2015年12月22日(火)

『戦国大戦』の全国決勝大会を制したのは“たつを”主君! 『日ノ本 一統への軍記』の新武将の姿もお届け!

文:電撃ARCADE編集部

 2015年12月20日、セガ・インタラクティブが贈るアーケードゲーム『戦国大戦 1615 大坂燃ゆ、世は夢の如く』の、公式全国大会“天覇への道 2015”の全国決勝大会が、大田区産業プラザPiOにて開催された。

 全国決勝大会には、9月から行われていた店舗予選を勝ち抜き、11月のエリア決勝大会で全国決勝への切符を手に入れた31名の主君が出場。そこに前大会覇者である“劉裕”主君を加えた、計32人でのトーナメント戦で、日本で一番強い主君を決める大会となる。

『戦国大戦』

 また、大会終了後には、2016年1月21日稼働予定の新バージョン『戦国大戦 1477-1615 日ノ本 一統への軍記』の情報も解禁された。こちらについての情報もお届けしていく。

 全国決勝大会は、結果から書くと“たつを”主君の優勝で幕を閉じた。過去、全国決勝大会に何度も出場するも届かなかった“優勝”の座をついにつかみ取ったたつを主君。その優勝までの道程を追っていこう。

『戦国大戦』
▲表彰式で、プロデューサーの西山泰弘氏から、特製の軍配を受け取るたつを主君。かなりの重量だったとか!

 大会会場には、出場選手のポスターが32枚貼られていた。かなり気合の入ったつくりで、書かれたキャッチもおもしろく、多くのギャラリーが足を止めて見ていた。

『戦国大戦』
▲たつを主君のキャッチは“ロートルの意地、お見せします”。まだ若いのにロートルとはコレ如何に。『三国志大戦』から数えるとかなりのベテランであることは確かか。

 会場には出店も出ており、多くのメニューがかなり気合の入ったネーミングで攻めていた。“心頭滅却マーボー丼”や“鳥屋尾特製親子丼”など、プレイヤー視点だとニヤッとなるメニューも。

『戦国大戦』
▲フランクフルトのところにUC金上盛備のカードがそっとあるのも、かなりの攻めといえるだろう。食欲が出るかはまた別として。

 トーナメントの抽選の様子。SRまつ、UC新庄局の2人が、アシスタントとして手伝っていた。

『戦国大戦』
▲第1回全国大会の覇者“盈燈”主君の抽選の様子。

 大会では名誉主君たちによる、対戦の解説という試みも行われた。“アゴなしゲン”主君、“雲のジュウザ”主君、“仁”主君が、大舞台での解説デビューを飾った。

『戦国大戦』
▲最初はかなり緊張していたものの、慣れてくると戦況や戦術の的確な解説をみせてくれた。

 選手入場時には、開発チームの仁義なき青井氏が、独断と偏見で数値を決めたという、データチャートでの紹介も。32人ぶんが公開されたが、ここでは4人に絞って紹介していく。

『戦国大戦』
▲第一回大会の覇者、盈燈主君。王座奪還への執念がとんでもないことに!
『戦国大戦』
▲第二回大会の覇者、劉裕主君。連覇への決意を感じられる。
『戦国大戦』
▲賞金制大会“天覇への道 極”の覇者、真と偽主君。賞金200万のせいか、お金のステータスがえらいことに!
『戦国大戦』
▲今大会覇者となった、たつを主君。戦略眼には定評があります。

 今大会では、単なる対戦画面をスクリーンに映すだけでなく、

・リアルタイムに変動するデッキの総武力と総統率力データ
・対戦者2人を映したカメラ映像
・頭上から手の動きを映した映像
・対戦者2人の心拍数

 など、さまざまな情報が表示され、虎口攻めなどのたびに変動する心拍数に会場は沸いた。

『戦国大戦』
▲フルコン使用時の部隊のぶつかり合いなどでも、瞬時に総武力がわかるので、非常に楽しみながら見られた。

たつを主君の準々決勝、準決勝、決勝を追う

 ここからは、たつを主君の対戦の様子を、準々決勝から追っていこう。なお、たつを主君のデッキはこちら。

『戦国大戦』
▲SR真田幸村をメインとした、真田丸デッキ。3種の真田丸を置き、SR隆精院で守り、SR真田幸村の“日ノ本一の兵”で攻守をこなすコンセプト。

●準々決勝(対盈燈主君)

 盈燈主君のデッキは、砲兵のSR徳川家康をはじめ、秀忠、家光を組み入れた、徳川三代デッキ。

『戦国大戦』
▲C林羅山で戦旗ゲージをため、R徳川家光で中盤をさばきながら、終盤に“総大将の王手”で攻勢に出る。
『戦国大戦』
▲結果は、城ゲージわずか1%の差で、たつを主君が勝利を収めた。

●準決勝(対劉裕主君)

 劉裕主君のデッキは、SS上杉謙信を主軸にしたデッキ。SS上杉景虎も入っていたり、かなりのレトロさを感じさせる編成だ。

『戦国大戦』
▲基本的には、歴史的にも名高い“車懸りの陣”で攻城を狙っていく。今大会では、SS前田慶次相手に“幽玄なる気”も輝いていた。
『戦国大戦』
▲準決勝もわずか3.4%の城ゲージ差で勝利を手に。劉裕主君の騎馬隊2枚での突撃回数には目を見張るものがある。

●決勝(対チュウボク主君)

 チュウボク主君のデッキは、R松平忠直を軸に、SR春日局やR一国の出陣計略で攻めるコンセプト。奇しくも、今バージョン“大坂の陣”を象徴する武家である、徳川家と真田家による戦いとなった決勝戦。運命的なものを感じてしまう。

『戦国大戦』
▲開幕直後から、C土井利勝の“大炊頭の征旗”で戦旗ゲージをためつつ、突撃で敵部隊を消耗させていく立ち回りが脅威だった。
『戦国大戦』
▲たつを主君が操作する、R三好清海の槍撃回数36回が光る!
『戦国大戦』
▲たつを主君の決勝までの道程はこちら。終わってみると、第一回大会覇者、第二回大会覇者を直接対決で降しての第三回大会優勝は、完璧なシナリオともいえるかもしれない。

 優勝者には、先述した軍配以外にも、特別称号が授与された。

『戦国大戦』
▲徳川家康の勅諡号である“東照大権現”が今大会の優勝称号。
『戦国大戦』
▲実際にゲーム上でどのように表示されるかも、たつを主君自らにゲーセンで撮影してもらった。それがこちらだ。

 以上で、“天覇への道 2015”は幕を閉じた。

優勝主君インタビュー

――率直な優勝の感想をお願いします。

たつを主君:第一回大会が2回戦負けで、“天覇への道 極”のときが3回戦(準々決勝)負けでした。なので今回は、準決勝で負けるかなと思ったんですけど、決勝まで行けて、なおかつ飛び越えて優勝までできたので本当にうれしいです。

――大会前は手応え的にはどうでしたか?

たつを主君:ランカーの方々が使っているデッキに対しては、だいたい有利に戦えるので、マッチしだいでは優勝できるかなとも思っていました。

――実際にトーナメントの組み合わせがきまったときは?

たつを主君:自分のいるブロックに采配系のデッキの主君が多かったので、ガッツポーズをしましたね。真田丸デッキは采配系に対して有利に戦えるので、行けるかなと。

――ちなみに、当たりたくなかった主君やデッキは何ですか?

たつを主君:眠り子さんの“奥義海老すくい”デッキと、バルトロメオさんの“日輪の天下人”を2回連続で終盤に使ってくるデッキが苦手で、当たりたくないと思っていました。うまく両方とも逆サイドに行ってくれたので、助かったという感じです。

――過去の優勝者とも2回戦いましたが、全体をとおして一番つらかった戦いは?

たつを主君:準決勝の劉裕主君ですね。たぶんですけど、中盤にお互い家宝を使ったことで、劉裕さんの家宝の“迅速出城”がなくなってしまった。このため攻城を2回くらい決められて終盤まくれたという感じでした。結果として、劉裕さんが中盤で家宝を使ったことが、自分に有利に働いたのかなと。正直ラッキーでした。

――今回使用された真田丸デッキで、MVPを与えるとしたら誰でしょうか?

たつを主君:そうですね、R根津甚八でしょうか。“真田丸・覚悟”による統率力2アップが決め手になったり、守勢時の【焙烙】が本当に頼りになりました。

――称号の“東照大権現”を獲得した感想を。

たつを主君:家康が一番好きなので、これは本当にうれしいですね。

――家康は今後使いますか?

たつを主君:家康は……、今後新カードが出たら使います(笑)。

『戦国大戦』
▲たつを主君、優勝おめでとうございます!

新バージョンのお披露目も!

『戦国大戦』

 “天覇への道 2015”の終幕後、最新バージョンの発表が行われた。最新バージョンは、『1477-1615 日ノ本 一統への軍記』のタイトルが示すように、戦国時代のすべての年代から武将が登場するようだ。ここで発表されたカードのうち、4枚を紹介する。

『戦国大戦』
▲共宴という、新しい系統の計略を備えた、SR武田信玄。
『戦国大戦』
▲斎藤朝信は、コストが3になり、レアリティもRからSRへ。
『戦国大戦』
▲2.5コストで武力8、統率力4は一見ロースペックに見えるが、【気合】【軍備】を2つ備える初の武将だ。
『戦国大戦』
▲新たな誾千代は、範囲内に何度も落雷させる計略を持つ。どうやら彼女のSSR枠のカードもあるようだが……!?

 新たに登場した“共宴”計略は、共宴計略を持つ武将同士が同時に計略を使うことで、互いの計略効果を上乗せできるが、兵種などいろいろな条件もあるようだ。

『戦国大戦』 『戦国大戦』
▲まさかの武田信玄と上杉謙信の共宴。この2人が同デッキに入ることは、今まででは考えられなかったことだ。
『戦国大戦』
▲そのほか新武将も何人か公開された。たつを主君は、他家(東)のシャクシャクインが気になっているようだ。

 なお、最新バージョンでは、コミックやアニメとのコラボ武将枠でもある、戦国数奇(SS)の排出はないとの情報も。

 さらにアドバタイズムービーが流れ、一瞬だが多くの武将の姿や計略が映し出され、会場は大いに盛り上がった。ここでは、その画像を一挙に公開していく。

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 多くの情報が出てきて、俄然楽しみになってきた最新バージョン。最後には稼働日も発表された。

『戦国大戦』
▲2016年1月21日稼働予定とのこと。この木曜日に照準を当てて、有給をとるのもよし!

稼働5周年記念EXキャンペーンもスタート!

 『戦国大戦』の稼働5周年を記念したEXキャンペーンが発表された。SEGA IDに登録してゲームをプレイすれば、応募権を得ることができる。なお今回のEXカードは、2枚とも戦国数奇という豪華っぷりだ。

 また、5周年にちなみ、EXカード2枚セットで抽選で合計5,555名に当たるとのこと。かなり当選者数が多いので、ぜひ狙ってみてほしい。

『戦国大戦』
▲EX桂姫 “月英学園-kou-”より
『戦国大戦』
▲EX細川忠興 “箱庭の令嬢探偵”より

戦国大戦 稼働5周年記念 EXカードキャンペーン

【実施期間】2015年12月21日(月)10:00~2016年1月20日(水)23:59

【キャンペーン参加方法】Aimeサービスサイトにログイン後、EXキャンペーンの画像をクリックして“参加”ボタンを選択

詳細はコチラから

データ

▼『戦国大戦 1477-1615 日ノ本 一統への軍記』
■メーカー:セガ・インタラクティブ
■対応機種:AC
■ジャンル:アクション
■稼働日:2016年1月21日(現バージョンは稼働中)
■プレイ人数:1~2人。

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