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2015年12月16日(水)

コロプラがVRに本気。Colopl VR Fundを設立し、国内外の関連企業を支援

文:Taka

 コロプラおよび、コロプラの100%子会社コロプラネクストは、国内外のVR(Virtual Reality)関連企業支援に特化した“コロプラネクスト2号ファンド投資事業組合(Colopl VR Fund)”を設立しました。

“Colopl VR Fund”

 Colopl VR Fundは、コロプラとコロプラネクストが最大5,000万米ドルを出資する世界最大級のVR専門ファンドとして、コロプラネクストが運用を行います。さらに、VRコンテンツを開発するコロプラ、360Channelが技術などのサポートを行います。

“Colopl VR Fund”

 VR市場規模は2020年までに300億ドルに達するとの予測が出ており、今冬~来年(2016年)にかけて、出力デバイスとなるヘッドマウントディスプレイ(HMD)が、世界規模で一斉に販売される予定となっています。

 そのため、2016年はVR元年として、急速なVR市場の開花が期待されています。コロプラは2年前からVRの可能性に着目し、研究開発を進めており、VRゲーム開発には数十名の開発者をアサインして注力していくとのことです。

 さらに、2015年11月には360度動画に特化した事業を展開する100%子会社・360Channelを資本金7億円(資本準備金含む)で設立。コロプラは、近い将来、高い確率でVRがプラットフォームとして確立する点に注目し、今後はゲーム、360度動画をはじめとしたVRコンテンツや、開発ツール・機器、配信プラットフォーム、HMD・インプットデバイスなど、ハード、ソフト問わず、VR関連すべてに投資を進めていくとのこと。

●コロプラ代表取締役社長の馬場功淳さんのコメント

 テクノロジーが普及するか否かは、そのテクノロジーがプラットフォームとなり得るかにかかっています。

 パソコンは“マウスを使ったグラフィカルな体験”が人々に感銘を与え、われわれはそれを使い、さまざまなものを作りはじめました。

 世界中とつながることができるインターネット、いつでもどこでも、誰とでもつなることができるフィーチャーフォン、あの長方形の板で、あらゆることができるスマートフォン。このように、いずれのプラットフォームにおいても、それぞれ新たな体験と感動がありました。

 VRは、ゲームのみならず、それ以外の分野にも広がっていくはずです。そして、われわれ人類がこれまで体験したことのない、新しい感動を提供するプラットフォームになると信じています。VRは今後、一つの産業として確立していくでしょう。

 コロプラはVR業界を盛り上げ、世界中の人びとの日常がより楽しく、より素晴らしくなる未来を、作っていきたいと考えています。

【Colopl VR Fund概要】
・名称:Colopl VR Fund(コロプラネクスト2号ファンド投資事業組合)
・設立:2016年1月予定
・ファンドサイズ:最大5,000万米ドル予定
・運用会社:株式会社コロプラネクスト
・投資対象:VR(Virtual Reality)関連の商品・サービスを開発・提供する国内外企業

※画像は公式サイトをキャプチャしたものです。
(C)2009-2015 COLOPL, Inc.

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