号さんが、「女性ならではの視点だな」と思ったことはございますか？

がんちゃん2号：毎週のアップデートで新しいキャラを実装するときに表示されるポップアップバナーの制作を女性スタッフにお願いしているのですが、私の依頼の仕方が大まかな感じなんですよ。それなのに、ゴスロリキャラだったら耽美系のフォントを使ったりと、しっかりと意図を汲んでくれる点ですね。細かい色の使い方がイメージ通りだったりすると、「そのピンク色です！」と言いたいですね。きめ細やかな対応が女性らしいなと思います。

――Halさん自身は、女性としての視点を意識されていることはありますか？

Hal：『リンドリ』チームの女性全体に言えることですが、キャラクターのコスチュームはもちろんですが、“私服”にも同じぐらい力を入れているように感じます。ほかの作品に見られるようなマンガ的デザインの服ではなく、リアルで着られているようなデザインの服が多いので、女性キャラのファッションにも注目してほしいですね。

12月のゲーム内イベントや2回目となる興行への意気込み

――12月に実施されるゲーム内イベントについて教えてください。

がんちゃん2号：12月3日から約7日間、日替わりで試合が組まれ、ユーザーさんはどちらか好きなほうを応援する、というイベントが始まります。その試合の組み合わせですが、最近における頂上決戦ともいえる内容となっています。

――具体的にはどのような内容ですか？

がんちゃん2号：若手No.1を決めるヤングドラゴン杯の予選やタッグマッチの決勝、筋肉系レスラーの頂点を決める“キング・オブ・マッスル”の決勝など、見逃せない試合が目白押しですが、中でもメインマッチは注目です！　なぜなら、現チャンピオンの麗雫（うらら しずく）は王座をとってから1年以上経っているのですが、ついにシングルマッチに登場し、因縁の相手であるスパイダー菊池との決戦に臨みます。そして、この試合の行方が、今後のストーリーに大きく関わってきます。

▲麗雫のリングコスチューム。

▲麗雫の私服。

――まさに天王山ともいえる戦いですね。

がんちゃん2号：はい。そして、この戦いの後、少し経ってからクリスマスイベントに突入し、あるキャラクターがサンタとトナカイに扮して登場します。

――サンタとトナカイのコスチュームをするキャラクターは、もう決まっているのですか？

がんちゃん2号：ストーリー中に「今年はオマエがサンタだ！」「オマエはトナカイだ！」というセリフがでてきますので、リアルタイムでストーリーを追っている方なら、すでに気づいているユーザーさんもいらっしゃると思います。

――ちなみにどのようなコスチュームになるのでしょうか？

Hal：かわいらしさとセクシーさをあわせもつ、素敵なデザインになったと思います。サンタとトナカイが並ぶと、とても映える感じに仕上がってますので、楽しみにしていただけたらと。

――12月29日に『リンドリ』主催のDDTプロレス興行が開催されますが、その詳細を教えていただけますか？

がんちゃん2号：はい、今回の“DDTプロレス興行『Encore～星空プロレス～』”は、後楽園ホールで行います！　チケット予約はすでに始まっておりますが、対戦カードは、これから発表となりますので、どうぞお楽しみに！

――第1回は大変な盛り上がりでしたが、今回のサブタイトルにある“星空プロレス”とは、どういった意味なのでしょうか？

がんちゃん2号：星空という名前の通り、今回の興行は星空の下で行います！　と言っても野外ではなく、会場に“MEGASTAR-II”というスーパープラネタリウムを設置し、天井を星で埋め尽くしている中で興行を行います。これ以外にも、いろいろな仕掛けがあるのですが、実際に興行をご覧になって体験していただければと思います。

――星空の下でプロレスとは、神秘的な感じですね。どういった経緯で、この企画に決まったのか教えていただけますか？

がんちゃん2号：松田のアイデアですね。今年の興行について悩みに悩んでいたある日の夜、ひょんなことから外で仰向けになったとき、星空が綺麗だなと思ったらしく、そのとき閃いたようです（笑）。

――それでは最後に『リンドリ』ファンに向けてメッセージをお願いします。

Hal：これからもいろいろなキャラクターが『リンドリ』に登場します！　そのなかには、「この人がデザインしたんだ！」と驚く、意外な作家さんがキャラクターをデザインしていることもありますので、これからのアップデートやキャラクターに注目していただければと思います。

がんちゃん2号：2015年あたりから、急にコラボやオフラインイベントが増えてきたと感じられる方もいらっしゃると思います。2016年はさらに、皆様にゲーム内外の両方でお楽しみ頂けるよう、運営一同がんばって参ります！

第2回リングドリーム主催 DDTプロレス興行『Encore～星空プロレス～』開催！

　サクセスの『リングドリーム』が主催するDDTプロレス興行『Encore～星空プロレス～』は、12月29日（火）に後楽園ホールにて開催されます。第2回目となる今回のテーマは“星空”。いつもとはちょっと違うプロレス興行に『リングドリーム』とDDTプロレスがチャレンジします。果たして“星空プロレス”は、どのようなドラマティックな展開をみせてくれるのでしょうか？　チケットは好評発売中ですので、この機会にぜひご覧ください！

●興行概要
【興行名】リングドリーム主催 DDTプロレス興行“Encore～星空プロレス～”
【日時】2015年 12月29日（火）18:30開始予定
【主催】リングドリーム イベント事務局
【会場】東京ドームシティ 後楽園ホール

▲“DDTプロレス ドラマティック総選挙”後にサプライズで開催を発表。

▲発表するリングドリーム・松田プロデューサー

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• “2015夏 mixiゲーム水着キャラ総選挙!!”特集ページはこちら（電撃オンライン）
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• “2015夏 mixiゲーム水着キャラ総選挙!!”特集ページ（電撃オンライン）
• mixiゲーム