2015年12月26日(土)
RPGの新しさと懐かしさが同居する『FFBE』の注目点を紹介【電撃オンラインアワード2015】
皆さんからの投票でベストCSソフト&アプリを決める“電撃オンラインアワード2015”が始まりましたーー!! てなこってーこんにちは、ライターのユートです。
自分は2014年の発表から約1年、満を持して登場したRPG『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』を猛プッシュ! 本作の中で特に魅力的だと感じている部分を、厳選して紹介してみようと思います。
歴代の『FF』キャラたちがハイクオリティのドット絵でよみがえる!
本作には主人公であるレイン、ラスウェル、フィーナをはじめとした『FFBE』オリジナルキャラも多数存在。ストーリーには、オリジナルとなっており『FF』シリーズのプレイの有無にかかわらず、感情移入できます。
おちゃらけ気味のレイン、きまじめなラスウェル、記憶喪失でやや天然のフィーナらが見せる掛け合いは見ていて楽しくなります。クリスタルを軸とした物語も懐かしく、直球路線でわかりやすい展開なのもポイント。
▲本作の主人公たちはストーリーでも活躍。 |
また、フリオニールやセシル、バッツ、ティナ、ジタン、ヴァンなどの歴代主人公たちに加え、ガーランドにくらやみのくも、エクスデス、クジャといったかつての強敵たちも多数登場します。
彼らを自分のユニットとして育て、戦わせ、自由に扱える。これだけでもう『FF』ファンならテンションMAXじゃないですか!?
▲配信開始から間もないにもかかわらず、かなり豪華な面々がそろってます! まだ登場していないキャラたちも、これから続々と追加されるはず! |
同じ傾向のタイトルとしては『FFRK』が挙げられますが、あちらは二頭身で昔懐かしめのドット絵仕様。もちろんあのデフォルメ具合というか、ファミコンからスーパーファミコン時代の『FF』プレイヤーに響く懐かしい感じもいい!
いいんですが、緻密かつ高精細、さらに激しく動き回る本作のドット絵も、甲乙つけがたいほどステキだと思いません?
▲立ち姿はもちろんのこと、攻撃時の動きや戦闘終了時の決めポーズも必見です。 |
街やダンジョンを自由に探索するRPGらしい楽しみも味わえる!
RPGといえばやっぱり、ダンジョンを探索してお宝を見つけてみたり、町をウロウロしつつ同じ台詞を何回も聞いてみたり(笑)など、冒険の地を自由に動き回っていろいろな発見をするのも楽しみの1つですよね。
安心してください。本作にも、その楽しみがばっちり用意されていますよ~! 冒険の舞台となるエリアには、一定のスタミナを消費してステージの踏破を目指す通常クエストの他に、さまざまな施設が存在する街や村、ダンジョンを探索する“探索クエスト”といった自由に行動できる場所があるのです。
移動操作は画面をフリックするか、バーチャルパッドを使うかの好きな方を選択可能。立体感のある2Dの世界を行く感覚はどこか懐かしく、ノスタルジックな気分を味合わせてくれるでしょう。
▲フリックの場合。画面のどこをフリックしてもOKです。 |
▲バーチャルパッドの場合。サイズは“小さい”と“大きい”、表示位置は“左”、“中央”、“右”から選べます。 |
初めて訪れる街に着いたら、まずは武器屋と防具屋に行って強いものがないか確認! なんてのは、個人的にRPGのだいご味だと思うのです(笑)。また、一度訪れた施設には“街メニュー”からショートカットで移動できる便利機能もついてます。
▲細かい部分ですが、街の散策はスタミナ消費なしで行えます。 |
ダンジョンではランダムエンカウントによって出現する敵を倒して経験値を稼いだり、危険な地に眠る宝箱からアイテムをゲットしたりなど、こちらも慣れ親しんだRPGらしさを満喫できます。
▲エンカウント率が極端に低いレアモンスターなんかもいたりして! |
昔の『FF』シリーズによくあった隠し道も町とダンジョンの両方に用意されていて、怪しいところをしっかりと歩き回って見えない道を探し出す楽しみも。道が見つかるとうれしいし、大概はその先にいいものがあったりするので、お宝を手に入れてさらにうれしくなれちゃいます。
また、探索する楽しみとは少し異なりますが、町やダンジョンにいるNPCの依頼をこなす“サブクエスト”なんてシステムもあり、世界を動き回るのに一役買っています。
▲場合によっては隠し道があって、その先には……宝箱! イェイ!! 依頼の中にはダンジョンで達成を目指すものもあるので、隠し道探しと合わせてじっくりと見回ってみてくださいね。 |
コマンドバトルの戦略性に直感的な操作を加えたバトルシステムにも注目
ゲームの肝になるバトル部分にも大注目! 『FF』シリーズの戦闘といえばリアルタイムで展開する“ATB(アクティブタイムバトル)”ですが、本作のバトルシステムは『FF』シリーズでは珍しい味方と敵が交互に動くターン制で展開します。
戦闘に参加するのは自分で用意した5ユニット+フレンドや他のプレイヤーから借りた1ユニットの最大6ユニット。大きな特徴は、オーソドックスなコマンドバトルのシステムをベースに、行動を選択後にタッチすることで実際に選んだものを繰り出すという部分です。
例えばですがアビリティを使う場合は、キャラを長押しするか右にフリック→使いたいアビリティを選択→対象のキャラをタッチ→キャラが動いてアビリティを繰り出す、といった感じ。
▲アイテムとぼうぎょも長押しかフリック後に選択。通常攻撃は長押し後に選択する他、キャラをタッチするだけでもOKです。 |
このバトルシステムの魅力は、各ユニットの行動をどう組み合わせればいいか考えられる部分。
素早さの概念がなくタッチした順に行動が開始されるので、例えば先にパーティ全体の攻撃力を上げる魔法を使ってから他のユニットを行動させたり、敵のHPを一定量減らす魔法を使ってから他のユニットを行動させて効率を高めたりするなど、より効果的な行動順を自分で考えられるわけです。
▲強敵との戦いでは敵の能力を下げる、こちらの能力や耐性をアップさせつつ戦うなど、いろいろなことを考えながら遊ぶ楽しみがあります。 |
さらに、一定時間内に素早く攻撃がヒットすると発生する“チェイン”、別ユニット同士の攻撃が同じフレームで重なると発生する“スパークチェイン”、チェイン発生時に前の攻撃と同じ属性だった場合に発生する“エレメントチェイン”といったシステムもあります。
各ユニットをどの順で、どのタイミングで行動させるかを突き詰める楽しみも。意識しなくてもある程度は発生するので、完ぺきに突き詰めるのは比較的コアな楽しみ方になりますね。
▲各チェインが発生すると通常よりもダメージがアップ! |
ちなみに、前のターンの行動を繰り返す“リピート”機能や、全員を自動で行動させる“オート”機能も存在。
特にオートはすごく便利で、コマンドを選択したユニットはそのコマンド、コマンドを選択していないユニットは通常攻撃を繰り出してくれるので、一斉に行動させたい時に使えます。通常攻撃だけでクリアできるクエストなら、オートを押してあとは放置……なんてことをできるのもありがたく。
時間に余裕があって強敵との戦いやダンジョン探索に挑む時は真剣にじっくりと。他にやることがある場合は、経験値稼ぎ用や素材稼ぎ用などの簡単なクエストに行ってあとはオートで放置。というように、自分の時間に合わせた遊び方をできるのが、本作を長く続けられる影の秘訣かなと思っています。
▲演出もかなり見もので、各ユニット固有の必殺技“リミットバースト”はド派手かつ爽快! |
▲幻獣の召喚はなんとCGムービーつき! 美麗なムービーとともに、各幻獣固有の攻撃や補助を行ってくれます。 |
これからに期待が高まる『FFBE』
本作が好きなプレイヤーとしてきちんと伝えておきたいので最後に少しだけ気になる部分を書きますが、現状はややコンテンツ不足な感を受けることはあります。ですが、配信が開始されたのは2015年の10月末。始まってからまだあまり間もなく、これからどんどん充実していく可能性を秘めているわけです。
また、知っている人にだけ伝わることにはなりますが、本作は『ブレイブフロンティア』を手がけているエイリムが開発を担当。同作を運営する中で得た経験をブラッシュアップして、『FFBE』ならではの遊びやすさと楽しさにつなげてるな~という感じもすごく受けます。
現状で味わえる楽しさに加え、今後への期待感もすごく高い『FFBE』。今から始めても、最前線に追いつけるチャンスはいくらでもあります。絶賛はまり中の人はぜひぜひ本作に一票を。まだプレイしていない人はこの機会にぜひ始めて、気に入れば投票していただけるとうれしいです! みんなで一緒に盛り上げていきましょー!!
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アプリについては、2015年以前に配信されたアプリも対象となるので、皆さんが名作だと思うものを教えてください。
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Illustration/(C) 2014 YOSHITAKA AMANO
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