2015年12月18日(金)
『もし、この世界に神様がいるとするならば。』指乃シュリ役・梶裕貴さんインタビュー完全版
“もし神様がこの世界にいるとするならば。私の願いは、たった一つ。彼と一緒に、生まれ変わりたい。”――Rejetが贈る純愛乙女ゲーム『もし、この世界に神様がいるとするならば。』より、指乃シュリ役・梶裕貴さんの収録後インタビューが到着。電撃Girl’sStyle12月号に掲載されたインタビューの完全版をお届け!
▲通常版ジャケットイラスト | ▲指乃シュリ(声:梶裕貴)/たまに中学生と間違われるほどかわいらしい容姿と、笑顔が人気の男の子。しかし機嫌が悪くなると腹黒さがにじみ出てしまう。無線部唯一の部員。 |
――収録を終えての感想をお願いいたします。
何よりも大ボリュームでした! そのうえで、シュリはみんなにわかりやすく説明をする役回りであったり、ツッコミ役であったりしたので、なかなか苦戦する部分もありましたが、終わった今は達成感でいっぱいです。
――印象に残ったシーンを教えてください。
本作は乙女ゲームといわれるジャンルなのでもちろん恋愛要素もありつつ、非常にファンタジー色の強い作品になっています。そういったこともあって、登場する敵と戦うシーン、そしてその敵と何故戦うのか、といったところが印象に残っています。また、日常的なシーンから挙げると、彼ら行きつけのファミレスでのドリンクバーの件が印象深いです。具体的にどこが…というわけではありませんが、かなりの回数登場したので(笑)。
――シュリはどんな子でしたか?
彼は、実はすごく頭がいい子なんです。なので、ほかの仲間たちが気づかないようなところに意識を向けていたり、推理をしてみせたりするときがあるんですよ。頭がキレすぎるがゆえに、彼の物語は中盤以降、シリアスになっていく部分もありましたね。逆に特典ドラマCDでは、男同士でワーワー騒いでいるお話が中心だったので、その分それがとてもほほえましく感じられました。
――同級生の男の子たちのなかでは、シュリが一番精神的に大人なのでしょうか?
間違いなくそうだと思います。テンションが高くなったときなど、妙に子どもっぽく感じるときもありましたが、基本的にみんなをまとめていたのはシュリでした。また、彼は洞察力にも優れているんです。本作をプレイしていただければ、なぜ彼がまとめ役という立ち位置なのか、おわかりいただけるのかなと思います。
――機嫌が悪くなると、腹黒くなるらしいのですが……。
そんなに黒くないです。むしろ、すごくいい子だと思いますけど。ただ、特典ドラマだと本編よりちょっと憎たらしいというか(笑)、一歩間違うとイヤな子に見えてしまうんじゃないかというのが心配です。悪い子じゃないだけに……僕はくやしいです(笑)。
――シュリを演じるうえで気を付けたり、意識された部分などはございますか?
本作には、この作品ならではの難しい言葉がけっこう登場するんです。そんな中で、シュリは説明する役回りも担っていたので、気持ちをつなげつつ、それらの言葉をきれいに伝えることに苦労しました。
――主人公との恋愛はいかがでしたか?
誠実で、まっすぐな恋愛に感じました。敢えて子どもっぽく振る舞う印象が強いシュリですが、中身は大人ですので、主人公にかける言葉のひとつひとつから、彼の精神年齢の高さが恋愛にもあらわれているのかなと思いました。
――恋愛には積極的なタイプなのでしょうか?
そうですね。でもそれはシュリだけでなく、みんな積極的なのではないでしょうか? その理由は、この作品の重要な部分にもかかわってくると思います。ただ、シュリはその場の空気や相手の気持ちを察することにとても長けているタイプなので、主人公が必要以上に尻込みしていれば背中を押してあげるようなひとことをかけてあげるし、ほかの仲間たちが主人公をグイグイ引っ張りすぎかなと思えばそれをたしなめるようなことを言ったりするんですよ。自分の感情だけで走らずにバランスをとれる、すごくいい子だと思います。
そんな彼にも一つ弱みといいますか、トラウマのようなものがあるんです。それを主人公と一緒にどう乗り越えていくかというところで、彼の成長を感じていただけるんじゃないかなと思います。
――本作には「もし神様がこの世界にいるとするならば。私の願いは、たった一つ。彼と一緒に、生まれ変わりたい。」というキャッチコピーがあります。もしご自身が何か1つ神様にお願いをするなら、どんなことを願いますか?
どんなに無理な生活をしてもコンディションがくずれない、無敵の体が欲しいです(笑)。それさえあれば喉を壊す心配がなくなって、メンタル的にも楽になりそうな気がするんですよ。それに、疲れ知らずな体なら、空いた時間にふらっと遊びに行くこともできそうですし。時間は極力有効に使おうと思っているのですが…休みの日などは基本的に、仕事の準備などで終わってしまいますね…。
――最後に、ファンの方へのメッセージをお願いします。
シュリを一番気に入っていただけたらうれしいですが、ほかにもたくさん魅力的なキャラクターが登場します。本作はとにかくボリュームがすごいのですが、そのなかで、あくまで個人的にですが、男の僕としてはなかなか共感しがたい演出や描写もあったように感じたので、いち早くユーザーのみなさまの感想をお聞き出来ればと思っております。 とはいえ、最初から最後まで魂を込めてお芝居をさせていただきましたので、それも含めて、この作品が素敵なものとしてみなさまのもとに届くことを祈っております。
また、本作はRejetさん初のオリジナルコンシューマータイトルということで、PS Vitaでのリリースになっております。どこでもプレイできるというのも魅力のひとつだと思いますので、少しでも時間があればプレイしていただき、すみずみまで遊んでいただけるとうれしいです。よろしくお願いします。
(C)2015 Rejet
データ
- ▼『もし、この世界に神様がいるとするならば。』ダウンロード版
- ■メーカー:Rejet
- ■対応機種:PS Vita
- ■発売日:2016年2月25日
- ■価格:5,023円+税