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2016年1月18日(月)

『ARIA~AQUA RITMO~』をより楽しむために。アニメ振り返り&ゲームの注目点をチェック

文:Deep

 Harvestが配信するヒーリング系リズムゲーム『ARIA~AQUA RITMO~』。本作の題材である人気アニメ『ARIA』の魅力を振り返りつつ、本作の注目ポイントを紹介する。

『ARIA~AQUA RITMO~』

 アニメ『ARIA』は天野こずえさんの漫画を原作に、2005年10月に『ARIA The ANIMATION』が放映されてからTVシリーズだけで第3期まで続く人気作品。

 その人気を支えるのが、キュートでかわいいキャラクターたちと透き通るような世界観や雰囲気だ。ヒーリング系の楽曲や名セリフの数々も相まって、心を癒された方も多いのではないだろうか。

 とはいえ10年を超える長寿作品ともなると、アニメ開始当初の物語を知らなかったり、記憶が薄れてたりしている方も多いはず。ということで今一度、作品の舞台やあらすじ、キャラクターを振り返っていこう。

あらすじ・世界設定

 『ARIA』の舞台となるのは、テラーフォーミングされた火星(アクア)の都市であるネオ・ヴェネツィア。現代のヴェネツィアの風習や街並みを再現し、女性のゴンドラ漕ぎ“水先案内人(ウンディーネ)”による観光案内が人気の都市だ。

 物語の主役は、ゴンドラ観光会社“ARIAカンパニー”に所属するウンディーネ・水無灯里(みずなし あかり)。彼女が先輩のアリシアや友人の藍華、アリスといった人々とのかかわりを経て、一人前(プリマ・ウンディーネ)になるまでの成長記録が描かれる。

 なお、灯里はTVアニメ第3期『ARIA The ORIGINATION』でプリマに昇格。『AQUA RITMO』を含む以降の作品ではアイをはじめとした後輩たちも登場し、物語はさらなる広がりをみせている。

【CHECK】『AQUA RITMO』の主人公は?

 プレイヤーが新米の水先案内人(ウンディーネ)となり、ネオ・ヴェネツィアの街で出会う仲間とともに、最高のプリマ・ウンディーネを目指す。

 『ARIA』の世界観を楽しめるストーリーイベントは、アニメ脚本に参加した藤咲あゆなさんが担当。

『ARIA~AQUA RITMO~』

登場人物

 『ARIA』を語るうえで欠かせないのが“先輩と後輩”あるいは“同世代のウンディーネ”たちによる心温まるかけあいだ。ここでは灯里やその仲間たちを、“ARIAカンパニー”、“姫屋”、“オレンジぷらねっと”の3社の順で紹介していく。

●ARIAカンパニー

水無灯里(声優:葉月絵理乃)
『ARIA~AQUA RITMO~』
『ARIA~AQUA RITMO~』

 ウンディーネにあこがれてマンホームからやってきた少女で、さまざまな経験を経てプリマへと昇格。通り名は“遙かなる蒼(アクアマリン)”。「はひ~」や「ほへ~」といった言葉が口グセの、のんびり屋。

 また多感な人物で、日々の暮らしのなかで“素晴らしいもの”を見つける才能に長ける。そういった朗らかな雰囲気もあってか、知人友人を作る才能に長けており、交友関係が非常に広い。

 感じたことを素直な言葉で口に出してしまうことが多く、親友の藍華からはたびたび「恥ずかしいセリフ禁止!」と突っ込まれることも。

愛野アイ(声優:水橋かおり)
『ARIA~AQUA RITMO~』
『ARIA~AQUA RITMO~』

 灯里と同じくマンホーム出身の少女で、現在はの職階はシングル。AIRAカンパニー内の部屋に下宿している。

 現在でこそプリマである灯里のサポートをこなすしっかりものだが、以前は迷子になった際に助けてくれた紳士を誘拐犯と勘違いするなど、ややそそっかしい一面もあった。

 かつては、とある事情からアクアのことを嫌っていたが、灯里が操舵するゴンドラに乗ったことでネオ・ヴェネツィアの魅力に目覚める。

 その後、何度かネオ・ヴェネツィアを訪れたことでウンディーネを目指す決意を固めた。

アリシア・フローレス(声優:大原さやか)
『ARIA~AQUA RITMO~』
『ARIA~AQUA RITMO~』

 灯里の先パイかつ恩師にあたる人物で、現在は結婚して引退。以前から勧誘を受けていたゴンドラ協会の常務理事を務めている。

 現役時代は“水の3大妖精”と称えられたトッププリマの1人で、芸術とも言われる操舵術で多くの人びとを魅了した。通り名は“白き妖精(スノーホワイト)”。

 「あらあら」や「うふふ」が口グセの慈愛にあふれた人物で絶対に怒ることがなく、その完璧さからウンディーネの間ではある意味でアイドル化している。

アリア・ポコテン(声優:西村ちなみ)
『ARIA~AQUA RITMO~』

 ARIAカンパニーの社長であるアクア猫(♂)で、本作のマスコット的存在。元は野良猫だが、会社設立時からARIAカンパニーとともに生きている。

 見た目通りの体重なため、医者からはダイエットを推奨されているが、甘いモノが大好きなので痩せる気はないようだ。

 アニメでは灯里を不思議な世界へ導くなど、普通の猫ならざる存在のような描写もあったが、詳細は不明のまま。鳴き声は「ぷいにゅ」。

●姫屋

藍華・S・グランチェスタ(声優:斎藤千和)
『ARIA~AQUA RITMO~』
『ARIA~AQUA RITMO~』

 灯里がアクアにきて初めて友だちになった同世代の女の子。灯里よりもひと足早くプリマになっており、通り名は“薔薇の女王(ローゼン・クイーン)”。

 かなりのしっかりもの&努力家で、個性が尖った灯里たちと行動している時もまとめ役を担う。

 ツッコミを担当することも多く、それもあって口グセは「◯◯禁止!」。姫屋の跡取り娘であり、現在は支店の責任者として活動している。

晃・E・フェラーリ(声優:皆川純子)
『ARIA~AQUA RITMO~』
『ARIA~AQUA RITMO~』

 “水の3大妖精”の1人。通り名は“真紅の薔薇(クリムゾンローズ)”で、名実ともに業界トップのプリマウンディーネ。

 やや男勝りだが面倒見がよく根は優しい女性で、「怒るときは怒り、ほめるときはしっかりほめる」が信条。

 姫屋の跡取りという色眼鏡をかけずに藍華を正面から見てくれる唯一の社員で、導役を務めてプリマへと育て上げた。

 藍華も時折グチをこぼすものの晃を慕っており、藍華の通り名は晃が苦心して考えた案の1つ。

あずさ・B・マクラーレン(声優:中原麻衣)
『ARIA~AQUA RITMO~』
『ARIA~AQUA RITMO~』

 姫屋の支店で働くシングルのウンディーネ。藍華から直々に手ほどきを受けていることを受けて、自分のことを「有望株」と称するなど、やや自信家な面がある。

 また、師匠譲りか興味が有ることには後先考えずに挑戦してみる物怖じしない性格。気になった情報は、いつも持ち歩いている電子手帳にメモをするクセがある。

 ARIAカンパニーのアイとオレンジぷらねっとのアーニャとは、友人兼ゴンドラ練習仲間。

ヒメ・M・グランチェスタ(声優:水橋かおり)
『ARIA~AQUA RITMO~』

 姫屋の社長を勤める、クールな性格の黒毛の地球猫(♀)。アリア社長から篤い好意を向けられているが、さらりとかわしている。

●オレンジぷらねっと

アリス・キャロル(声優:広橋涼)
『ARIA~AQUA RITMO~』
『ARIA~AQUA RITMO~』

 前代未聞のペアから飛び級でプリマへと昇格を果たした天才少女で、通り名は“黄昏の姫君(オレンジ・プリンセス)”。口グセは「でっかい◯◯です」。

 普段は大人びた性格をしているが、時折“自分ルール”といった遊びを始めるなど子どもっぽい一面も残す。

 かつて、ミドルスクール時代にオレンジぷらねっとからスカウトを受けて入社。その異例の経歴から周囲となじずにいたところ、灯里や藍華と出会い友情を育む。

 互いに切磋琢磨し合い、欠点であった接客面や舟謳も克服したことが前述の飛び級につながった。

アテナ・グローリィ(声優:川上とも子)
『ARIA~AQUA RITMO~』
『ARIA~AQUA RITMO~』

 “水の3大妖精”の1人。“天上の謳声(セイレーン)”という通り名から分かるように、業界随一の舟謳の歌い手として知られる。

 オペラ歌手へのスカウトも絶えず、以前は本業が疎かになると断っていたが、ファンからの熱望に押される形で現在は舞台に立つことも。

 天才的な気配り上手ながら、なぜか致命的なドジっ子という両極端な属性を持っている。ちなみに、気をつけていればドジはしないが、極度に疲れるため普段はやらない。

アーニャ・ドストエフスカヤ(声優:茅野愛衣)
『ARIA~AQUA RITMO~』
『ARIA~AQUA RITMO~』

 アリスの後輩。冷静かつふわふわおっとりとした性格で、言葉が文学調になる。初対面の相手に、言葉の意味もわからず「シベリア送りですっ」と言い放つ天然な一面も。

 姫屋のあずさとは昔ながらの友人であり、のちにARIAカンパニーのアイとも友情を育む。

まぁ(声優:渡辺明乃)
『ARIA~AQUA RITMO~』

 アリスが拾った野良猫だったが、紆余曲折を経てオレンジぷらねっとの社長となる。アクア猫の子ども(♀)で若干噛みグセがあり、アリアの“もちもちぽんぽん”なおなかに噛み付いている。

【CHECK】『AQUA RITMO』のボイスは?

 アニメと同様の豪華声優陣がキャラクターボイスを担当し、さらにボイスは新規撮り下ろし。なお、あずさとアーニャは声をゲームで聞けるのはこれが初めてとなる。

『ARIA~AQUA RITMO~』
『ARIA~AQUA RITMO~』
▲オリジナルのかけあいから原作の追体験までさまざまな会話が展開。『ARIA』を知らない人でも気軽に遊べそう。

音楽

 『ARIA』の音楽は一貫したヒーリングサウンドで高い評価を受けており、一般的な楽曲はもちろん、『ARIA ~ピアノ・コレクション~ スタジオーネ -季節-』といったオフボーカル曲のCDも発売されるほど。ちなみにTVアニメとOVAで使用されたボーカル曲だけでも20曲以上に及んでいる。

『ARIA』TVアニメ・OVA使用楽曲
『ウンディーネ』 『Rainbow』
『バルカローレ』 『シンフォニー』
『Just For You』 『ユーフォリア』
『夏待ち』 『Smile Again』
『潮騒』 『コッコロ』
『雨降花』 『髪とヘアピンと私』
『七色の空を』 『明日、夕暮れまで』
『スピラーレ』 『金の波 千の波』
『鳥かごの夢』 『ルーミス エテルネ』
『横顔』 『明日、夕暮れまで』

【CHECK】『AQUA RITMO』の収録楽曲&ゲームシステムは?

 プレイ開始時に遊べる楽曲『ゴンドラ練習』『AQUA』『一日の終わりに』『ウンディーネ』の4曲。他の曲はゲーム中に条件を満たすことで開放されていき『夏待ち』『でっかいシアワセです』『RAINBOW』『横顔』『バルカローレ』などが確認できている。

 またリズムゲームの操作は、画面上から降ってくる音の玉(丸いアイコン)が白い線に重なるタイミングで、画面下の鍵盤(キャラクターの描かれた部分)をタップorフリックするだけと非常に直観的。タップの評価が“Elegant”になっているなど『ARIA』らしさも光る。

『ARIA~AQUA RITMO~』

 このように、しっかりとした世界&キャラクター設定のうえに成り立った『ARIA』の世界。Android端末をお持ちの方は今すぐ、iOSユーザーの方もまもなく遊べるとのことなので、ぜひ心行くまで癒しのリズムゲームを楽しもう。

 なお、iOSユーザー向けの直前登録キャンペーンが引き続き実施中。“好きなSRカード1枚&アクアストーン20個”をもらえるので、興味のある方は登録を忘れずに。

(C)2015 天野こずえ/マッグガーデン・ARIAカンパニー
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