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2015-12-21 23:33

『琉球異聞 朱桜の繋』隼海役・新垣樽助さんのインタビュー完全版をお届け★

文:ガルスタオンライン

 はるか昔の琉球を舞台に描かれる、乙女向けアプリゲーム『琉球異聞 朱桜の繋』。倭寇の生き残りである隼海を演じる沖縄県出身の新垣樽助さんが、ゲームゆかりの地を訪問&開催中のスタンプラリーに参加。さらに、ゲームへの思いや沖縄の名所を語っていただきました♪

『琉球異聞 朱桜の繋』隼海役・新垣樽助さんインタビュー完全版 『琉球異聞 朱桜の繋』隼海役・新垣樽助さんインタビュー完全版

――「琉球異聞朱桜の繋」というタイトルの第一印象を教えてください。

 まず、タイトルの読み方と意味が気になりました。とにかく、タイトルのインパクトが強かったですね。設定資料を読ませていただいて、沖縄が舞台の物語だと知ったときは、沖縄出身なので「バックボーンが活かせる仕事だなぁ」とうれしく思いました

――ご自身が演じられた隼海役については、どんなイメージを持たれましたか?

 僕は、キャラクターデザインを見るより先に、台本を読んで役作りをしていくタイプなんです。隼海の台本を読んだ時、裏表のない明るい男なのかな、というイメージを持ちました。実際にキャラデザを見て、「やっぱりそうだ!」って。ギャップはほとんどなく、役に入りやすかったです。

――演じられる上で、苦労したことはありますか?

 “言葉をどこまで訛らせるか”に一番悩みました。単語を変えてしまうところまで訛らせてしまっては伝わらないだろうし、うちなーぐち(沖縄の方言)をまったく出さないのは濃さが出ない。さじ加減が難しかったです。最終的に、単語や語尾を、沖縄方言のイントネーションにするというところで落ち着きました。そのイントネーションを楽しんでほしいです。

――ご自身が共感できる部分や、まったく違う部分はありますか?

 仲間や同性に慕われているところや、仲間思いなところは、男としてこうありたいという理想の姿ですね。仲間と一緒にいる方が楽しそうな隼海が、主人公とどんな恋をするんだろう? と興味を持ちながら演じていました。違う部分といえば、容姿でしょうか(笑)。腹筋もスゴいし、イイ男だと思います。

――親近感を持ったキャラクターはいますか?

 琉球舞踊をやっている賢了は、芸術という面で親しみを覚えました。特に、表現を生業としていて、努力を惜しまないストイックなところが「わかるぞー!」って思います。

――沖縄出身の新垣さんが選ぶ、沖縄オススメスポットを教えてください。

 ひとつには絞れませんが、歴史に興味がある方は、ぜひ南部戦跡に行っていただきたいです。自然を楽しみたい方は、やんばるの山奥。僕にとって沖縄の風景は、「小川が流れていて、そのギリギリまでがじゅまるが生えている」というものなので、海よりも山を見ていただきたいですね。あとは、真っ青な空に映える琉球松とかもカッコよくて、凛としていて大好きです。

――沖縄でしか味わえないことといえば、何が思い浮かびますか?

 はじめての帰省の時に、タクシーの色がとても綺麗だと感じました。目を細めるくらい、色が強くて。美術を学んでいる友人が「沖縄は赤道に近いので、太陽の光が強くて色が鮮やかに見える。沖縄紅型の色が鮮やかなのはそのためだ」と言っていたのを思い出しました。沖縄に住んでいた時には味わうことがなかった感覚です。タクシーの色を楽しんだあとは、そのタクシーに乗っていただいて、うちなーぐちだらけのラジオを聞きながら運転手さんのトークを満喫してほしいですね。ガイドに載っていないオススメスポットを知っている運転手さんも多いので、さまざまな沖縄に出会えるのではないでしょうか。

――沖縄全土で行われているスタンプラリーについてはいかがですか。

 本当に全土を使っているので、びっくりしました! これは気合を入れないと難しいですね。まずは、スタンプ5個を集めてもらえる缶バッジを目標に、そして期間中にもう一度沖縄に来てコンプリートを目指してください(笑)。

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――今回、実際に浦添城跡に行った感想を教えてください。

 じつは、浦添城跡には初めて行ったんです。とても感動しました。沖縄出身の人間として、沖縄を統べていた王様のお墓を見ることができたのはうれしかったです。見晴らしのいい高台に城跡があるのですが、まるで、そこから見下ろす街並みを、王様が見守ってくれているような気がしました。

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――今帰仁城跡はいかがでしたか。

 テレビでは何度も見たことがありましたが、こちらも初めての場所でした。ガイドの方が、まだお若いのにとてもよく勉強されていて、情熱を込めて丁寧に今帰仁城跡について教えてくださって、楽しかったです。

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――今帰仁城後の中で、印象に残った場所はありますか?

 城の中心に、王様に近しい家臣たちの住まいがありました。君主が住んでいる場所の側に家臣たちも住んでいるという距離感が、沖縄らしくて心に残っています。途中で、高校時代に一度行ったことがある名護の「ひんぷんがじゅまる」にも寄ることができて、思い出に触れる旅にもなりました!

――スタンプラリーへ参加されるみなさんへメッセージをお願いします。

 観光地だけではなく、沖縄のディープな部分も肌で感じられることと思います。沖縄を肌で感じられるように、さまざまな場所にスタンプが置いてあるので、すてきなスタンプラリーだなと感じました。宝探しのような気持ちで、たくさんの人に参加してもらいたいです。そして、僕よりも沖縄に詳しくなってください!

――読者のみなさんへメッセージをお願いします。

 機会があったらぜひ沖縄にきていただきたいです! 「あのキャラクターがいた場所なんだ」と思うと、また違った空気や歴史を感じることができるのではないでしょうか。ストーリーもスタンプラリーも楽しんでくださいね!

『朱桜の繋』公式バスツアー開催決定!

 タイトルの“朱桜”にあたる沖縄の桜“カンヒザクラ”を見ながら、ゲームゆかりの地・今帰仁城を見に行こう♪ 本州で咲くソメイヨシノとは異なるカンヒザクラが見られるのはこの時期だけなので、お見逃しなく!! ゲーム制作秘話なども聞けちゃう、隼海役・新垣樽助さんとの特別イベントも開催予定。

 日程:2016年1月30日(土)

 詳細は以下のURLをチェック!
 http://ashibi.jp/shuounokei/special/tour/

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