2015年12月16日(水)
セガゲームスから12月17日に発売される、PS4/PS3/PS Vita用2D対戦格闘ゲーム『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX IGNITION』。本作の企画記事をお届けします。
本作は、電撃文庫創刊20周年を記念して開発された『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』シリーズの第2弾。『はたらく魔王さま!』から遊佐恵美、『魔法科高校の劣等生』から司波達也などの新キャラクターに加えて、新システムを搭載し、原作の枠を超えた至高の武闘祭がさらに激しくなっています。
初心者指南ラストとなる今回は、より実戦的なテクニックや対戦時の考え方を“電撃FIGHTINGガールズ”がレクチャー。初心者から中級者を目指す人に向けた、本作ならではの立ち回りを解説していくので、参考にしてください。
▲“電撃FIGHTINGガールズ” |
ゲーム内容を伝授するのは“電撃FIGHTINGガールズ”リーダー・十束おとはさんと、芦澤佳純さん。教わるのはアイダユキコさんと、かいありささんです。
かい:基本のシステムから始まり、プレイヤーキャラについても理解しました。
アイダ:前回でサポートキャラクターの情報についてもマスターしたのに、対戦で勝てません!
十束:システムを理解し、性能を把握した後は対戦時のお約束やテクニックなど、より実戦的なことを伝授するわ。
芦澤:初心者から中級者になるために、ぜひマスターしてね!
かい:このゲーム、“昇○拳”のような無敵のある必殺技がないから、ジャンプ攻撃を迎撃する対空技をどうすればいいか迷う……。
十束:それが本作の特徴の1つ。安定した対空技がないからこそ、どう対処していくかが勝ちに直結することも多いわね。
上記の通り、本作には安定した対空技が少ないため、ジャンプ攻撃をどう対処するかが重要なポイント。対処法としては以下の方法があげられます。
●ジャンプ攻撃への主な対処法
【1】ガード(リフレクションガード)をする
【2】上方向に強い立ち攻撃で迎撃する
【3】横方向に強いジャンプ攻撃で迎撃する
【4】インパクトスキルで迎撃する
【5】無敵時間のあるクライマックスアーツや切り札、パワーブラストで迎撃する
【1】は一番安定した対処法。ただし、通常ガードだと相手との距離が離れないため、密着した状態になってしまいます。この状態だと、相手に中段、下段、投げなどの選択肢を与えてしまうため、クライマックスゲージがあるならリフレクションガードで相手との距離を離すのがベターです。
【2】はシャナの立ちBのように、上方向に攻撃するタイプの技で迎撃する対処法。ヒット時は安定して空中コンボにつなげられるのがメリットです。しかし、相手のジャンプ攻撃に打ち負けると、そのまま地上コンボにつながってしまい大ダメージを受けてしまいます。そのため、ややリスクの大きい対処法となります。
【3】はシャナのジャンプAのように、横方向を攻撃するジャンプ攻撃で迎撃する方法。ヒット時の状況にも左右されますが、空中コンボにつながらないことがありリターンは少なめ。ただし、相手に打ち負けてしまったときも手痛いダメージを受けにくいので、リターンとリスクに見合った対処法になります。
▲対空に使いやすい技はキャラクターによって異なるので、一度確認しておきましょう。 |
【4】は相手の打撃攻撃を無効化するインパクトスキルで反撃する方法。相手がジャンプ攻撃を出していれば、一方的にダメージを与えられるのがメリットになります。しかし、ほとんどのインパクトスキルは空中ガード可能な点に注意。相手が攻撃を出していないとインパクトスキルがガードされてしまい、その後のスキを狙われてしまいます。そのため、相手の動きを注視して使いましょう。
【5】は無敵時間時間のあるアクションで迎撃する対処法。手段としては非常に強力で、空中ガードが不能な技であればほぼ一方的に打ち勝つことができます。ただし、どのアクションもゲージを消費するため、つねに使えないのがネック。なるべく【1】~【4】の手段で対処していきたいところです。
アイダ:う~ん、いろいろな方法があるのはわかったけど、結局どれがいいの?
芦澤:ケースバイケースだけど、安定度だけなら【5】>【1】≧【2】>【3】=【4】といった感じかな。【5】は各種ゲージのストックがあるのが前提だけど。
アイダ:ってことは、とりあえず困ったらジャンプかガードしとけばいいってことね。
芦澤:ちょっと強引な結論ではあるけど、そうなるかな。あと、当然だけど相手も対空に関しては同じようなことを考えていることも忘れずにね。
かい:そういえばいつもジャンプ攻撃やインパクトスキルで迎撃されていた!
十束:そういった対応策を知って、相手との駆け引きや読み合いができるようになると、対戦がグッと楽しくなってくるよ。
アイダ:防御面に関しては様になってきた気がするけど、どうにも相手のガードが崩せないのよね……。
十束:それは読み合いになるから、一概にどうすればいいかっていうのは難しいね。ただ、どうすれば崩しやすくなるか、というのはあるよ。
相手のガードを崩すのは対戦格闘ゲームの基本中の基本。
まずは、基礎的なガードの崩し方としては“投げ”があります。投げはダメージが低いのですが、相手のガードを崩せてダウンを奪えるのがポイント。その後、相手の起き上がりに攻撃を重ねる起き攻めにも発展させることができます。
ただし、投げを多用すると相手は投げ抜けを意識するようになるので、そこから下段中段でガードを崩していく、というのも有効な戦略となります。
▲御坂美琴の投げのように、相手と距離が離れないほうが起き攻めはしやすいです。 |
多くの2D対戦格闘ゲーム同様、本作もガードをする場合はしゃがみガードが基本。そのためしゃがみガードで防げない中段攻撃のインパクトブレイクは、ガードを崩す際の貴重な技となります。
ただし、インパクトブレイクは発生が遅いので、見極められるとガードされてしまうことも。多用は禁物ですが、適度におりまぜることで相手のガードをゆさぶることができます。
▲とっさのインパクトブレイクをガードできるかどうかが、初級者と中級者の判断基準の1つです。 |
ガードを崩す手段としてはサポートキャラを使うのも有効。サポートキャラの攻撃をガードさせてから投げを狙ったり、ジャンプで反対側に回り込みガード方向をゆさぶったりなど、使い方はさまざまです。
また、カウンター系のサポートキャラは相手の動きを制限する、という点では非常に便利。例えば、ダウンを奪った相手に一方通行の“S”を使い相手に攻撃させにくくさせてから、ガードを固めたら投げて、ジャンプで逃げたら対空技、といったように攻めるのもガード崩しの方法になります。
▲サポートキャラで相手の動きを封じておくと、安全に攻めることができるかと。 |
かい:とりあえずジャンプと投げを心がけたら、なんとなく勝負にはなってきた! でも最後のひと押しというか、ダメージレースで負けちゃう感じ……。
芦澤:そこはコンボの精度も関係するけど、クライマックスゲージを効率的に使っていけるかも重要だよ。
クライマックスゲージは強力な必殺技や、リフレクションガードなど、対戦のカギを握るアクションを使うためのゲージ。このゲージを効率的にためて、無駄なく使うことが、勝利への近道となっています。
●クライマックスゲージの有効な使用法と考え方
【1】クライマックスゲージを使い切らないこと
【2】コンボダメージを考えてクライマックスゲージを使う
【3】クライマックスゲージは次ラウンドへ持ち越せる
【1】は対戦中に押さえておきたい基本的な考え方。クライマックスゲージの有無はリフレクションガードやクライマックスアーツなど自身の選択肢に直結します。相手からするとクライマックスゲージが0本の場合と2本の場合では、攻め込む際のリターンとリスクがだいぶ変わってきます。
そのため、相手も攻め込みにくくするためにも、なるべく2本、最低でも1本はクライマックスゲージをストックしながら立ち回りましょう。
▲クライマックスアーツは大別すると威力に特化したタイプと、無敵時間の長いタイプ連続攻撃系の2種類。前者はコンボのダメージを伸ばす時に有効で、後者は相手の攻撃への割り込みに向いています。 |
【2】はクライマックスゲージの効率を踏まえた考え方。本作ではコンボ補正という要素があり、ヒット数が多くなるほど与えるダメージが減少します。例えば、御坂美琴の場合、
●立ちA→立ちB→立ちC→砂鉄剣-エレクトロフェンサー-→EX雷撃の槍-エレクトロショック-→超電磁砲-レールガン-
●立ちA→立ちB→立ちC→砂鉄剣-エレクトロフェンサー-→超電磁砲-レールガン-
上のコンボは3582ダメージ与えられますがクライマックスゲージの消費は3本。対して下のコンボダメージは3114と減っていますが、2本しかゲージは消費していません。上のコンボで倒しきれる場合は別ですが、それ以外の場合は【1】の考え方を踏まえると、下のコンボを使ったほうがベターだと言えます。
【3】はクライマックスゲージの基本的な仕様。ラウンド開始時に5本あると、かなり有利な立ち回りが可能になります。そのため、かなり劣勢のラウンドでもゲージをできる限りためておくことで、次ラウンドを有利に展開することができます。
十束:対戦を見ているけど、エスケープブラストを使うこと多いよね?
かい:コンボのダメージを減らせるし、一番イイじゃん。
十束:それも1つの使い方ではあるけど、それ以外の、特にパワーブラストを当てられるようになるといろいろと便利だよ。
3種類あるブラストはどれを使えばいいのか? その答えを出す前にまずは各ブラストの効果をおさらいしましょう。
●パワーブラスト(通常時使用)……攻撃・防御などのパラメーターが一定時間上昇、クライマックスゲージが上昇。
●コンボブラスト(攻撃中使用)……敵を打ち上げて、通常では不可能なコンボをつなぐことができる。
●エスケープブラスト(防御・やられ時使用)……衝撃波を出して敵を吹き飛ばし、緊急回避する。
どれも効果が高く、使いやすいブラストですが、とくにオススメなのはクライマックスゲージが上昇するパワーブラストです。クライマックスゲージの使い方の項目でも触れましたが、クライマックスゲージの有無は立ち回りに幅を与える重要な要素。このゲージを増やすということは、それだけで立ち回りが有利になるといっても過言ではありません。
▲パワーブラストを当てられればクライマックスゲージが2本+αも増加。立ち回りがグッと有利になります。 |
コンボブラストに関しては、ダメージを少しでも稼ぎたい時や相手を倒しきれる時には便利。ただし、ダメージを稼ぐだけならばクライマックスゲージを1本使うキャンセルサポートでも代用可能。パワーブラストのそれ以外のメリットを考えると、相手を倒しきれる時くらいで、コンボブラストでなければならないという局面はあまり多くありません。
エスケープブラストは緊急時には頼りになりますが、そもそもそういった状態にならないようにするのが肝心。パワーブラストで増やしたクライマックスゲージを使い、リフレクションガードやキャンセルサポートでスキを軽減させていけば、結果的にエスケープブラスト使用時と同程度にダメージを軽減させられます。
かい:ようするにパワーブラストを使っておけ、と。
十束:まあ……なるべくそうしたいわね。クライマックスゲージがあったほうがなにかと便利だし。
かい:そうなると、ブラストキャラクターもパワーブラストにしておいたほうがいいね。
アイダ:本作から追加されたイグニッションってあるじゃん。あれってどれを選択すればいいの?
芦澤:無難なのはプレイヤーキャラクターかな。ただ、それ以外の効果も使い勝手がいいから、自分の状況を見て使い分けるといいと思うわ。
ラウンド終了時にプレイヤー、サポート、ブラストのいずれかを強化できるイグニッション。まずはそれぞれの効果を確認してみましょう。
●プレイヤーキャラクター……攻撃力などが上昇
●サポートキャラクター……サポートゲージの回復が早くなる
●ブラストキャラクター……ブラストゲージの回復など
とりあえず無難なのはプレイヤーキャラクター。攻撃力の上昇率は低めですが、僅差の勝負になった時には、これのおかげで勝ちを拾える場面もあるかと。
サポートキャラクターを多用する立ち回りをしているならサポートキャラクターも有効。とくに、切り札の効果中にキャンセルサポートを使っている場合はサポートゲージの回復速度が重要になるので、優先的に選択しましょう。
▲キャンセルサポートを使うことで、攻撃後のスキが軽減され、一方的に攻め込むことも可能に。 |
クライマックスゲージがない時はブラストキャラクターを選ぶのがオススメ。ゲージを回復してパワーブラストを使えばクライマックスゲージを回復できますし、さらにそこからEX必殺技や連続攻撃系のクライマックスアーツを使うことでブラストゲージを回復することもできます。
芦澤:脱初心者的なアドバイスだったけど、どう?
アイダ:覚えるべきことが多すぎてこんがらがりそう……。
芦澤:最初からすべてこなすのは難しいから、まずは一個一個覚えていくといいよ。1戦ごとにテーマを決めてみるとか。
アイダ:それならできそう! とりあえずジャンプすることと投げは覚えたから、次はパワーブラストを狙ってみようかな。
十束:そうやって一個ずつ身につけていけば、そのうち全部の要素を処理できるようになるハズ。そのころには対戦がよりおもしろくなっていると思うよ。
かい:よし、早速対戦しよう!
4回に渡って、“電撃FIGHTINGガールズ”と学んできた企画記事。ぜひ参考にして、対戦を楽しんでほしい。
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B2マイクロファイバータオルとオリジナルポストカードは、ゲームのためにabec先生とマニャ子先生が描き下ろした、『ソードアート・オンライン』アスナと『ストライク・ザ・ブラッド』雪菜のイラストを使用!!
▲B2マイクロファイバータオル |
なお、スペシャルパック限定のオリジナルカスタムテーマと、初回封入特典のオリジナルカスタムテーマは別内容のカスタムテーマ。また『スペシャルパック』は通常500円の送料が無料になる。
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