2016年1月17日(日)
『ウィッチャー3』これぞ王道ファンタジー。洋ゲー初心者でもハマる!【電撃オンラインアワード2015】
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『ウィッチャー3 ワイルドハント』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。
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電撃オンライン読者による投票で2015年のベストゲームを決める“電撃オンラインアワード2015”。本記事では、スパイク・チュンソフトが2015年5月21日に発売したPS4/Xbox One用オープンワールドRPG、『ウィッチャー3 ワイルドハント』の魅力を紹介していきます。
“電撃オンラインアワード2015”では、2015年に発売されたコンシューマソフトや同年に皆さんが夢中になってプレイしたスマホアプリへの投票を行っています。投票していただいた方には抽選でギフト・カードのプレゼントも! 皆さんのお気に入りのタイトルをぜひ教えてくださいね!
異種族がともに暮らす世界を思う存分冒険できる!
まずは「『ウィッチャー』シリーズって何?」という人に本作の概要をざっくりと解説。本作はポーランドの作家、アンドレイ・サプコフスキ氏によるファンタジー小説をゲーム化したものです。
エルフ、ドワーフ、人間などの異種族が混在する大陸を舞台に、“ウィッチャー”と呼ばれる怪物退治の専門家・ゲラルトの物語が描かれます。
シリーズ最新作となる本作は、発売前から160以上ものメディアアワードを獲得していたことからも人気の高さが伺えるタイトル。原作小説の壮大なストーリーと練り込まれた世界観が余すことなく盛り込まれており、オープンワールドの冒険を濃密なものにしています。
RPGですのでレベルアップによる育成や装備集め、スキル習得といった要素も豊富。ファンタジー作品やオープンワールドRPGが好きな人なら、間違いなく楽しめるタイトルになっています。それどころか、オープンワールドや洋ゲー初心者でも満足できる内容だと思います!
▲シリーズ初の日本語フルローカライズを実現。50名近いキャスト陣によるフルボイスで、村人などのモブキャラクターでさえも日本語でしゃべります。 |
▲物語自体は本作で完結しているので、前作をプレイしていなくても問題なく楽しめます。前作の内容が気になる人は、公式サイトで確認しておけばよりグッド! |
主人公・ゲラルトの人生をロールプレイする壮大なストーリー
少し話はそれますが、RPG(ロールプレイングゲーム)の“ロールプレイ”とは“別の誰かを演じる”という意味。そこに選択肢や分岐といったゲーム的な要素が加わることで、“別の誰かの人生を体験できる”のがRPGの魅力の1つですよね。この点において、本作はまさにRPGらしいRPGと言えるほどのクオリティに仕上がっています。
本作をプレイしてまず驚いたのが、選択肢の多さです。プレイヤーは、ストーリーが進行するメインクエストやそれ以外のサイドクエストをこなしながらゲームを進めることになるのですが、とにかく選択肢が多いのなんの!
選択肢のなかには世界観や人物設定を知るための雑談のようなものも含まれていますが、その後の展開を大きく変化させるものもあるので、サイドクエストを1つクリアするだけでもイロイロと悩ませてくれます。
わかりやすい例が、ある村人から“盗まれた宝石を取り戻してくれ”と依頼されるクエストに登場する選択肢。クエストを進めていくと宝石を盗んだ犯人を追いつめることになるのですが、犯人が「病気で苦しんでいる家族のためにやむを得ず盗んだ、見逃してくれ」と話したところで、以下のような選択肢が出現します。
【1】奪い返して依頼人に宝を返す
【2】見逃す
【3】犯人を殺害して宝石を自分の物にする
【1】はオーソドックスな展開となり、クエストを無事達成することで報酬を得ることができます。【2】はクエスト失敗となり報酬は得られませんが、後の行動次第ではゲラルトのピンチを助けてくれる、といったアツい展開を見られることも!
そもそもの話、ウィッチャーは勇者のような正義の味方ではないため【3】のような選択肢を選ぶことも可能です。【3】のようなウワサが広まるとゲラルトの評価が下がってしまいますが、ヒール(悪役)としてのロールプレイもゲームならでは楽しみ方だと思います。
このような選択肢と分岐がクエスト間で複雑にからみ合っているので、選択によってはキーパーソンが死んでしまうといった衝撃的な展開も。“あの時、助けておいてよかった”や“違う選択を選んでいたらどうなっていたのか?”と考えながら進めていくことで、よりリアルにゲラルトの物語を体験できるワケです!
▲周回プレイで別の選択肢を選ぶことで、キャラクターたちの違った一面を見られることもあります。 |
ストーリーの展開で特に印象的だったのが、それまでの冒険で出会ったキャラクターたちが一堂に会する中盤のイベント。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、これまでのプレイヤーの行動と選択が収束されるシーンなので、長い旅路を歩んできただけに感動もひとしおでした!
クエスト自体の数も非常に多く、メインクエストを進めるだけでも約50時間、サイドクエストをクリアしていくと100時間以上は遊べるというボリュームも魅力の1つ。エンディングも複数用意されているので、周回プレイを含めてじっくりと腰をすえて遊べるタイトルになっています。
手に汗握るバトルはもちろん、豊富な成長要素も楽しい!
「ストーリーも大事だけどRPGはやっぱり戦闘でしょ!」という人も多いかと思います。かくいう自分もそちらのタイプなのですが、本作の戦闘はかなり楽しめました。
ゲラルトの前には多種多様な怪物に加えて、敵対勢力の兵士たちが立ちはだかります。ただし、基本的にゲラルトは一人旅なので1対多数の不利な戦闘になりがち。そこで役立つのがさまざまな効果を持つ“印”や“錬金術”です。
▲ゲームの難易度は4段階。難易度を下げれば、アクションが不得意な人でも問題なく楽しめます。 |
印はいわゆる魔法のようなモノで、火炎で敵を攻撃したり、精神を操作して敵を操ったりすることができます。錬金術では、剣に属性を付与させる薬品や広範囲に影響を与える爆弾を作ることが可能です。
多くのモンスターにはなにかしらの弱点が設定されているので、これらの印や錬金術を駆使して不利な戦況を覆していくのがおもしろいところ。もちろん、せっせとレベルを上げて強引にパワープレイ、という遊び方もできるようになっています。
▲怪物図鑑には弱点などの攻略情報だけでなく、怪物の生まれた経緯なども掲載されています。それらを知ることで、本作の物語を奥深く知ることができます。 |
上記の印や錬金術に加え、戦技(剣による攻撃)といった各種能力をスキルポイントで強化できます。ただし、獲得できるスキルポイントは限られているため、どの能力を強化していくかという選択も重要に。
いずれかの能力に特化させるもよし、満遍なく強化して万能に成長させていくもよし。選んだ成長方針によって立ち回りや戦術が大きく変わっていくのが本作の魅力と言えるでしょう。
▲僕は1週目は印を強化してプレイしたので、2週目は戦技を強化してパワープレイを楽しんでいます。 |
その他、世界に隠された伝説的な武具の設計図を集めるといった、RPGの王道とも言えるクエストも用意されています。入手するのは大変ですが、それだけに性能はズバ抜けているので、すべてそろえた際には「オレツエ―!」と感じられるようなプレイも楽しめますよ!
カードゲームなどの寄り道要素も満載
ストーリーやバトルだけではなく、ミニゲームなどのやり込み要素も豊富に用意されています。特にオススメなのがカードゲームの“グウェント”。グウェントはデッキを作って対戦するだけでなく、世界中のプレイヤーと対戦してカードを収集するといった楽しみもあります。
▲トレーディングカードゲームが好きな人ならまず間違いなくハマるグウェント。本編のストーリーそっちのけでカートバトルに熱中してしまうことも! |
グウェントの他、移動用の馬とともに挑戦する“競馬”や素手の強さを競う“拳闘大会”といったミニゲームやクエストを楽しむことができます。これらのミニゲームを進めていくと冒険に役立つアイテムが手に入ることもあるので、ただの寄り道要素になっていないのもポイントです。
▲拳闘大会での1シーン。不正をしてくれれば礼金をはずむという八百長に乗るかどうかはアナタ次第! |
▲対戦相手は普通に強いので、八百長にあえて乗るのもアリです。 |
本作ならではの要素に絞って紹介してきましたが、いかがだったでしょうか? もちろん、広大な世界や自由な冒険など、オープンワールドRPGとしてのクオリティも高い作品になっています。
「洋ゲーは少し苦手……」という一言でスルーしてしまうのは非常にもったいないので、オープンワールドRPGが好きな人はもちろん、そうではない人にもぜひ手に取ってもらいたいタイトルです。
[CHECK]あなたの2015年のベストコンシューマソフト&アプリを教えてください!
ファン投票で2015年のコンシューマソフト&アプリを決める“電撃オンラインアワード2015”にぜひご投票ください! 対象タイトルは、2015年に発売されたコンシューマソフトと同年に皆さんが遊んでおもしろかったと感じたスマホアプリです。
アプリについては、2015年以前に配信されたアプリも対象となるので、皆さんが名作だと思うものを教えてください。
投票していただいた方の中から抽選で10名様にPS Store、ニンテンドー eショップ、Xbox live、iTunesかGoogle playで使えるギフト・カード(5,000円分)をプレゼントいたします。締切は2016年2月28日(日)24:00まで。ぜひ、あなたの2015年のベストコンシューマソフト&アプリに投票してください!
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