2015年12月31日(木)
現在、電撃オンラインでは、ユーザー投票で2015年のベストコンシューマソフト&アプリを決める“電撃オンラインアワード2015”を開催中! 本記事では、年末の特別企画として、2015年の任天堂振り返り座談会をお届けします。
電撃ARCADEをメインに活躍するライター・ナベッティと電撃オンラインの編集・あべくんが、2015年に任天堂ハードから発売されたソフトやニュースについて、自由気ままにトーク!「ああ、そんなこともあったな」と1年を思い出しながら読み進めていただけますと幸いです。
▲ナベッティ(左)とあべくん(右)。ゲームとサッカーとラーメンをこよなく愛する2人が、任天堂の1年を振り返る! |
ナベッティ:ここでは主に電撃ARCADEでライターをしているナベッティと電撃オンラインのあべくんで、任天堂のゲーム機にまつわる2015年のトピックスを振り返りたいと思います。
あべくん:2015年に発売されたWii Uや3DSのソフトやニュースが主ですね。よろしくお願いします。
ナベッティ:普段アーケードゲーム誌で仕事をしている私が、任天堂の1年を振り返るって場違いじゃない?
あべくん:なんだかんだで、3DSのソフトを遊んでますよね? なら大丈夫です!
ナベッティ:そう? それじゃお願いします。
あべくん:それにしても、2015年もいろいろありましたね~。
ナベッティ:いろいろあったどころじゃないでしょ! 2015年は任天堂にとって近年まれに見る激動の年だったよ。
あべくん:そうですか? 別に新しいハードが発売されたわけでもないし……。
ナベッティ:たくさんあったろうよ。忘れてるだけで、振り返れば思い出すかも。
あべくん:それでは、さっそく行きましょう。
ナベッティ:2015年のニュースで1番世界を震撼させたトピックスは、やはり任天堂の岩田聡代表取締役の訃報じゃないでしょうか。
あべくん:7月13日のニュースですね。本当に突然の知らせでした。
ナベッティ:バッドニュースなので避けようと思ったんだけど、国内外であまりにも大きく報じられたから、避けては通れないかなと。
あべくん:確かに、あらゆる報道のトップニュースになっていましたね。電撃オンラインでも訃報を報じました。
ナベッティ:国内はもちろん、海外でこんなにも大きく報じられるとは思わなかったし、SNSなどでも反響がものすごかった。海外でこんなにリスペクトされている日本人は、本当に数えるほどしかいないと思うよ。
あべくん:本当に偉大な方だったんですね。
ナベッティ:うん、改めて思い知らされたって感じだった。ご冥福をお祈りします。それでは気を取り直して、2015年の出来事を1月から順に追ってみましょうか。
あべくん:年が明けた1月22日に、Wii U用ソフト『タッチ! カービィ スーパーレインボー』とフリューの完全新作3DS用RPG『レジェンド オブ レガシー』が発売されましたね。
ナベッティ:『カービィ』も人気シリーズだよね。今回はペンアクションに特化しているみたいだけど。
▲Wii U用ソフト『タッチ! カービィ スーパーレインボー』。画像は“Nintendo Direct 2014.11.6”をキャプチャしたもの。 |
あべくん:ペンアクションももちろんですけど、粘土を動かしているような独特なデザインも秀逸でした。
ナベッティ:世界観にマッチしてるよね。
あべくん:タンクやサブマリンに変身したカービィもかわいらしいんですよ~。
ナベッティ:次に『レジェンド オブ レガシー』だけど、本当に完全新作なの? このイラストってすごい見覚えがあるんだけど……。
あべくん:まったく新しいRPGなんですけど、イメージイラストは小林智美さんが描いてます。
▲『レジェンド オブ レガシー』のイメージイラスト。 |
ナベッティ:『ロマンシング・サガ』の小林さん?
あべくん:そうです!
ナベッティ:なるほど、納得した。それじゃ見覚えあるはずだわ、『ロマンシング・サガ』大好きだし!
あべくん:島の謎を探求するゲームらしいんですけど、そのためには地図を集めて少しずつエリアを広げないといけないみたいですね。
ナベッティ:某Mさんが言ってたけど、地図を集めれば集めるほど難易度も上がっていくんだって。冒険するためには地図を集めなければならないけど、集めるほどに難しくなるジレンマ。
あべくん:途中で地図を売ることで難易度を下げられるようですが、自分で難易度を調整できるというのも新しいですよね。
ナベッティ:集めたものを捨てられない貧乏性の私には、自分で自分の首を締めるようなシステムだね!
あべくん:続いて2月には『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D』が発売になっています。
▲2月14日に3DS用として発売された『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D』。 |
ナベッティ:出た出た、『ゼルダの伝説』! 出た出た出た出たついに出た♪
あべくん:『ゼルダの伝説』のCMですか?
ナベッティ:そう。ちなみにこれは発売後バージョンね。
あべくん:『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D』は、NINTENDO64で発売された『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』が3DS用ソフトにリメイクされたものです。
ナベッティ:『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』はWiiのバーチャルコンソールにもあったけど、3DS用ソフトにリメイクされたんだね。オリジナルは2000年発売だから約15年前か……懐かしい。
あべくん:NINTENDO64用ソフトでしたから、今より2世代も前になります。
ナベッティ:名作は何年たってもおもしろいってことだね。昨今のリメイクブームもうなずける。
あべくん:ただの移植ではなく、今風に作り直されているのもまたいいですよね。
ナベッティ:さて、次は3月なんだけど、任天堂とDeNAが業務提携を結ぶというどえらいニュースが飛び出しましたよ!
あべくん:あ、これは2015年の出来事でしたか。
ナベッティ:そうだよ、任天堂がスマホアプリ業界に進出するなんて誰が予想できただろうか!
あべくん:確かに意外でしたね。門外不出なイメージの任天堂キャラクターが、DeNAのアプリに登場する可能性もあるわけですよね?
ナベッティ:実はそんなに門外不出ってわけでもないけどね。マリオはセガのソニックと共演して陸上競技やってたし、『ゼルダの伝説』のリンクは『ソウルキャリバーII』にもゲスト参加してた。
あべくん:そういえば去年発売された『ゼルダ無双』なんていうものもありましたね。
ナベッティ:あれはコラボだけどな。
あべくん:それで、肝心の任天堂のスマホアプリはいつ出たんでしたっけ?
ナベッティ:それは来年に延期になったよ。ちょっと残念だけど、2016年に期待しよう。
あべくん:そうなんですね。それでは話を戻しましょう。任天堂はそのニュースの直後に『マリオパーティ10』をWii Uでリリースしています。
ナベッティ:Wii Uが得意とするわいわい系のミニゲーム集だね。あれ?“クッパパーティ”って何!?
▲3月12日発売のWii U用ソフト『マリオパーティ10』。画像は“Nintendo Direct 2015.1.14”をキャプチャしたもの。 |
あべくん:『マリオパーティ』は4人のプレイヤーがコントローラーを持ってTVを見ながらプレイするわけですけど、“クッパパーティ”はさらにゲームパッドで5人目が参戦できるモードだそうです。
ナベッティ:5人構成でいつも1人あふれてた家族やグループには朗報だね!
あべくん:めちゃくちゃピンポイントな話ですね。3月にはさらに『ドラゴンクエスト』シリーズ初のリズムゲーム、『シアトリズム ドラゴンクエスト』が発売されました。
ナベッティ:『ドラゴンクエスト』の音ゲーね。このゲームはめちゃくちゃプレイしたよ。というか今もプレイしてる。戦闘の曲とそれ以外の曲でプレイスタイルが違うのがまたおもしろい。
あべくん:『ドラゴンクエスト』というからには、やはりBGMはクラシックなんですか?
ナベッティ:基本的にはクラシックだけど、ファミコン音源Ver.もダウンロードコンテンツにあるよ。同じ曲のはずなんだけど、音源が違うとまるで別物に聞こえるんだ。
▲3月26日発売の3DS用ソフト『シアトリズム ドラゴンクエスト』。無料追加ダウンロード楽曲も豊富に用意。 |
あべくん:往年のファンにはたまらないですね。
ナベッティ:ただし、難易度“激ムズ”は本当に難しい。指が全然追いつかないし、発狂したくなる。
あべくん:発狂するのは、人目のないところにしてくださいね。
ナベッティ:そうね。変人だと思われちゃうからね。
あべくん:4月には3DSで『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』が発売されたんですが、このタイトルは電撃オンラインが特に力を入れまして、特集ページも作ったんですよ。
▲4月23日発売の3DS用RPG『ブレイブリーセカンド』。 |
ナベッティ:この特集、12月の第一報から約半年も続いたんだ。結構長期だね。
あべくん:そうなんですよ。興味がある方は、今からでもぜひチェックしてみてください。
ナベッティ:それにしても、1月から3DSのタイトルが続くね。
あべくん:ここまで3DSが目立っていますけど、Wii Uも負けていませんよ。モノリスソフトの完全新作オープンワールドRPG『ゼノブレイドクロス』が、4月29日に満を持して発売されました。
▲4月29日発売のWii U用RPG『XenobladeX(ゼノブレイドクロス)』。 |
ナベッティ:ソフトの存在自体が明らかになったのは“E3 2013”だから、結構間が空いたね。
あべくん:まさに、「待ちに待った」という言葉がぴったりです!
ナベッティ:これは『ゼノブレイド』の続編でいいんだよね? なのに完全新作?
あべくん:システムは踏襲していますが、ストーリーはまったくつながっていません。だから完全新作なんです!
ナベッティ:ややこしいな(笑)。
あべくん:ちなみに、『ゼノブレイドクロス』の発売にあわせて、『ゼノブレイド』もNew3DSに移植されました。
ナベッティ:やっぱり続編なんじゃ……。
あべくん:フィールドが広大で、遊びの自由度の高さが好評です。
ナベッティ:オンラインゲームじゃないのにそれはすごいね。
あべくん:でしょ!
あべくん:5月末には任天堂から話題の新作『スプラトゥーン』が登場しました。
▲5月28日発売のWii U用アクション『Splatoon(スプラトゥーン)』。 |
ナベッティ:出た!『スプラトゥーン(愛称、イカ)』ね。
あべくん:ちょっと、変な略称つけないでくださいよ!
ナベッティ:あれ? 私の知り合いは「イカしてくる」とか「イカ友募集中」とか「やらなイカ?」とか普通に言ってるよ?
あべくん:最後のはともかく……まぁ、そう呼ばれていることは否定しないですが、正式ではないですからね。
ナベッティ:「ゲッソー?」って思ったけど、まさか本当にイカが主役になるとはね。
あべくん:これぞWii Uの醍醐味という雰囲気のワイワイ遊べるゲームですよね。このペンキを塗りまくる勝負とヒップホップな世界観がすごくマッチしてると思います。
ナベッティ:街中で落書きするのは犯罪だけど、『スプラトゥーン』のなかでは思う存分やってよし!
あべくん:いいこと言いますね。
ナベッティ:犯罪、ダメゼッタイ!
あべくん:ちなみに、2015年12月の時点で『スプラトゥーン』は国内販売100万本を突破しました。
ナベッティ:世界累計じゃなくて、国内だけでミリオン? それってすごくない?
あべくん:盛り上がり方から考えても100万本はいくと思ってましたが、まさか年内に達成するとは……。
ナベッティ:やっぱすごかったんだな、イカ。正月はまた盛り上がるんだろうなぁ。
あべくん:一方そのころ3DSでは『リズム天国 ザ・ベスト+』が発売されています。
▲6月11日発売の3DS用ソフト『リズム天国 ザ・ベスト+』。 |
ナベッティ:これはGBA版が出た時に夢中になってプレイしたわ。本当にシンプルで短時間で終わるから、逆に達成感を得られるまで止まらなくなるよね。“ベスト+”っていうのは、今までの再録ってこと?
あべくん:GBA版、DS版、Wii版からの選りすぐりになるんですけど、新作のミニゲームも30種類以上入ってます。
ナベッティ:それってもうベスト版じゃなくない?
あべくん:新作って言っていいのかもしれませんね。ダウンロードプレイにも対応してるので、ソフト1本あれば4人まで一緒に遊べますし、仲間と協力プレイをする“チャレンジトレイン”もありますよ。
ナベッティ:え、本当に?『リズム天国』って1人で黙々とプレイするゲームだと思ってたのに、いつの間にかみんなでわいわいするゲームになってた。
あべくん:もちろんナベッティさんや僕みたいなボッチが、1人で黙々とプレイするのも可能ですよ!
ナベッティ:それはよかった……のか?
あべくん:上半期最後を締めくくるのは、『ファイアーエムブレムif』! シリーズ14作目なんですが、新作が出るのは約3年ぶりです。
▲6月25日に3DSで発売された『ファイアーエムブレムif 白夜王国/暗夜王国』。 |
ナベッティ:あれ、これ『ポケモン』みたいに2種類あるじゃん。もしかして……。
あべくん:はい、どちらのソフトでプレイしているかによって、物語の内容が2つに分岐していきます。もちろん、マップや仲間も異なりますよ。
ナベッティ:さすが『if』! ということは、しっかりどっぷり遊ぶためには2本とも購入しないとダメってこと!?
あべくん:その点はご安心を。対になっている物語は追加コンテンツを購入することでプレイ可能になります。
ナベッティ:なるほど、しっかりしてる。両方遊びたくなるのがゲーマーの常だからねぇ。
あべくん:下半期に入ってまもなく、『大逆転裁判 -成歩堂龍之介の冒險-』が発売されました。これも2015年で大きな注目を集めたタイトルの1つですね。
▲7月9日発売の3DS用ソフト『大逆転裁判 -成歩堂龍之介の冒險-』。 |
ナベッティ:『逆転裁判』シリーズは全部プレイしてるけど、この作品の法廷パートは『逆転裁判』より『レイトンVS逆転裁判』に近かったね。
あべくん:舞台をロンドンに移してから、陪審員制度が登場しましたからね。
ナベッティ:時代設定の影響もあるんだけど、見えない強力な圧力とまだ進歩していない科学にカルチャーショックを覚えたわ。
あべくん:警察が現場の保存すらできない時代ですからね。
ナベッティ:参考人は複数が同時にアクションを起こすし、陪審員は審議の最中に判決を出そうとするし、今までの『逆転裁判』とは全然勝手が違った。
あべくん:僕も参考人が踊りだした時はどうしてくれようかと(笑)。
ナベッティ:ところで、最後まで明かされていない謎もまだ残ってるけど、これは続編出るよね?
あべくん:とりあえず次の『逆転裁判』シリーズは『逆転裁判6』のはずです。もう発表もされてますし。
ナベッティ:それはそれで楽しみだからいいか。
あべくん:そして『大逆転裁判 -成歩堂龍之介の冒險-』の2日後には、『妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊』が発売になっています。
▲7月11日発売の3DS用アクションRPG『妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊』。 |
ナベッティ:ヨーデルヨーデルヨーデルヨーデル♪……バスターズ?
あべくん:『妖怪ウォッチ2 元祖/本家/真打』の中にあるモードの1つをパワーアップさせたものみたいです。
ナベッティ:なるほど、そんなモードがあるのね。
あべくん:しかも、どちらかを持っていれば“月兎組”っていう更新データを無料でダウンロードできるようですよ。
ナベッティ:へぇ。これもどちらか持っていれば、もう片方を追加できる?
あべくん:これは両方持っていないとフルで遊べないみたいですが、両方持っているとVIPルームに招待されるらしいです。
ナベッティ:VIP!? ステキな響き。
あべくん:VIPルームでは“月兎組”でとてつもなくお得なことが起こるようですね。
ナベッティ:VIPでお得なら両方買いたくなるな。
あべくん:というわけで、累計ですがミリオンを軽く突破してます。
ナベッティ:でしょうね!
あべくん:ミリオンといえば、同じ7月30日に発売された『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』も売上が100万本突破しました。
▲7月30日発売の3DS用ソフト『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』。 |
ナベッティ:おお、人気シリーズラッシュだ。
あべくん:ところでナベッティさん、“amiiboカード”って知ってます?
ナベッティ:バカにするなよ、2足歩行のロボットだろ?
あべくん:それ、AIBOです。amiiboカードは『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー 』とは別売りなんですけど、このカードを読みこませるとカードに描いてある動物を家に招くことができるんですよ。
ナベッティ:呼んで終わり?
あべくん:家に招かれた動物は家の道具を記憶するようで、自分が持っていない道具を記憶した動物を招待すると、そのアイテムがもらえるらしいです。
ナベッティ:おお。だったらたくさんの家を訪問したamiiboカードがあったら人気者だね。
あべくん:引く手あまただと思います。
ナベッティ:……ボッチにはハードル高いけどね(涙)。
あべくん:なお、amiiboカードを使った『どうぶつの森』のWii U版ともいえる『どうぶつの森 amiiboフェスティバル』は11月に発売されています。
ナベッティ:任天堂は、これからamiiboを全面に押し出していくのかな?
あべくん:そうかもしれませんね。話を戻しまして、8月に発売されたラインナップでは『スーパーロボット大戦BX』と『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』が注目を集めました。
▲8月20日発売の3DS用ソフト『スーパーロボット大戦BX』。 |
ナベッティ:『スーパーロボット大戦』シリーズは安定してるよね。私も昔はテキサスマックでブイブイ言わせてた。「ミーにまかせなさ~い」ってな。
あべくん:それ、いつの話ですか?
ナベッティ:『スーパーロボット大戦F』……。
あべくん:もう20年近く前の作品じゃないですか!
ナベッティ:そのころから完成されたおもしろさだったんだって。まさかあれから20年も進化し続けるとは思わなかったよ。
あべくん:新しいロボットはずっと増え続けてますからね。ところで、『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』はプレイされましたか?
ナベッティ:もちのろん。というかPS2版をやってなかったからすごく新鮮だった。
▲8月27日発売の3DS用ソフト『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』。 |
あべくん:PS2版プレイしてなかったんですか? 意外です。
ナベッティ:ちょうどPS2の本体が壊れちゃっててね……だから、3DS版のどれが新要素だかほとんどわかってない。
あべくん:それでは、僕が教えてあげますね。3DS版では、まずボイスが追加されたんですよ。
ナベッティ:PS2版ではキャラクターがしゃべらなかったの!? キャラクターの声はみんなはまってて秀逸だったよ。個人的にはヤンガスとドルマゲスがお気に入り!
あべくん:TVCMでもいい味出してましたよね、ドルマゲス。
ナベッティ:あと、モリーもおもしろかった。なんというか、見た目が大好物(笑)。
あべくん:ゲルダとモリーが仲間になるのも新要素ですね。
ナベッティ:そうなの!? 違和感なくストーリーの最後までいるから、もともと仲間になるものだと思ってた。
あべくん:PS2版でも登場はしますけどね。あとは中ボスのジャハガロスとか、条件を満たすと増える新エンディングとか、エンディング後のダンジョンとか……。
ナベッティ:あれもこれも新要素だったのか。いい仕事しますね。PS2版をプレイした人にも3DS版プレイしてもらいたいわ。
あべくん:ここまで3DSの話題が続きましたが、9月にはWii Uの『スーパーマリオメーカー』が発売になりました。これは今もTVCMが放映されてますね。
▲9月10日発売のWii U用ソフト『スーパーマリオメーカー』。 |
ナベッティ:これ、30年前からこんなソフトあったらいいなと思ってたやつ!
あべくん:……『スーパーマリオブラザーズ』は今年で30周年ですよ。
ナベッティ:そう、だから発売当初からステージを自分で作れればいいなぁと思ってたの!
あべくん:本当ですか?
ナベッティ:……1、2年は盛ったかもしれないけど、『スーパーマリオブラザーズ』をプレイしていたら誰もが一度は思うものよ。
あべくん:逆に考えると、30年前のソフトを未だに楽しく遊べるってすごいですよね。
ナベッティ:グラフィックはさすがに改良されてるけど、確かにすごい。
あべくん:僕、最近オリジナルの『スーパーマリオブラザーズ』を久しぶりにプレイしたんですけど、あっという間にゲームオーバーになってしまいました。
ナベッティ:私も今やると、すぐゲームオーバーになる自信がある。たぶん指と反射神経がついていかない。
あべくん:子どもってゲームうまいですよね。
ナベッティ:本当そう! 子どもの反射神経と吸収力ってすごいよね!
あべくん:10月に入ると『セブンスドラゴン』シリーズの通算4作目、『セブンスドラゴンIII code:VFD』がセガから発売になりました。
▲10月15日発売の3DS用ソフト『セブンスドラゴンIII code:VFD』。 |
ナベッティ:4作目なのに『III』とはこれいかに!?
あべくん:それはさておき、任天堂のハード対応で登場するのは1作目の『セブンスドラゴン』以来らしいです。
ナベッティ:さておきって……じゃあ、VFDって何?
あべくん:今回登場する真龍の名前だそうです。ちなみに、舞台は前作から80年後の2100年!
ナベッティ:2100年といったら、多分私は死んでるよ!?
あべくん:それが自然の摂理だと思います。そして『ゼルダの伝説 トライフォース3銃士』も10月発売ですね。
▲10月22日発売の3DS用ソフト『ゼルダの伝説 トライフォース3銃士』。 |
ナベッティ:出た出た、ゼルダの伝説!(2回目)
あべくん:はい。これは3人によるマルチプレイが最大の売りで、“トライフォース3”と“3銃士”がうまい具合にかかってますね。すばらしいです。
ナベッティ:「求ム、勇者。」と書かれた広告もインパクト大だった。
あべくん:一方で、Wii U版で出る予定だった『ゼルダの伝説』シリーズの最新作は、発売が無期延期になってしまいました。
ナベッティ:まぁ、『ゼルダの伝説』シリーズは期待も大きいので、じっくりいいものを作ってもらいたいね。
あべくん:11月には皆さんお待ちかねの『モンスターハンタークロス』が発売され、ひと月足らずで200万本を売り上げました。
▲11月28日発売の3DS用ソフト『モンスターハンタークロス』。 |
ナベッティ:『モンハン』の新作が爆売れしても、今さら驚かないけどね。ちなみに、200万というと栃木県の人口に匹敵します。
あべくん:すごい! んでしょうか(冷汗)。
ナベッティ:『モンスターハンター』といえば人口比較じゃないの?『モンスターハンターポータブル 2nd G』の時は、CMで茨城県の人口に匹敵するってやってたよ!
あべくん:そういえば見た気も……よく覚えてますね。
ナベッティ:茨城県は私の出身地だからね! あのころはよくも悪くも死ぬほどプレイした。
あべくん:電撃PlayStationの攻略班でしたもんね。
ナベッティ:『モンスターハンタークロス』っていうのは、『モンスターハンター』シリーズのナンバリング作品なの?
あべくん:『モンスターハンター5』ではないので、一応違う扱いになるのではないでしょうか? 詳しくは僕もわからないです。
ナベッティ:ナンバリングかどうでないかなんて、気にしてる人はいないだろうけどね。『モンスターハンタークロス』も新要素満載なんでしょ?
あべくん:新しいメインモンスターが4頭もいますし、狩技などの新要素も、もちろん盛りだくさんです。『モンスターハンタークロス』をプレイしてクリスマスを過ごした人も多いのではないでしょうか?
ナベッティ:ところで『モンスターハンタークロス』のクロスは、クリスマス(X’mas)にかけたわけじゃないよね? 時期が時期だけに。
あべくん:その発想はなかったです。そのクリスマスがある12月は『マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX』や『メダロット9』が注目どころですかね。
ナベッティ:ん?『マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX』は、『マリオ&ルイージRPG』と『ペーパーマリオ』が一緒になったベスト版?
あべくん:違いますよ、『マリオ&ルイージRPG』と『ペーパーマリオ』のコラボですよ。どうやら『マリオ&ルイージRPG』の続編という位置づけみたいですが。
ナベッティ:それじゃ新作じゃん!
あべくん:新作じゃないなんてひと言も言ってませんよ! しかもMIXなので、お互いのいいとこ取りになっています。
ナベッティ:そんなのおもしろいに決まってるじゃん!
あべくん:はい、おもしろいと思いますよ。一方の『メダロット9』は、クリスマス・イブが発売日です。
▲12月24日発売の3DS用RPG『メダロット9 カブトVer./クワガタVer.』。 |
ナベッティ:クリスマスはもういいよ……。
あべくん:ナベッティさんが言い始めたんじゃないですか!
ナベッティ:『メダロット9』もカブトVer.とクワガタVer.の2種類があるのか。
あべくん:例によって、どちらで遊ぶかで主人公機のメダロットが変わるみたいですね。
ナベッティ:それ、また発売日にどっちを買うか悩むパターンだ。私、いつも後で後悔するんだよねぇ。
あべくん:だったら、両方購入するしかないですね。
ナベッティ:なるほど、頭いいね。これで年末は充実だな。
あべくん:まだ2015年のラインナップは終わりじゃないですよ! 12月26日にはアトラスと『ファイアーエムブレム』のコラボRPG『幻影異聞録♯FE』の発売が控えています。
▲12月26日発売のWii U用ソフト『幻影異聞録♯FE』。 |
ナベッティ:滑り込んでくるねぇ! 来年じゃダメだったの?
あべくん:ダメだったんでしょう! 正月前と後じゃ大違いですからね。
ナベッティ:それもそうだな。アトラス×『ファイアーエムブレム』のコラボRPGって聞くだけで、なんかすごそうじゃない?
あべくん:ワクワクする要素は満載ですし、アトラスの完全新作というのも胸踊ります。
ナベッティ:『ファイアーエムブレム』シリーズはシミュレーションRPGだからどんな風になってるかイメージしづらいけど、とても完成度高いらしいよ。あれ、♯FEって『ファイアーエムブレム』の頭文字!?
あべくん:え、今まで気づかなかったんですか? 鈍いですね。
ナベッティ:大きなお世話だよ。
あべくん:まあまあ。さて、2015年をざっと振り返りましたが、いかがでした?
ナベッティ:近年続いていたリメイクブームは2015年も健在だったけど、それ以外にはスピンオフというか外伝というか、人気シリーズなんだけどナンバリングじゃないソフトが結構目立ってた気がするね。
あべくん:『大逆転裁判』や『モンスターハンタークロス』などがそれに当てはまりますね。
ナベッティ:『妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊』や『スーパーマリオメーカー』もそんな感じだしね。そんななか、完全新作の『スプラトゥーン』が大きな話題になったことはいい傾向なんじゃないかな。新しくておもしろいゲームはまだまだ作れるんだっていうところを見せつけられた気がする。
あべくん:そうですね、特に今年のWii Uタイトルは大健闘だったと思います。
ナベッティ:2016年もWii Uでは『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD』や『スターフォックス ゼロ』が、3DSでも『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』や『真・女神転生IV FINAL』が早い段階で出るし、新ハードの“NX”も次第に詳細が明らかになってくるだろうし、任天堂のこれからに注目していきたいね!
ファン投票で2015年のコンシューマソフト&アプリを決める“電撃オンラインアワード2015”にぜひご投票ください! 対象タイトルは、2015年に発売されたコンシューマソフトと同年に皆さんが遊んでおもしろかったと感じたスマホアプリです。
アプリについては、2015年以前に配信されたアプリも対象となるので、皆さんが名作だと思うものを教えてください。
投票していただいた方の中から抽選で10名様にPS Store、ニンテンドー eショップ、Xbox live、iTunesかGoogle playで使えるギフト・カード(5,000円分)をプレゼントいたします。締切は2016年2月28日(日)24:00まで。ぜひ、あなたの2015年のベストコンシューマソフト&アプリに投票してください!
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