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2016年1月9日(土)

『越えざるは紅い花』がPS Vitaに移植。立花慎之介さんらが出演する異国情緒あふれる恋愛ゲーム

文:るやま

 ヒューネックスは、PS Vita用ソフト『越えざるは紅い花 ~恋は月に導かれる~』を2016年内に発売すると発表しました。価格はパッケージ版が5,400円+税、ダウンロード版は4,400円+税。

『越えざるは紅い花 ~恋は月に導かれる~』

 『越えざるは紅い花 ~恋は月に導かれる~』は、異国情緒あふれる架空の世界を舞台に、登場人物たちの国同士を巻き込んで展開する濃密な恋愛模様を葛藤と信念とともに描いた女性向け恋愛アドベンチャーゲーム。2014年3月に発売されたPSP移植版が、原作全面協力のもと新たな要素を加えてPS Vitaに登場します。

◆ストーリー

 それは不治の病“腐死”により、女性が激減した大陸でのひと幕。

 南方の国・ルスで生きる少女ナァラは、北方の国・ナスラに母を奪われ、幼くして肉親を失ってしまう。途方に暮れた彼女を支えたのは、兄と慕う幼なじみの次期国王、オーリだった。

 そんな悪夢のような夜から数年後。ナァラは国王一家に養女として迎え入れられ、オーリの許嫁として過ごす日々に安寧を感じ始めていたが……。

 再び襲いくる悪夢――女を奪うナスラの大軍を前に、決断の時が迫る。掴むのは従属の未来か、それとも……。

『越えざるは紅い花 ~恋は月に導かれる~』
『越えざるは紅い花 ~恋は月に導かれる~』

キャラクター紹介

◆ナァラ ※主人公・名前変更可(声優:立石めぐみ)

 ルス王オーリの義妹という立場ながら、気位の高さを感じさせない純朴な少女。父は主人公が5つの頃に他界しており、残った母も北方の国ナスラに奪われたため、幼くして肉親を失っている。間もなくオーリと結婚するはずだったが、ナスラ軍によって攫われ……。

『越えざるは紅い花 ~恋は月に導かれる~』

◆トーヤ(声優:立花慎之介)

 1年前に王座を継いだばかりのナスラ王。故父王が定めた法に従い、一族を絶やさぬためにルスより多くの女性(主人公たち)をさらってくる。しかし同時に“ナスラ選択法”を定め、女性への暴行を禁じるなど、前王とは違った方針を出し、なんとか女性達の心を守れないかと日々思案している。

『越えざるは紅い花 ~恋は月に導かれる~』

◆スレン(声優:宮下栄治)

 ナスラの軍事司令官。戦場では王の次に決定権を持つ。異性にはたびたび尊大で強引な態度を取るのでルスの女性たちからは恐れられているが、部下たちからの信頼は非常に厚い。粗野な見かけに反して、意外と頭の回転が速く、抜け目ない。

『越えざるは紅い花 ~恋は月に導かれる~』

◆ノール(声優:鈴木千尋)

 王の最も信頼厚き側臣で、政の場では王に次ぐ発言力を持つ。優しく温和に見えるが、時に国体第一の冷血な一面をのぞかせる。恋愛に関しては一切興味がないようで、仮に女性から言い寄られたとしても笑顔でかわし続けている。

『越えざるは紅い花 ~恋は月に導かれる~』

※トーヤ、スレン、ノールはメイン攻略キャラクター。

◆ナラン(声優:杉山紀彰)

 スレンを「兄貴!」と慕い、いつもついて回っているにぎやかな弟分。純粋でまっすぐな性格をしているが、それゆえに感情面で不器用になってしまう時がある。あるルートでは、苦境に立たされる主人公の心の支えにもなる。

『越えざるは紅い花 ~恋は月に導かれる~』

◆ルジ(声優:中澤まさとも)

 周囲が花嫁争奪戦で浮き足立っている最中、普通に接してきてくれる青年。ゆったりとした雰囲気で、めったなことでは怒らない平和主義。薬師という職業柄もあり、男女問わず人望に厚く、仲裁役になる時もしばしば。あるルートでは、同じ目的のもと協力し合うことになる。

『越えざるは紅い花 ~恋は月に導かれる~』

◆セフ(声優:小田敏充)

 反対派大臣の1人息子。現在は一応、父である大臣の秘書ということになっている。放蕩者で妻を娶らず、何ごとにも不真面目。“誰とも対立しない”処世術で、のらりくらりと過ごしてきた。しかし、あるルートでは主人公の無謀さと勇敢さに感化され、少しずつ……。

『越えざるは紅い花 ~恋は月に導かれる~』

※ナラン、ルジ、セフはルート分岐攻略キャラクター。

◆エスタ(声優:牧野秀紀)

 ノールの秘書。仕事は完璧にこなすが、普段は淡々としていて、あまり愛想がない。政務補佐の右腕として、他にも仕事をしている様子が見られる。

『越えざるは紅い花 ~恋は月に導かれる~』

◆ジギ(声優:柿原徹也)※コンシューマー版追加攻略キャラクター

 エスタの部下だが、彼とは違いノールの秘書としては働いておらず、主にエスタが“もう一つの仕事”をする時のみ随行する。かつて自分を救ってくれたエスタに心酔しており、その他はどうでもいいという態度で、辛辣な言葉を吐く。

『越えざるは紅い花 ~恋は月に導かれる~』

※エスタ、ジギは攻略可能サブキャラクター。

PS Vita版のオリジナル要素

●WEB人気投票アンケートを実施

 アンケートページで人気投票を実施。1位となったキャラクターには、ボイス+CG入りの新規イベントが追加されます。(期間:1月9日~1月31日)

『越えざるは紅い花 ~恋は月に導かれる~』

●ノベルモード搭載

 松竹梅氏書き下ろしの新作3本に加え、過去に発表されたSSの一部が収録されます。

●ボイスドラマ再録

 過去に発表された、ルジの恋心が切ない“月を愛する人”+エスタED“永久の待ち人”のその後を描いた“闇の中の楽園”2編が再録されます(主人公の音声はありません)。

●PS Vita版ならではのタッチ操作

 PS Vitaのタッチスクリーン操作に対応。巻き戻しやクイックセーブ&ロードなどが完備された安定のシステムで快適なゲームプレイが楽しめる他、アラームの付いた時計機能やミニゲームも。あるとのこと。

朗読劇の再演が決定

 本作のPS Vita移植を記念し、2014年春に開催された『越えざるは紅い花 ~恋連なる~』の再演が決定。

 スレンルートのベストED後のストーリーを、原作シナリオを担当した松竹梅氏が執筆。この朗読劇イベントでしか聴くことのできない、とある事件の物語で、ゲーム本編では語られることのない登場キャラクターたちの意外な一面が垣間見える書き下ろしシナリオになっているとのこと。

 さらに再演専用シナリオとして、本編終了後にはルジ・セフ・エスタのベストエンド後のおまけストーリーが加わります。チケットやグッズ販売などの詳細は、朗読劇公式サイトでご確認ください。

◆『越えざるは紅い花』PS Vita化記念“越えざるは紅い花 ~恋連なる~ 再演”概要

【日時】
・5月7~8日(土日2日間3公演)
【会場】
・財団法人全電通労働会館
【出演】(敬称略)
・スレン:宮下栄治
・ルジ:中澤まさとも
・セフ:小田敏充
・エスタ:牧野秀紀
・ウル:雪代綾乃
・ムル:宮澤真一
・兵士:成澤卓
・トーヤ:立花慎之介(音声のみ)
・ナラン:杉山紀彰(音声のみ)
・ジギ:柿原徹也(音声のみ)
【制作】(敬称略)
・脚本:松竹梅
・音楽:真下
・主催:IGNOTE
・ゲーム制作:Operetta Due/dramatic create
・イベント制作:STUDIO La Neige
・協力:ヒューネックス/ホビボックス

(C) Operetta Due/dramatic create

データ

▼『越えざるは紅い花 ~恋は月に導かれる~』
■メーカー:ヒューネックス
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:ADV
■配信日:2016年予定
■価格:5,400円+税
▼『越えざるは紅い花 ~恋は月に導かれる~』(ダウンロード版)
■メーカー:ヒューネックス
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:ADV
■配信日:2016年予定
■価格:4,400円+税

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