『DQM ジョーカー3』をレビュー。破格の強さを誇るデンデン竜に挑んでみた結果は惨敗

文：Taka

　12月19日～20日に千葉県・幕張メッセで開催されている“ジャンプフェスタ2016”。そのスクウェア・エニックスブースで体験できる3DS用ソフト『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』のレビューをお届けします。

　本作は『ドラゴンクエスト』でおなじみのモンスターを仲間にして、育成・配合しながら最強のモンスターマスターを目指す『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズの最新作です。

　会場でプレイできた要素は、自由なフィールドの探索、新システムのライド、リアクターでした。

　体験版では3DSの下画面に目的地が表示され、そこまで自由に探索をしつつ目的地へ向かうことになります。一度行った場所はマップに表示されるので、同じ道を再度通ることなく探索できます。

　ひとまず、目的地へと向かってみることにします。道中では『ドラゴンクエスト』でおなじみのスライムを発見しました。さっそく、近づいて戦闘を試みてみます。こちらのパーティはキラーパンサーとイルカちょうちんです。

　モンスターに指示を出すこともできるのですが、ここはパーティのモンスターたちを信じて、スライムと戦ってもらいます。結果は言わずもがな、難なくスライムを倒すことができました。経験値を得て、青いあいつことスライムと再び対決です。

　この再戦では、スライムを仲間にしてみましょう。やはり、『ドラゴンクエスト』といったらスライムです。

　仲間にするには、スカウトアタックというコマンドを選び、攻撃する必要があります。攻撃に成功すると画面に表示されたメーターが0％から増えます。これが仲間にできるパーセンテージを表していることに何となくお気づきかと思います。100％の表示がされ、無事スライムを仲間にできました。

　この後、同じように数体ほどスカウトアタックをして、仲間のモンスターを増やしながら探索を行っていくことに。

　ですが、探索中に緊急事態が発生しました。主人公のジャンプでは登れない段差があったのです。この段差を乗り越えたところに宝箱が見えるわけですが、どうやっても主人公のジャンプでは届きません。

　ここで、本作より初登場したライドを使うことにしました。キラーパンサーに乗りジャンプすると、難なく段差を上がることに成功します。少し楽しくなってきてしまい、宝箱をとった後もキラーパンサーに乗ってうろうろとしました。

　さらに、水辺でもライドが大活躍。ちょうちんイルカにライドすると、水の中へ潜っていけます。Bボタン連打で、潜っていくことも可能です。水中は、陸上とは違う種類のモンスターを確認できます。

　水中にあった抜け道を進み陸へあがると、リアクターに反応ありという表示が出てきました。

　リアクターを使って周囲を確認すると、ステルスボックスを発見。このように一見何もないような場所でもリアクターを使えば、隠されたものが見つけられるというわけです。

　この他にも、リアクターはモンスターのスカウトのしやすさ、強さなどを確認できたり、フィールドの説明などを見たりすることができます。

　バトル以外にも、リアクターとライドのおかげで広大なフィールドを探索するという楽しみが発見できました。特に私は自由にフィールドを歩き回れるゲームが好きなのですが、リアクターとライドによってその楽しみが倍増されたと感じました。

●ケタ違いの強さを誇るモンスターには注意が必要です

　中には、ケタ違いな強さを誇るモンスターもいるようです。探索中、ある場所にデンデン竜というモンスターが寝ていました。近くには警告文と読み取れる内容の看板があり、身の安全のため戦わないでおこうと思ったのですが、私の中の強い相手と戦いたいという欲求がまさり、寝ているデンデン竜と対決することになりました。

　まず、相手の様子をみるためにモンスターへ指示を出さずに、任せてみることにします。悲しきかな、ダメージの表示は1。一方、デンデン竜は圧倒的な攻撃力で仲間のモンスターを瀕死の状態していきます。“これは危険だ、早く逃げなくてはいけない”と、判断した私は迷わずに逃げるを選択します。

　もちろん逃げられるわけもなく、絶対絶命の状況に。このままでは倒されてしまうと頭では理解していますが、デンデン竜は仲間のモンスターをどんどん倒していきます。必死の抵抗もむなしく、全滅して目的地の1つの小さな拠点へと飛ばされました。

　デンデン竜に手を出してはいけないという教訓を得たところで、プレイ時間が終了。最後に空を飛ぶモンスターにも乗ってみたいと思っていたのですが、残念ながら今回は見つけることができませんでした。

　製品版では空を飛ぶモンスターにも乗って陸・海・空と、自由にフィールドを駆け回りたいと思います。12月20日に試遊しようと思っている方がいましたら、ぜひデンデン竜にも挑んでみてください。

　私は、発売後に再びデンデン竜と出会えることを祈りつつ、今度は必ず勝とうという強い気持ちを持って発売を待ちたいと思います。

※画面は開発中のもの。
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