2016年1月29日(金)
『いけにえと雪のセツナ』の法石は『FFVII』のマテリアのようにキャラカスタマイズが楽しい!(音楽先行公開あり)
“とりもどそう。ボクたちのRPG”をスローガンとして、スクウェア・エニックスが2016年2月18日に発売するPS4/PS Vita用RPG『いけにえと雪のセツナ』。
本作はスクウェア・エニックスが設立した日本発のRPG専門スタジオ“Tokyo RPG Factory”の第1弾タイトル。純国産RPGが隆盛を極めた1990年代。今でも記憶に残る当時のRPGのプレイフィールを追求し、“記憶に残る物語”、“記憶に残るゲーム体験を”の理念のもとに開発が進められています。
そんなRPGファンの注目を集める本作の最新情報とコラムをお届けします。開発中のバージョンに触れる機会をいただけたため、簡単なインプレッションも合わせてレポートしていきます。
今回は、キャラクターの育成にも深くかかわる“法石”という装備品に焦点を当ててお話をお聞きしました。『FFVII』のマテリアとも似た雰囲気を漂わせる“法石”には膨大な種類があるとのこと。やり込み要素としても見逃せません。
ライターズコラム:一度集め始めたら止まらない? コレクション欲を刺激するもの
●やり込み症候群の人は注意!? 戦闘に使う法石を集める楽しみも
刹那システムと並んで、本作ならではの特徴的な要素となる“法石”。その入手手段は、敵を倒すことで手に入る素材との交換になります。素材のドロップについては、特定の敵に刹那システムでとどめを刺したり、属性攻撃や連携で倒したりなど、素材ごとにさまざまな条件が設定されています。
詳しくは後述しますが、技や魔法などコマンド系の“法石”は装備可能なキャラクターが決まっているため、攻撃の属性もキャラクターに依存します。そのため、“私はイケメン&美少女以外使わない”とか“筋肉がすべて、魔法は邪道”など、キャラクターを固定して尖った遊び方をしていると、入手困難な素材も出てくる可能性も!?
例えば、セツナは“天”という属性を持っていますので、その属性で敵にトドメをさすとセツナに適した法石の素材が手に入ることもあるそうです。
セツナには回復に関する法石やMPが増える法石を装備させたいところ。中にはATBゲージのたまりが早くなるものもあるそうなので、こちらは行動速度が速いクオンと組み合わせたいですね。
もちろん、すべての“法石”を入手せずとも問題なくクリアはできるそうですが、そこはそれ。図鑑を埋めたり、アイテムをコンプリートしたりすることもRPGのだいご味です。某伝説の武具とか、某アイテムとか集めるために何時間もプレイした記憶がふつふつとよみがえってきます。
『FFVII』のマテリアと同様に自由に付けはずしができたり、装備するだけでコマンド技が使えたり、ステータスが変化したりと、カスタマイズの自由度も高いです。戦闘面では特に大事な要素の1つとなりそうです。ちなみに、法石の名前をデフォルトから変えることもできるそうですよ!
“法石”の他にも、本作ではさまざまな素材を集めて作る“料理”もあるそうなので、やり込み派のプレイヤーにはたまりません。ひと筋縄では手に入らないような隠しアイテムも用意されているようなので、腕に覚えのある人はぜひ、フルコンプリートに挑戦してみてください。
●サントラ購入欲を刺激する旋律
今でこそアニメやゲームのサントラはダウンロード販売が一般的ですが、『いけにえと雪のセツナ』のメインターゲットとなる年代の方々なら、ゲームミュージックCDの1枚や2枚は手元に残っていますよね?
根っからのゲーマーである筆者の書棚にも、『サイトロン』のアーケードゲームミュージックや、キングレコードのファルコムやKONAMIシリーズ、ビクターのナムコシリーズ、植松伸夫氏や崎元仁氏が手掛けたスクエニ作品の名盤など、多くの宝物が詰まっています。
今回の記事内で流れている楽曲も、そんな名盤の仲間入りを果たすであろう一曲です。死出の旅路につく少女を見守るような、物悲しさの中にわずかな温かみも感じられるピアノ曲。サントラCDが発売された暁には、読書のBGMとしてぜひとも手元におきたいものです。
『いけにえと雪のセツナ』最新情報
新たに公開されたのは、主人公たちの前に立ちはだかる謎の男、武器以外の装備品である“法石”の情報です。法石はキャラクターにさまざまな能力を付与できるとのことで、長所を伸ばしたり、短所を補ったりもできそうですね。
▼『いけにえと雪のセツナ』ストーリー
その島には、古来より伝わる習わしがあった。
十年に一度いけにえを捧げ、魔物の被害を抑制する。このいけにえの儀式により、島の平穏は保たれてきた。
ところが、次の儀式の年を待たずして、魔物の被害が急増し始めたのだ。
事態を重く見た島の人々は、例外であるものの再度いけにえを捧げることで魔物たちを集めようと考えた。
いけにえの名は“セツナ”。極めて高い魔力を持つ18歳の少女。いけにえの儀式が行われる“最果ての地”へ“セツナ”は護衛隊とともに旅立ってゆく――。
■主人公たちの前に立ちはだかる謎の男
◆大鎌の男
いくどとなく主人公たちの前に立ちはだかる謎の男。感情を持たず、目的を完遂するためだけに行動しています。彼の目的はただ1つ。いけにえの抹殺です。
島の平穏を保つために捧げられるいけにえを抹殺しようという彼は、いったいどのような存在なのか、物語でも重要なキャラクターとなりそうです。
■法石を装備し、キャラクターをカスタマイズ
本作では、武器の他に“法石”を装備することでキャラクターにさまざまな能力を付与することが可能です。
“法石”にはさまざまな効果が秘められており、キャラクター固有のコマンド技を発現させるもの、能力を上昇させるもの、攻撃時に状態異常を付与するものなど、自由度の高いカスタマイズが楽しめます。
法石の活用方法などを、4つのポイントに分けて紹介します。
法石を装備することで、法石に秘められたコマンド技が使用可能になります。ちょっと『FFVII』のマテリアに似たような空気を感じますよね。
装備可能な法石の数はレベルが上がることで増加します。後半へ進むにつれて、法石の力も侮れなくなっていくのでしょう。
●ポイント1:コマンド技を発現させる“法石”にひも付けられた拡張効果を使いこなす
▲主人公の魔法“ウォール”。通常だと単体効果ですが、刹那システムによってパーティ全体に効果があります。 |
▲セツナの技“セイクリッド”。単体攻撃ですが、刹那システムでパーティに回復効果をもたらします。 |
▲ヨミの“挑発”。敵のターゲットをとりますが、刹那システム発動でさらにダメージカット効果も付属します。 |
●ポイント2:キャラクターのさまざまな能力を上昇させる“法石”を活用し、戦闘を有利に
▲クリティカル率上昇効果を持つ“真理の極み”を装備。与ダメージを確実にベースUPできます。 |
▲火属性の威力を上昇する“ファイアビット”でキールの魔力を最大限に引き出します。 |
▲攻撃範囲を拡大する“カロリック”を装備。通常攻撃でも複数の敵にダメージを与えやすくなります。 |
●ポイント3:バトルで役立つ能力を発現させる“法石”も多数存在
▲“ストーンビット”は石化付与効果を持ちます。他にもさまざまな状態異常を付与する法石が存在します。 |
▲敵にトドメを刺した際にHPを回復する“ハーベスト”の法石。アタッカーにぜひ装備させたいですね。 |
▲受けたダメージを一定数跳ね返す“アベンジャー”を盾役に装備させれば、バトルはより有利になります。 |
●ポイント4:ステータスを上昇させる“法石”で長所を伸ばすも、短所を補うも時自由自在
ヨミはHPが高く、挑発の法石を装備可能なため、盾役に適任です。挑発時に刹那システムで得られるダメージカット効果に加え、HPを上昇させる“生命の理”、物理防御上昇効果を得る“鉄壁の誓い”を装備することで、さらに盾役としての能力を高めることも可能です。
[CHECK!!]素材を売却し、新たな“法石”を手に入れる
戦利品として入手することができる“法石”の元となる素材。この素材をショップに売却することで、新たな“法石”が入手できるようになります。
【1】戦利品として入手
【2】ショップに売却
【3】必要素材がそろった“法石”が入手可能に
新たな“法石”に必要な素材数はショップで確認できます。
“法石”の選び方でプレイスタイルも変わる!
キャラクターのレベルが上がっても技や魔法を覚えることのない本作では、“法石”を装備することで攻撃手段を増やしていくことになります。この“法石”を使ったカスタマイズが、キャラクターの使い勝手やプレイスタイルにも大きく影響します。
総数200以上もの“法石”はコマンド系とサポート系に分かれ、前者はキャラクター固定、後者は全キャラ共通で装備可能となっています。
気になる効果は、強力な技や魔法が使えるようになるものもあれば、強化&弱体に特化したものもあり。さらには、ATBゲージがたまった状態でバトルを始められる特殊な“法石”もあるようです。
さらなるやり込み要素として、“法石”そのものを強化&育成する仕組みも用意されているようですが、これについては次の機会に紹介しましょう。
【いけにえと雪のセツナ注目記事】
→とりもどそう、ぼくたちのRPG。スクエニ×TRFが『いけにえと雪のセツナ』を作った理由
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