2015年12月30日(水)

『ドラゴンクエストヒーローズ』にハマった理由は何か? 改めて考える【電撃オンラインアワード2015】

文:喜一

 皆さま、ごきげんよう。現在2015年のベストCSソフト&アプリを決める“電撃オンラインアワード2015”が開催中なのだ。

『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』

 この記事では、スクウェア・エニックスより発売中のPS4/PS3用ソフト『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』をオススメとして紹介する。

アクションや映像美は加わったが、『DQ』らしさはそのままに

 筆者も発売前のイベントやレビューなどで大変楽しませてもらった本作。メタルスライムエディションのPS4も購入し、発売後もかなり遊んだ。

 グラフィックはかなり美しい出来栄えとなっており、モンスターたちの肌の質感も素晴らしい。そして、何より肝心なアクションの爽快感も充実しており、非常に楽しませていただいた。

『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』
▲キングレオのこの歯の光りかたといったら、たまらないのひと言。

 だが、一番好印象だったのはシンプルながら王道の『DQ』らしいお話の展開。人類と魔物の共存が黒幕の手によって崩壊し、混乱がもたらされる……その元凶を倒すために旅に出る主人公。

 このストーリー展開では、“誰が何のために魔物を凶暴化させたのか”という部分を探っていくところが非常に重要になる。

 今までの『DQ』といえば、魔王や魔物という敵を討伐するという明確な目的などが定められていたが、『ドラゴンクエストヒーローズ』の序盤で明確な敵の存在や動機は判明しておらず、そこを解き明かしていく形になる。

『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』
『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』

 このいつもの『ドラゴンクエスト』とは、少し違った展開が筆者の心をワクワクさせてくれた。

●歴代キャラクターも登場!

 もう1つオススメしたいポイントは、『DQ』の歴代キャラクターが登場するところ。『DQIV』よりアリーナ、クリフト、魔剣士ピサロ、マーニャ、『DQV』よりビアンカとフローラ、『DQVI』からはテリー、『DQVIII』よりゼシカとヤンガスが参戦する。

『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』
▲無料配信コンテンツ第2弾“魔剣士バトル+サブストーリー・ゼシカ&ヤンガス編”の魔剣士バトルをクリアすると、ピサロが仲間になるのだ。

 もちろん、彼らが何故『ドラゴンクエストヒーローズ』の世界に来たのかという理由も気になるが、そこはぜひ本編を遊んで確かめてほしい。

 ストーリーの展開にアクセントを加えてくれる歴代のキャラクターたち。戦闘でもおなじみの“あの技”や“あのとくぎ”を使って助けてくれる。自分で操作することもできるのもありがたい!

『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』
▲クリフトのザラキーマの演出などは特に注目!

アクションゲームとしての『ドラゴンクエスト』

 キャラクターたちもリアルに作りこまれ、そのアクションにも目を惹かれた本作。『DQ』としては珍しくアクション性の強い作品にもなっているのだが、往年のファンにも、そしてここから『DQ』を知った小さな勇者たちにも楽しんでもらえるような配慮がうれしかった。

 操作もガッツリとかんたんに分かれており、アクションが苦手な人も楽しめたであろう。

『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』
『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』
▲かんたん操作に慣れてきたらガッツリ操作でプレイするというのも、自分の成長を感じられて楽しいのではないだろうか。

 さらに、ゲーム内でリアルサイズに描かれるモンスターたち。昔はドット絵で表現されていたが、最新の技術を使って再現されたモンスターたちの姿は圧巻のひと言。

 そんなモンスターを相手に呪文/とくぎを駆使し、時には戦場の仕掛けを用いることで、戦っていく。物語が進むにつれ、もちろん敵も強くなるが、そこはレベルを上げたり、装備を変えたりすることで対応できる。

 このような根本の部分は『DQ』シリーズのよさをうまく引き継いでおり、どれだけ強い敵でも自分の頑張り次第で勝てるというわけだ。なんとなくアクションだからプレイできていない人もいるだろうが、安心して本作を手にとって遊んでみてほしいと思う点がここだ。

『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』
▲使用する技によっては、このように敵を凍らせることもできる。

『ドラゴンクエストヒーローズII』の発売前にも、ぜひ遊んでみてほしい!

 発売後には無料で追加コンテンツが配信され、条件を満たせばゾーマやブオーンといった歴代のボスとの戦闘も楽しるようになった『ドラゴンクエストヒーローズ』。

『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』
『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』

 そして、来年2016年には『ドラゴンクエスト』シリーズが生誕30年を迎え、『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』も発売される。

 また、マルチプレイへの対応が発表されている他、メインビジュアルと思わしきものには、マリベルやハッサンの姿も確認できた。

 新たな冒険の始まりを前に、『ドラゴンクエストヒーローズ』で自身のレベルを上げておくもよし、『DQ』のおもしろさを知らない人は入門用としてプレイしてみるもよし。

 個人的には、大好きな『DQ』の世界に没入できたということで非常に満足できた。次回作にも期待しつつ、2015年のベストCSソフトとしてオススメさせていただく。

『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』
▲アクトさんやメーア、ディルク、ジュリエッタといった本作ならではのキャラたちも非常に魅力的。

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