2015年12月5日(土)
『Age of Empires』新作アプリをレビュー。内政と戦闘を別マップで行う『AoE:ワードミ』って!?
KLabより2015年内に配信予定のiOS/Android用RTS『Age of Empires: World Domination(エイジ・オブ・エンパイア:ワールド・ドミネーション)』を一足早くプレイできたので、そのおもしろさをお届けいたします!
『Age of Empires』シリーズといえば、ゲーム業界に金字塔を打ち立てた名作RTSです。それが新たにアプリ版として登場となれば、やはり期待も高まってしまいますね。
RTSは操作が忙しいイメージが強いですが、この『AoE:ワードミ』はスマホの操作性を配慮してこれまでの『AoE』とは少し違ったシステムとなっているので、そのあたりをしっかり確認していきましょう。
※ゲーム内容は開発中のものであり、実際の仕様とは異なる場合があります。
戦闘と内政が分離した新スタイル
従来の『AoE』では、資源の収集、施設の建築、ユニットの生産といった内政と、実際にユニットを運用しての戦闘を同時進行する王道のRTSでしたが、『AoE:ワードミ』は内政と戦闘が分けられています。
メインとなるのは内政画面。資源を自動的に生産し続ける施設を建造したり、ユニットを編成したり、駐留させておく施設を建てたりといった自軍の強化が行えます。
そして準備が整ったらワールドマップへ行き、ステージを選択することで戦闘がスタートするという仕組みになっています。
▲こちらが内政画面。今作ではマップ上に資源が存在しておらず、対応した収集施設を建てると時間経過で増えていく他、戦闘に勝利することで資源は集まっていきます。 |
▲出撃するためのワールドマップはこちら。ステージにはそれぞれ3段階の難易度が用意されています。 |
ユニット編成にも大きな変化が!
また、ユニットの構成が大きく変更されているのも『AoE:ワードミ』の特徴。“英雄”というユニークキャラクターが存在し、リーダーである英雄に兵士を編成することでユニットとなります。
従来の『AoE』のように兵士がワラワラぶつかりあうというよりは、強力なユニットを戦わせる感覚でしょうか。ゲームセンターにある対戦型カードゲームに雰囲気が似ています。
▲こちらがユニットを指揮する英雄たち。それぞれ騎馬や弓などのタイプとスキルが設定されています。 |
戦闘はRTSらしさを残しつつ簡略化
内政と戦闘が分離しているため、戦闘はシンプルに仕上がっています。戦闘中は、内政では手に入らない“BR”という資源を集め、これを消費してユニットを召喚したり、戦闘用の施設を建てたりしていきます。
操作は非常に簡単。ユニットの移動ルートをスワイプで指定すれば、あとはアイコンをタップしてスキルを使用するだけで十分に戦えます。オート機能も付いているので、RTS独特の忙しさを感じさせません。
かといって、ユニットを突撃させるだけで勝てるほど甘くもありません。マップ上にある資源の近くに資源保管所を建てたり、攻城兵器を召喚するための施設を建てたりと、戦略性も必要になってきます。
マップが小さめなので戦闘が長引くことはなく、施設やユニットの種類もうまく絞られているので、頭は使うけれどゲームとしてはシンプル。絶妙なバランスには感心させられてしまいます。
『AoE』シリーズらしさもしっかり健在
ゲーム中には、プレイヤーや英雄のレベル以外にも、文明レベルというものが存在しています。文明レベルを上げることで、プレイを手助けするテクノロジーを増やしたりしていきます。
さらに、『AoE』シリーズでおなじみの“Age”の設定があり、Ageが上昇(文明が進化)すると建物の雰囲気がガラリと変わり、レベル上限が開放されたり、新たなテクノロジーが習得可能になったりしていきます。
『AoE』をアプリに落とし込むにあたり、内政と戦闘を分化することでプレイを楽にしながらも、『AoE』らしい重厚さを失っていません!
シリーズファンなら雰囲気だけでも十分に楽しめるでしょうし、プレイしたことない人は、遊びやすいRTSとして楽しめる内容に仕上がっています。まもなく配信とのことですので、ぜひご期待ください。
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