2016年1月10日(日)
スクウェア・エニックスのPC用マルチ対戦アクション『LORD of VERMILION ARENA』(以下、LoVA)。本作に出演している声優の足立優樹さんと、うのちひろさんの対談をお届けします。
※本記事の対談は、2015年11月末に収録したもので、当時のゲームVerで対談をしています。現在のゲームVerとの差異がございますので、ご了承ください。
足立さんは男性プレイヤーキャラクターの声を担当しており、『LoVA』をやり込んでいるユーザーでもあります。そして、うのちひろさんは使い魔のオニャンコポン役として出演し、『LoVA』は初心者を脱出しようとしているところです。この2人が出演声優の立場から『LoVA』の楽しみ方やデッキ、ボイス収録時のエピソードなどを熱く語ります。
▲左からうのちひろさんと足立優樹さん。 |
●足立優樹さんのプロフィール
歌を愛する声優で、イタリアに音楽留学の経験があり、イタリア語が喋れる。カードゲーム『カードファイト!ヴァンガード』の全国大会で日本人1位になり、同作の公式ニコ生への出演も果たす。『俺、ツインテールになります。』などに出演。
●うのちひろさんのプロフィール
ゲーム『エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~』(カトラ・ラーチカ役)、アニメ『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンテイア』(カネゴン・ア・キンド役)などに出演しているほか、TV番組のナレーションとしても活動中。
■『LoVA』を始めたきっかけ――
うのちひろさん(以下、うのちひろ):私は、オニャンコポンの役をいただいたことをきっかけに、『LoVA』を始めました。
自宅のPCはスペック不足でしたので、ネットカフェでプレイしています。ゲームのルールや操作方法が難しかったのですが、逆にハマりましたね(笑)。
▲うのさんが演じるオニャンコポン。れっきとした神様です。 |
足立優樹さん(以下、足立):僕は、アーケード版『ロード オブ ヴァーミリオン』(以下、LoV)をやっていたので、『LoVA』のサービスが始まったらプレイしようと思っていました。まさか自分が出演できるとは思っていなかったので、うれしかったですね。
アーケード版の1作目は本当にハマっていて、1日中ゲームセンターにいました(笑)。ツクヨミがめっちゃ強い時代でした(笑)。
うのちひろ:足立さんは昔から『LoV』にハマっていたんですね。
足立:そうですね。『LoVA』と『LoV』はゲームシステムが全然違うので、最初は慣れるまでちょっと時間がかかりました。『LoV』シリーズのカードが『LoVA』にも出ているのを見ると、すごくうれしいですね。
いろいろなアニメやゲームとコラボして、ゲスト使い魔が『LoV』に登場しているのですが、『ドラッグオンドラグーン3』や『スターオーシャン4』といった好きなタイトルとコラボしているのも、『LoV』にハマるきっかけになりました。“ガブリエ・セレスタ”と“イセリア・クィーン”で、ずっとプレイしていました。
うのちひろ:私は、アクションゲームは得意ではないんですけど、自分がボイスを担当したゲームはすごく愛着が湧くので、とことんやり尽くします。
今日の対談企画で、足立さんにお会いできたのはとてもうれしいですね。『LoVA』から広がる友だちの輪みたいな(笑)。
足立:和が広がっていくのがいいですよね。うのさんは、あまりゲームをしたことがない人でも『LoVA』を楽しめるということを体現していますね。
うのちひろ:私にもプレイできるので、「みんなもやろうよ!」と言いたいです(笑)。
■『LoVA』で一番ハマっている要素――
足立:僕が『LoVA』で1番ハマっているのが、称号集めです。200戦か300戦すると称号とBGMをもらえるんですけど、そこが一番好きですね。
特に好きなキャラクターは、『乖離性ミリオンアーサー』のゲスト使い魔・ニムエで、アプリ版もやっているので好きなBGMが流れるのは熱いです!
▲『乖離性ミリオンアーサー』から登場したゲスト使い魔・ニムエ。 |
オンラインゲームだと、「みんなに迷惑かけるから入りづらい」というのもありますが、称号は模擬戦というCPU戦でももらえるんですよ。
対人戦が苦手でも、模擬戦で称号を集めるという楽しみ方もあると思います。むしろ模擬戦でしか一緒に戦ったことない人のほうが、たくさん称号を持っています(笑)。
うのちひろ:私はオニャンコポンにハマっていますね(笑)。オニャンコポンについていろいろ調べたら、信仰しているアシャンティ人の別名が、アカン人だったんですよ。オニャンコポンにアカン人……。この言葉の響きに惚れこんじゃいました!
他にも「タロイモにしてやる!」という台詞があるのですが、これも響きがいいです。11月の『LoVA』公式生放送番組『ろばすか』に出演させていただいた時も、視聴者からタロイモコールをいただいて、とてもうれしかったです(笑)。
足立:僕も観ていました! タロイモの弾幕がすごかったですよね。オニャンコポンは無効化の能力が強いので、人気ありますよ。オニャンコポン軸のデッキも何種類かありますし。使用率で20位以内に入っているのをよく見かけます。
うのちひろ:生放送でも「よくお世話になってるよ」というコメントをいただいて、多くの方に使っていただいているのは本当にうれしいです。私も頑張ってオニャンコポンのメダルをゲットしたいんですけど、なかなか……(笑)。
足立:オニャンコポンは『LoVA』オリジナルの使い魔なので、300戦でメダルがもらえたと思います。ちなみに、ゲスト使い魔は100戦で銅メダル、200戦で銀メダル、300戦で金メダルがもらえますよ。
うのちひろ:300戦……、頑張ります!
■好きな使い魔――
うのちひろ:私が一番好きな使い魔は、もちろんオニャンコポンですが、足立さんはどうですか?
足立:僕は『LoV』時代から“イセリア・クィーン”がめちゃくちゃ好きで、最近は『ローゼンメイデン』の真紅と『乖離性ミリオンアーサー』のニムエもよく使っています。1番は決められないですね(笑)。
▲人気アニメ『ローゼンメイデン』から登場したゲスト使い魔・真紅。 |
うのちひろ:好きな理由はなんですか? スキルが強いとか?
足立:一番はキャラですね! 好きなキャラなら能力に関係なく、称号を得るために模擬戦を100回まわしたり(笑)。やはり専用のBGMが流れるのが好きなんです。僕以外にもBGM集めにハマっている人は、いると思いますよ! うのさんは他に好きなキャラはいないんですか?
うのちひろ:ポポも好きです。『LoVA』はかわいいキャラクターも多いので、女子はそこをとっかかりにしたら入りやすいと思います。初期に使える使い魔の中には、かわいいキャラが多いですし。
▲うのさんのハートを射止めたポポ。 |
足立:ポポは優秀ですね。人獣のテンプレデッキにも入っていますし。僕はかわいい女の子のキャラクターに弱いですね。あと、レンタル使い魔が頻繁に変わるので、トレンドの使い魔を実際に試すことができるんですよ。レンタル使い魔で使用感を確かめてみて、気に入ったら購入するようにしています。
▲『LoVA』には、使い魔のレンタルサービスがあり、ユーザーに好評です。 |
■自分のデッキについて――
足立:以前は、ラーやアトロポスとかを入れた太陽神デッキでプレイしていました。100戦ほど使ったころ、『ローゼンメイデン』のコラボ使い魔が出て、それからは真紅や水銀燈に入れ替えました。
現在は、魔種デッキでプレイしています。メンバーは真紅、ガーゴイル、アウナス、オロバス、バハムート、そして『セブンスドラゴンIII』のアゼリンの6枚です。
模擬戦に行く時だけ、称号とBGMを獲得するために水銀燈と入れ替えています。最近はレンタルデッキで、ヤイバ、アンジェラ軸のデッキを作ってみようと思っています。
▲魔種の使い魔だけで構成した足立さんのデッキ。 |
うのちひろ:私は、「これだ!」というデッキがまだ無いんです。とりあえず、神族単と人獣と混ぜたもので、毎回デッキの中身を変えてプレイしています。オニャンコポン中心のデッキでオススメってありますか?
足立:アフロディーテやカンヘル、ラグナロクはオニャンコポンと相性がいいと思います。
初手が2枚の場合は、10コストの使い魔を生贄にして、30コストの使い魔と交代して出していく。将来的には50・60コストの使い魔を1体、70・80コストの使い魔を1体入れていくのが、テンプレの1つですね。ラーなどの設置で強いのを2体ぐらい入れるのもいいと思います。
うのちひろ:足立さん的に、オススメの強いスキルを教えてください。
足立:バハムートのメガフレアが、めちゃくちゃ強いです! 後はミリアの“フォーリンラブ”など、強制的に対象を自分のところへ引き寄せるスキルが強いですね。
▲ミリアのフォーリンラブは、指定方向にハートを射出し、ヒットした敵とその周囲を魅了します。魅了状態の敵はミリアの方向へ引き寄せられます。 |
足立:それと、真紅のローズテイルも超真化するとかなり強力です。射程距離が長く、しかも敵を追尾してくれて、当たると継続ダメージを与えくれます。
うのちひろ:これ逃げ切れるんですか?
足立:ローズテイルは逃げきれません! 他には、アゼリンのボルトストームです。雷を落とすスキルなのですが、すごく射程距離が長いです。敵の射程外から攻撃可能で、さらに3回ほど連続して使用できるので、かなり強力です。使っているプレイヤーさんは多いと思います。
うのちひろ:足立さんにアドバイスをいただいて、アフロディーテ、カルラ、カンヘル、アグリアス、オニャンコポン、ラグナロクでデッキを作りました。オニャンコポンで無効化しつつ、ラグナロクでいかに攻撃するか……が、ポイントになるかなと。
▲うのさんのデッキ。 |
足立:最近は、シールドを破るスキルも登場しましたが、オニャンコポンの無効化はシールドとは違うので使い勝手がいいですよ。
『LoVA』はプレイ動画の投稿が多いので、デッキの動かし方など勉強になりますので、いろいろ観てみるのもいいと思います。うのさんは“本人がオニャンコポンを使ってみた”なんて動画を投稿したらおもしろそう。
うのちひろ:もうちょっと『LoVA』がうまくなったら投稿したいと思います(笑)。
足立:うまい人のプレイは本当にすごいです。チャットで的確に指示だしてくれる人もいますしね。自分をボコボコにした人が、別の戦闘で味方になっていることもあって、そこがおもしろいです。
うのちひろ:そういうプレイヤーさんがいると心強いですよね。オンラインゲームの楽しさを感じます! あ、私のキャラクターの装備を見てください。
▲うのさんのプレイヤーキャラクター。 |
足立:統一感がありますね!
うのちひろ:わかります? 強くないんですけど(笑)。
足立:装備は見た目です。見てください、僕の適当な装備を! いろいろなものをごちゃ混ぜに着ているんですよ。手は忍者、服はカジュアルな学生服です(笑)。
▲足立さんのプレイヤーキャラクター。 |
うのちひろ:何と言いますか、和洋折衷な感じですね(笑)。
■ボイス収録のエピソード――
うのちひろ:収録時は、『LoVA』のサービスが始まっていなかったので、ゲームの内容を和賀プロデューサーに教えてもらってから、キャラクターについて説明していただきました。
特に印象深いのは、「オニャンコポン参上!」という台詞をいろいろなバージョンで録ったことです。元気なもの、歌舞伎っぽいもの、忍者っぽいものまで(笑)、すごくおもしろかったです。これをどういう風に使うんだろうと思い、実際に『LoVA』をプレイしてみたら、本当に使われていて感動しました。
私は収録時の服装にも気を使っていまして。オニャンコポンの収録では、猫のTシャツを着ていったら現場で大ウケでした(笑)。
足立:僕は『LoV』をもともとやっていたので、説明をしてくださっている和賀さんや音響監督さんに、逆に質問攻めをしちゃいました。アーケード版との違いや自分のキャラ、関係ないキャラのことまでいろいろ聞きました(笑)。
「滅ぼしてやる……」みたいな台詞を言うクールキャラを演じることが多いんですけど、『LoVA』では少年もやらせていただきまして。「みんな頑張ろうね!」みたいな台詞が、ちょっと違和感がありました(笑)。でも、スタッフに「いいよいいよ!」とおっしゃっていただいたので、よかったです!
うのちひろ:全体的に温かい現場でしたね。
足立:僕のほうも終始和やかでした。それと何キャラも演じることができたのは、プレイヤーキャラならではのことなので、よい経験ができました。
うのちひろ:私はオニャンコポンだけでしたが、ピッタリの配役だと言われて、うれしかったです!
足立:他にお気に入りのセリフはありますか?
うのちひろ:負けた時の「もうお空に帰るー」ですね。超真化の「丸めて美味しくな~れ」や「これでも神様なんだぞ!」「それっ」って声を聴くと、「あ、オニャンコポンがいるな」って思っちゃいますね。
足立:僕は、マッチアップの時の「よろしく頼む」という自分の声を聞くと応援したくなります(笑)。
■今後、演じてみたいキャラや使い魔――
足立:使い魔なら、カッコいいけど狂っていて「アッハッハッハ」と高笑いをする感じのキャラを演じてみたいですね。
「邪魔だよ」と言いながら、敵を左レーンから右レーンに、強制移動させるスキルを使える使い魔とか。敵を違う場所にワープさせるスキルが使えたら、強力だと思います(笑)。後はバハムートみたいなドラゴンもやってみたいです。
うのちひろ:私はストーリーに登場するキャラを喋りたいです。ストーリーで他のキャラとからんでみたいですね。
使い魔なら大人っぽいキャラがいいですね。「殺してやるわ……」みたいな台詞を言う攻撃的で、強いお姉さんがいいです! 後は、オニャンコポンをこえる怪獣ですかね。擬音で何言ってるか分からないようなセリフもいいですね。
足立:僕もストーリーに登場するキャラを演じてみたいですね!
■好きなゲーム――
足立:自分が出ているゲームはチェックしますね。
うのちひろ:自分の出演作品はチェックしますね。『エスカ&ロジーのアトリエ』や『シャリーのアトリエ』に出演させていただいたので、すごくプレイしました。後はスマホゲームの『ぷよぷよクエスト』や『ツムツム』です。
足立:僕はすごくゲームが好きなのですが、スマホゲームなら『乖離性ミリオンアーサー』を一番やってます。アカウントを誰に見せても、「あ、ガチだね」と言われるぐらいめっちゃやってます。
コンシューマーでは『アトリエ』シリーズを全部やってます。『アトリエ』が好きだと言ってたら、うのさんを紹介していただいて、それが初対面でした。「あ、本物だ!」って思いました(笑)。他にも、『FF』シリーズや『モンスターハンター』シリーズ、『テイルズ オブ』シリーズといったRPGが多いですね。
『FF』シリーズのクリスタルのBGMがすごく好きで、あれを『LoVA』の称号のBGMにしてほしいです。ただ、戦闘っぽくないのでマイルームの音楽をカスタマイズできたら、超燃えるんですけどね。
■この記事を読んでいる読者にメッセージ――
うのちひろ:『LoVA』の魅力は、たくさんのキャラクターたちと、オンラインで他のプレイヤーさんとコミュニケーションができるという点だと思います。
私のプレイヤースキルは高くないですが、みんなが助けてくれるのがとっても心強くて温かいです。こういった楽しみ方を、私は『LoVA』で初めて知りました。まだプレイされてない方は、私でも楽しめるので、一緒に『LoVA』をやりましょう!
足立:『LoVA』はみんなで一緒に楽しくやりましょう! という一言に尽きます。『LoVA』にはいろいろな要素があって、カードやBGM、称号をコンプリートしたいというコレクション欲を刺激されます。まだプレイされていない方は、ぜひ一緒に模擬戦に行きまくって、BGMをいっぱい獲得しましょう。BGMオタクになろうぜ!
※本記事の対談は、2015年11月末に収録したもので、当時のゲームVerで対談をしています。現在のゲームVerとの差異がございますので、ご了承ください。
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