2015年12月6日(日)
12月5日から6日にかけてアメリカ・サンフランシスコで開催されている“PlayStation Experience(PSX)”。
会場では、国民的ゴルフゲームのシリーズ最新作PS4『New みんなのGOLF(みんGOL)』がプレイアブル出展されており、オープンフィールドでの移動や4vs4で行うマルチ対戦モードを体験することができた。その模様をお届けしよう。
ゲームがスタートすると、オープンフィールドで構成されたコースの前にマイキャラ(プレイヤーキャラクター)が出現。マイキャラは製品版では自由にキャラメイクして行えるが、今回の試遊ではあらかじめ作成されたものを使用する形になっている。
まずは1番ホールまで移動するようにガイドが表示。マイキャラは×ボタンでジャンプ、□ボタンでダッシュが可能で、方向キーで拍手やガッツポーズなどのエモートが行える。タッチパッドを押すと全体マップが表示。
△ボタンでカートに乗り降りができ、フィールド内を自由に走り回れる。ボタンを押した瞬間にカートに乗り降りができるので、池の前までカートで走って直前でカートから降りて池の中を渡って向こう岸へ、といったこともテンポよく簡単にできる。移動面はかなり快適だ。
フィールド内には、他のプレイヤーやNPCが多数おり、とてもにぎやかな印象。他のプレイヤーが打つ様子や、ボールが飛んでいく軌跡も確認することができた。
カートで移動中にNPCにぶつかりそうになるとキャラが自動的によけてくれるので、殺伐とした雰囲気にならないのは、さすが『みんGOL』シリーズ!
1番ホールのティーグラウンドに着くと、×ボタン(海外版の仕様なので、決定が×ボタン)でゴルフ部分のガイドが表示。使用するクラブを決め、パワーを決めたあとに戻ってくるゲージをタイミングよく打つ基本的な部分は、これまでの『みんGOL』シリーズと同様だ。
タイミングよく打てば“NICE SHOT!”の演出が入り、タイミングが早ければウサギ、遅いとカメの演出が出るシリーズおなじみの要素が継承されている。バックスピンなどをかけてボールの軌道を変えることも可能。
また、ドライバーで飛ばした時など、プレイヤーの行動で経験値が入り、行動に対応した能力がレベルアップするシーンも確認できた。
コース中にプレイヤーがつねに表示されているが、こちらが打ったボールが当たることはない。また、ショットを打つ時には目の前にいるプレイヤーが消えるようになっており、特にジャマになることはなかった。
今回のコースは、カップが通常より大きい“デカカップ”になっており、本作で初めてシリーズに触れる人でもパットを簡単に決めることができていたようだ。
1番ホールを終わらせたあと、3番ホールに行く途中でマルチプレイの新モード“Capture the Flag”のマッチングが成立。今回のバージョンでは、参加者全員が1番ホールをクリアしたあとにマッチングされるようだ。
“Capture the Flag”は、2つのチームに分かれて1~3番の好きなホールをプレイし、そこでのスコアによってポイントを獲得。スコアが多いチームがフラッグを手に入れ、最終的にフラッグが多いチームの勝利となる。
このルールでのポイントは“どのホールにどれだけの人員を割くか”というところだろう。2つのホールで勝利すればいいので、まずはどこかのホールを集中して1つを確保し、残る2つのうちどちらか獲得しやすいほうに集中するのがよさそうだ。
また、同じホールを何度も回ってもいいため、比較的簡単な1番ホールで確実にポイントを稼ぐなど、腕前に合わせた戦術を選ぶことも可能。シンプルながら駆け引きや戦術が多くあり、少し遊んだだけでもこのモードの奥深さが実感できた。
制限時間が360秒と、比較的短い時間でパッと遊べるところもいい。残り1分を切るとポイント数が見えなくなるため、最後までドキドキしながらゲームを楽しめる。
今回の試遊では、オープンフィールドでのキャラの操作やコミュニケーション、マルチプレイの新モードが体験できた。どれも新鮮でありながら“いつもの『みんGOL』”らしさがあり、初めて遊ぶのにとても手になじむ感触があるのが不思議。
日本での発売は2016年を予定しているが、本作への期待がさらに高まる試遊体験だった。
(C)Sony Computer Entertainment Inc.
データ