『もし、この世界に神様がいるとするならば。』九鬼アキラ役・野島健児さんインタビュー完全版
“もし神様がこの世界にいるとするならば。私の願いは、たった一つ。彼と一緒に、生まれ変わりたい。”――Rejetが贈る純愛乙女ゲーム『もし、この世界に神様がいるとするならば。』より、九鬼アキラ役・野島健児さんの収録後インタビューが到着。電撃Girl’sStyle1月号に掲載されたインタビューの完全版をお届け!
▲通常版ジャケットイラスト | ▲九鬼アキラ(声:野島健児)/七科高校に転校してくる、九鬼兄弟の三男。物腰柔らかだが掴みどころがないミステリアスな人物。物事の好き嫌いがあまりなく、そのため何にでも染まりかねない危うさを持つ。 |
――収録を終えての感想をお願いいたします。
率直な感想は、これで鞄が軽くなるなと(笑)。写真を見ていただけたらわかると思うんですけれども、僕の目の前にある台本が全体の半分の量なんですよ。量でみたら、全部で10kgを超えていました。すごいですよね。それをすべて録り終えたので、ほっとしております。
――印象に残ったシーンを教えてください。
神事の際などに神主が神様の前で唱えてお伝えする、「祝詞(のりと)」と呼ばれる神に祈る言葉があるんですけれども、それをアキラが唱えるシーンが印象に残っています。なぜそれを彼が唱えたのかは言えないのですが、なかなか経験できることではないので楽しかったです。
――アキラはどんな子でしたか?
とても不思議な子です。幼いかと思えば、突然怖い部分を見せてきたり、本当に雲をつかむような存在でした。すごく秘密が多い子なんです。ここでは言えないことばかりです(笑)。そんなアキラは主人公にとって敵か味方かわからない存在、というところでしょうか。彼には彼の目的があって、主人公に接触してくるのですが、それが彼女にとっていいことなのか、悪いことなのかは……プレイしてからのお楽しみということで(笑)。
謎が多いアキラは、物語のキーパーソンですね。また、本作には一定の条件を満たすことで真相ルートにいくことができるのですが、真相ルートとそうではないルートでは彼に対する印象が異なってくるかもしれません。
――アキラが、お守りのようなものを主人公に渡していますよね?
鈴ですね。この鈴がいったいなんなのかというのは、とくに物語中で説明はされません。でも、じょじょにプレイしていくうちに、この鈴ってもしかして……と気づいていただけるかなと思います。
――メインの男の子たちとは、どうかかわるのでしょうか?
まったくかかわらないというわけではありませんが、メインの男の子たちがアキラの趣向に影響をもたらすということはないです。彼らにとっても、アキラは味方か敵かわからない存在になるかと思います。
――九鬼兄弟たちとの仲はどうでしたか?
シズカは兄のヒカルにコンプレックスを抱いているようですが、アキラにはそういったものはとくにありませんでした。あと、アキラはほかの兄弟たちとまったく一緒に行動しません(笑)。そればかりか、兄たちと敵対したり、場合によっては戦うこともあるんです。あくまで、彼は自分の目的のために動いていて、そのためならどんな手段も選ばない子なんですよね。そういう部分にアキラの怖さがあると思います。
僕にとって印象深いキャラクターが主人公なのは、彼が単独行動ばかりしていて、ほかの子と話す機会があまりなかったからだと思います(笑)。自分の世界をしっかり持っているアキラは、彼が信じるただ1つのものに向かって、まっすぐ突き進んでいます。でも、ルートによっては彼のなかに何か変化があらわれることがあるかもしれませんよ?
――兄たちと敵対することもあるということなのですが、アキラの物腰が柔らかそうな雰囲気からはあまり戦いを好まなそうに見えます。そのあたりはいかがですか?
アキラは強いです。でも、さすがにお兄さんたちには敵わないかな。でも、カラスを使役したり、いろいろな道具を使ったりしますね。かしこい子だと思います。
――本作には「もし神様がこの世界にいるとするならば。私の願いは、たった一つ。彼と一緒に、生まれ変わりたい。」というキャッチコピーがあります。もしご自身が何か1つ神様にお願いをするなら、どんなことを願いますか?
僕は欲深い人間なので、「なんでも願いをかなえられる力を僕にくれ!」って思っちゃうかも(笑)。でも、そういう力があったら怖いですよね。ちょっと悪意が芽生えたときなど、自分のメンタルだけでその感情や力を抑えないといけないですし。でも、それでもまあ……私を神にしてくれ、というところでしょうか(笑)。
――最後に、ファンの方へのメッセージをお願いします。
本作のために……みなさん働いてください! それが僕の願いです(笑)。よろしくお願いします。
(C)2015 Rejet
データ
- ▼『もし、この世界に神様がいるとするならば。』ダウンロード版
- ■メーカー:Rejet
- ■対応機種:PS Vita
- ■発売日:2016年2月25日
- ■価格:5,023円+税