2015年12月12日(土)
『龍が如く 6』体験版の感想は「絵だけではなく動きがリアル」。篠原信一さんが『極』に登場することも発表
12月12日に秋葉原UDX THEATERで行われた『龍が如く 極』と『龍が如く6(仮称)』に関する発表会“『龍が如く』10周年記念作品『龍が如く 極』完成披露記者会見”の模様をレポートします。
※『龍が如く 極』最新PVと、『龍が如く6(仮称)』体験版先行動画を追記しました。
●動画:『龍が如く 極』ストーリーPV
●動画:『龍が如く6(仮称)』先行体験版PV
セガゲームスが2016年1月21日に発売するPS4/PS3用ソフト『龍が如く 極』は、2005年に発売された初代『龍が如く』のリメイク作品であり、シリーズ10周年の記念作品です。
『龍が如く6(仮称)』は2016年秋の発売が予定されているPS4用ソフトで、『龍が如く 極』には『6(仮称)』の体験版が同梱されます。
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発表会には、『龍が如く』シリーズ総合監督の名越稔洋さんが登壇し、MCは映画評論家の有村昆さんやフリーアナウンサーの松澤千晶さんが担当。
さらに、サプライズゲストとして柔道家でありタレントの篠原信一さんも登場しました。
名越稔洋さんの挨拶では、いよいよ発売が近づいた『極』に関する感想が語られました。当時は開発が大変で、まさか10年も続くタイトルになるとは夢にも思っていなかったそうです。
続いて、B’zの稲葉浩志さんによるメインテーマソング入り『龍が如く 極』最新PVが初披露されました。稲葉さんが手掛けたのは2曲で、新曲となるメインテーマソング『BLEED』と、PS2版の際のテーマソングのアレンジ版となる『Receive You [Reborn]』が用意されています。
『BLEED』が収録されたNEWシングル『羽』は2016年1月13日発売で、特別な『龍が如く盤』には、『Receive You [Reborn]』やミュージックビデオ、稲葉さんと名越さんのスペシャル対談映像が収録されているとのこと。
▲稲葉浩志さん。 |
▲たNEWシングル『羽』。左が通常盤で右が『龍が如く盤』。実際の稲葉さんの背中に、『龍が如く』らしいデザインを施したものになっています。 |
▲稲葉さんと名越さんのスペシャル対談映像も収録! |
『龍が如く 極』最新PVの見どころとして名越さんが語ったのは、主人公・桐生一馬のライバルである錦山彰に関する追加ストーリーについて。PS2版では描け切れなかったエピソードをふんだんに盛り込み、かなりのボリュームが用意されているそうです。
ちなみにこのPVは発表会の前日のギリギリまでかけて完成させた力作とのこと。最新PVは最近公開されたばかりですが、「せっかくの10周年のケジメとして用意しました」という名越監督の言葉通り、数分にわたる熱い動画となっていました。
また、来年1月放送予定のテレビCMの先行公開されました。そこにはなんと、桐生一馬ばりにニラミをきかせる名越さんの姿が!
ご本人が出演することになった経緯については、10周年ということで従来の商品的な映像ではなく、メッセージ性を強めた映像にしたかったからとのこと。
10年前のPS2版の際にも使われた“ゲームはもっと踏み込めないのか?”というメインキャッチをあえて今回も使い、10年前と同じように熱い気持ちを込めたことが語られていました。
ここで、特別ゲストとして篠原信一さんが登場。桐生一馬をイメージしたというスーツ姿で、ビシッと決まった姿で登場しました。
ゲームの出演が決まった時の感想を聞かれた篠原さんは「オレが桐生一馬を演じていいのかなと思いました」と勘違いしたエピソードで笑いを誘いつつ、とても有名なゲームに出演できることになった喜びと驚きを語っていました。
一方の名越さんは、篠原さんの起用について、“旬で勢いがあり、その時代を代表する有名人”という観点から、いつもテレビで活躍している篠原さんに注目したことを語っていました。
◆篠原信一さんイベントのストーリー紹介
かつて世界的な柔道家として名を馳せた男は現在では引退し、ここ東京・神室町へ観光に訪れた時に主人公・桐生一馬と出会う。
とあるきっかけで篠原に神室町を観光案内することになった桐生。行く先々でその豪胆さを目の当たりにするが、東洋一の歓楽街と言われる神室町を以てして「刺激が足りないんですよね」という篠原。
そこで桐生は、並み居る猛者たちが日夜鎬を削る“地下闘技場”へ篠原を案内することになるが……。
篠原さんは「もしゲーム中のオレが弱かったら、名越さんにクレームを入れますからね!」とコメントしつつ、実際のゲーム画面を目にした際には「実物のオレのほうがイケメンですよね(笑)」とゲーム中の自分と張り合っていました。
有村さんから「篠原さんはまるでボスキャラみたいで強そうですね」と振られた篠原さんが、「いやいや、こんな癒しキャラはいませんよ!」と返す場面もありました。
ちなみに発表会後の取材では、名越さんは篠原さんに“純朴でピュアなキャラクター”として演じてもらうことをイメージしており、実際のゲーム中でのその狙いはしっかりと実現できたと語っていました。
▲篠原さんいわく、「ゲームで私と勝負しましょう!」とのこと。 |
その後、『極』に同梱される『6(仮称)』の先行体験版の紹介動画として、主人公の桐生一馬が舞台となる東京・神室町を探索する様子が初公開されました。
迫力あるバトルが公開された他、町の中のさまざまな場所を自由に動き回る姿が印象的でした。
雨が降る風景、コンビニの陳列物の1つ1つまでが再現された背景など、とにかく圧倒的なグラフィックのクオリティはもちろんのこと、映像を見て驚いたのは、キャラクターの一挙手一投足のリアルさです。
柵を乗り越える時の手の添え方や、狭い場所を通り抜ける際の体の動かし方、高い場所から飛び降りた時の手をバタバタさせる感じ……。
▲汗やツバまでリアル。思わずよけたくなります。 |
名越さんも映像の見どころの1つとして、「モーションの見せ方など、いろいろと新しい技術を盛り込んでいるところもあります」と語っていました。
また、テーマの1つとして“自由”を掲げたことについては、さまざまな場所を自由に移動できることも含めて「いろいろな意味で区分がありません」と語っていました。
ちなみにグラフィックの完成度は、まだ6~7割とのこと。質感の表現などをさらにブラッシュアップしていくことに加えて、雑踏の雰囲気と言った空気感の演出にも、より力を入れていくとのこと。
体験版情報とあわせて、『6(仮称)』については出演者オーディションを行うことが発表されました。満20歳以上の女性を対象に、ゲーム中のキャバクラ嬢として出演したいという人などを募集する流れです。『龍が如く』シリーズでは、ある意味のお約束ですね!
応募期間は12月12日から2016年1月31日まで。詳しい応募条件などは、“復活!『龍が如く6』出演者オーディション 特設サイト”でご確認ください。
▲発表会の会場風景。記念写真用のパネルやコラボグッズなども展示されていました。 |
(C)SEGA
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